リストランテ野呂

京都の二条城近くにある表記の店を友人と訪問。全国から支持される超人気店でジャンルはイタリアンをメインにしたフュージョン料理。JR二条駅から徒歩5分の場所に位置する。店内はカジュアルだけどライブ感溢れるカウンター席と2階のテーブル席、離れの個室からなる。今回は早くから野呂シェフ正面のカウンター席を予約。オーナーの野呂シェフは京都の人気ビストロ「洋食おがた」でも仕事をされ5年前にこの地で独立。

メニューは鮮魚を主にした冷前菜、温前菜、お肉色々、食材や麺・ソースの種類など組み合わせ自由なパスタ、デザートから構成されていてそれぞれ10種類以上の中から好きなものを選んで自分でコース仕立てにできるようになっている。2人の訪問だと小さなポーションにしてシェアも可能。かなり自由度が高く食材の量などもお腹に合わせてリクエストも可能。

座付はアスパラガスのスープ。香り高くて粘度も高くスッキリしていながら味わい深い。

20以上ある冷前菜で一番の人気が「魚の食べ比べ」。
新鮮な鮮魚を色々な味付けで盛り合わせで供される。

この日の食べ比べは12時の方向から時計回りに
・鰆の炙りローズマリー風味の葱たれ
・ヒラメのカルパッチョ自家製からすみとともに
・かますの炙りは芽ねぎと玉ねぎドレシング
・スモークサーモンのカルパッチョは青柚子の香り
・帆立貝柱の炙り
・ハマチの炙りは分葱の炊いたものと
・ユカタハタのカルパッチョはアンチョビとレモン
・鯛と甘エビのルクセル仕立て

京都のクラフトウイスキーのソーダー割りと一緒に楽しむ。

続いて温前菜は黒バイ貝とイタヤ貝と筍のアンチョビバターソテーを所望。アンチョビバターの塩梅がとてもいい。キノコや貝のエキスと合わさってなんとも言えない美味しさ。旨味たっぷりで穏やかで優しい味わい。

続いて香住産の名残のズワイガニの入ったクリームコロッケ。これもポーションを小さくしてシェアして供される。トロトロのソースも軽くて繊細なカニの旨味もしっかり感じることができる。

おすすめピノ・ノワールと一緒にいただく。ワインの値付けもとても優しい。。

メインディッシュは名物のミンチカツと京丹波高原豚のトンテキりんご醤油ソースの盛り合わせ。ミンチカツの材料は黒毛和牛、平井牛と三元豚の京都ポーク。

熱々のメンチカツは中はミディアムの火入れ。外はさくさくで玉ねぎの甘みが主張するデミソースにバルサミコが入っているので濃厚だけど酸味のあるさっぱりとした味わい。

B級のミンチカツとは異なる繊細な味で流石のリストランテの技巧と感心。トンテキも脂の甘さと軽さが秀逸。

パスタはホタルイカとホワイトアスパラとイタヤ貝のペンネをバジルソースで所望。これも野呂シェフの手にかかればあっという間に出来上がる。お腹いっぱいになったのでデザートはパス。

高度な技術のイタリアンをベースに洋食と和食のエッセンスを加えた独自の料理スタイルに敬服。またアラカルトスタイルで様々な客の要望にも対応し、カジュアルに好きなものを好きなだけ頂けるのはかなり嬉しい。

店を出て駅に向かっていると野呂シェフが店の前から大声で「ありがとうございました!」と頭を下げて挨拶。振り向くと両手を振ってお見送り。。店は満席なのに大恐縮。。流石の人気店と納得しながら帰阪する。

お店のHPはこちら

京都市中京区西ノ京職司町67-14

リストランテ野呂イタリアン / 二条駅二条城前駅大宮駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

イタリアンレストラン洋食 京都市

釜揚げうどん 一紀【大阪市 大国町】

西成にある表記の超繁盛うどん店をランチタイムに訪問。JR環状線の今宮駅より南西に5分ほど、国道43号線となにわ筋の交差点の一本南側に位置する。車でなければかなり行きにくい場所。ビルの1階で暖簾が目印、お店の隣にタイムズ24(駐車場)がある。

店内はカウンターが3席とテーブル6卓の全26席。昼のみの営業で、開店から常に満席の店内は広々としていて木目を基調とした温かみのある雰囲気。ご主人以外は全員女性スタッフさんで切り盛り。

大阪に数店ある、八尾の釜揚げうどんの名店の「一忠(閉店)」門下生の中の一つ。ご主人はお客様に大きな声で挨拶をしながら、うどんを湯がいたり天ぷらを揚げながら製麺も行う。
店名の釜揚げうどん(並2玉 700円)が看板商品だけど、ぶっかけや釜玉、生醤油うどん等もある。店内はカレーうどん注文率がかな高い。

おにぎりやかやくご飯などがついたセットメニュー等もあり選択肢も多く、とても利用しやすい親切なお店。今回は油かすの入った釜揚げかすつけうどん小(1玉)1000円を所望する。

しばらくして着丼。かなりインパクトのあるビジュアルのつけ汁は脂カスと水菜、薄揚げと黒胡椒。脂カスが界隈でよく見る薄っぺらいものではなくてスライスした小腸の形がしっかり残った甘い味わいのもの。その油かすの旨味が入った甘めの出汁を黒胡椒とおろし生姜の辛味が引き締める。

うどんは太めでモチモチの食感でねじれもあって手打ちそのものの味わい。喉越しも良くてストレスなくいくらでも食べることができる感じ。この店は7時半からの日曜限定朝うどんも有名で朝から行列となる。地域密着のいいお店です。

前回の一紀はこちら

大阪市西成区南開1-6-10
平日:11:00~14:00/18:00~21:00
日曜:7:30~10:00/11:00~14:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 麺料理

スタンドアサヒ 4月【大阪市 南田辺】

JR南田辺駅前にある表記の居酒屋を1年ぶりに友人と訪問。大阪3大居酒屋の一つと言われる昭和10年創業の有名店。
創業から同じ場所で営業を続けている大衆酒場としては大阪で一番古いお店と言われる。
強烈なコスパと年季の入った商品レベルの高さとその味わいが熱狂的なファンを作っている。ちなみに地元の客は「アサヒスタンド」と呼ぶ。

店内は肘掛のついたカウンター席とテーブル席が4つ、奥には半個室の席がある。調理担当は昔からのシニアの方ばかり。調理場の中で本年95歳のご主人が椅子に座って調理師さんたちの仕事ぶりを見ている姿もいつもながらの風景。お店の司令塔の寺島しのぶさんそっくりな女将さんの久美子さんのキャラが素晴らしい。。声が高くて大きいので一見怖そうなんだけど子供にはお菓子をあげたり硬軟取り混ぜたツンデレ接客が今や名物となっている。

最初に名物の「小鉢390円」をいただく。名前は小鉢だけど大きな器にしんみりと炊き込まれた南瓜、鯛の子、蕗、キヌサヤ、ホタルイカ、茄子などが盛り込まれる。これだけでビール1本くらいが飲める。

続いてこれも名物の「鯖からまぶし330円」。生すしにおからをまぶしたものでシンプルだけど、おからが鯖の酸味を和らげていてかなり美味しい。圧倒的なボリュームと完璧な味のバランスの「竹の子煮付け440円」。長芋を注文ごとに摩り下ろす「とろろ330円」は美味しすぎて2回注文する。

目の前で久美子さんが焼く「焼き鳥2本で220円」は食べ応え満点。遅がけに訪問すると売り切れの場合が多い。

この日からメニューに登場の「筍木の芽和え330円」「えんどう豆330円」も勧めていただく。おでんも何をいただいても美味しい。大きな大根は表面に細かく包丁目を入れてから煮込まれる。

最後は好物の「エビフライ990円」大きなブラックタイガーを使用しており食べ応え満点。ごちそうさまでした。

過去のスタンドアサヒはこちら

大阪市東住吉区山坂2-10-10
06-6622-1168
17:00〜22:30
定休日 日曜・祝日

大阪市 南田辺 居酒屋