東京格安蕎麦店視察①

東京でチェーン展開し、売上高規模が3年で3倍以上となっている立ち食い蕎麦店を2日間で約10店舗くらい視察。

それぞれの店の長所、立地特性や店の広さ、席数、推定原価、メニュー、価格ライン数、売価表示、提供時間、従業員数(作業人数)、推定人時生産などを拾いだして考察。

同業者の友人も同伴していたために意見交換をしながら店舗をまわる。新宿の富士そばや小諸そばなどいろいろ食したがここに書き出すときりがないのでよかったと思う2店舗のみ書き記す。

まずは浜松駅前にある繁盛店舗の「十割蕎麦嵯峨谷。」渋谷や水道橋、虎ノ門などにもあると聞き及ぶ。

この店は冷や麦も有名らしい。店前には食券機が2台。メニューはすべて低価格帯で構成。

人気ランキング1位 小あじ御飯セット。プレミアムモルツの生が150円で人気ランキング5位なのはワロタ。小あじ御飯はショーケースの見本をみるとお茶碗にごはんがよそられてもりそばと一緒にお盆に乗っている。よく見ると、御飯に魚のフレークが乗っている。鯛めしみたいなアジ飯ということ。

当然小あじ御飯480円セットをPUSHする。

食券は奥のカウンターに出し、半券を受け取って番号が呼ばれるまで待つシステム。そば粉は電動石臼製粉機による石臼挽きそば粉。ビジュアルもいい。何も言わずに頼むと、通常より太くて平たい蕎麦。細麺もあるらしい。

出てきた蕎麦は食べると食感はツルツル。噛み応えもしっかりしていていい味。しっかりと氷で締めてあって太めで角が立って舌ざわりがやや硬めのおそば。


濃いめのつゆは関東風。あじご飯はご飯の上にほぐしたあじが乗っていて胡麻がふられているだけだがシンプルな味わいで旨い。これで480円はお値打ち価格。680円くらいの価値はありそう。

きっちり冷えたプレミアムモルツ150円は価格が美味しい。。店内のBGMが「落語」で蕎麦湯も一緒に提供。。戦略とオペレーションの勝利。。

浜松町2-3-22GENZOビル 1F
03-3437-0975
蕎麦 関東地区

銀座でワイン。

出張続きで久しぶりの投稿。。4日くらいの間にいろんなものをいろんなとこで食したのでボチボチ記します。。

まずは東京に麺業態の視察のために国際会議場での展示会に参加。。。そのあと蕎麦店を翌日の昼までに10軒くらい訪問する。(報告は後日記載する)

夜は旬の繁盛店視察。今、銀座で最も入りにくいといわれている「俺のフレンチ」を晩に訪問したが6時の時点で長蛇の列。覗くとオールスタンディングで店の中は女性客のグループでひしめき合っている。

店の前は長蛇の列。。少し並んで待っていたが途中で店員が2時間待ちとの予想の報告があったためにギブアップして場所を変える。友人の知り合いの表記の繁盛店を訪問。

場所は銀座1丁目から昭和通りに向かったところ。。入り口が小さいのでわかりにくいが近に下りる階段の下には大きな箱の店となっている。

店は金属とガラスをふんだんに使っていてボトル棚にワインがずらりと並ぶ姿は圧巻。ワインは2,000円代らいの物からセラーに入った30,000円以上の高級ワインまでいろいろ。

国別にセレクトされていて世界各国のワインがいただける。ぶどう品種で飲み分けるのも楽しいであろう。それぞれのワインはテイスティングノートや産地、ブドウ品種が記載されていて酒屋さんのワインをそのままお店で飲めるような感じ。もちろんワインはほぼ原価と聞き及ぶ。

最初はお店おすすめのカヴァで乾杯。。安い泡だけど濃くもあって秀逸なり。

その次も引き続き泡を所望。(ポール シェノー ブラン ド ブラン ブリュット)強めの泡立ちでさわやかな果実のフレーバー。とてもいい暑気払いである。。。

そのあとはオーストラリアのシャルドネ君をいただいて複雑味はないが華やかで美味しいナパのビノノワールで締める。4人で合計4本いただいた。。

食事はまずはイベリコ豚の生ハムを独特の融点の低さと口の中で溶ける脂の甘さがカヴァにとてもよくあう。


トリッパと豆の煮込みもとても美味しい。。

蟹の肉が思いっきり入った卵焼きは一見キッシュやスペインオムレツのようなんだけどぜんぜんパサパサしていなくてしっとりして悩ましい食感。。

皮付きのいちぢくとクリームチーズをあわせたものも秀逸。。。白ワインにピッタンコ。

生のほうれん草の束を大量にチーズとともに焼いたのもピノにぴったり。その他いろんな物をいただいたが酔っぱらって記憶なし。。実に楽しい時間を過ごす。

スタッフさんたちも優しくてワインの扱いや解説も完璧。センスのいい料理も1000円以下の物ばかりで手頃で豊富。そして美味しい。。みんなでワイワイするのに最高。。。

支払いは思いっきり飲んで食べてどうなるのかと思いきや、旨安ワインばかりをチョイスしたので一人6000円でした。。。この店かなり値打ちあると思う。。。

東京都中央区銀座1-13-13

月~土 17:00~04:00、日・祝 17:00~23:00
03-3944-7878

バル 関東地区

広海【大阪市 住之江】 【大阪市 北加賀屋】

住之江区中加賀屋にある海鮮料理店。界隈で最も繁盛していて80席の店内はほとんど満席。理由はコストパーフォーマンス。。。同級生の坂本君が自宅兼店舗で高級な魚をリーズナブルに提供。客層もさまざまで家族連れから会社帰りまでいろいろ。

お店はカウンター席と掘りごたつのテーブル席、その奥は座敷。。どこも大勢でワイワイガヤガヤと賑わっている・・・

まずはビールをいただき料理がくるまで蟹身と蟹爪の酢の物をいただく。。普通に美味しい。。魚料理以外にもいろいろと居酒屋メニューがそろっている。

蟹はいずれも900円なり。海老蟹好きの私はとても嬉しい。。。

店内には大きないけすが2つ。鱧やヒラメ、オコゼやアコウなど高級魚も泳いでいる。。

しばらくすると造りの盛り合わせが登場。。。オーダーしてからさばくのでコリッコリである。写真は2人前。。。価格は3500円。ボリュームも満点。

コリコリの鮑も丸ごと一つついて、天然のハマチは異常なほどコリコリしていた。。かなり美味しい。。ヒラメも新しすぎる。。剣先烏賊や活だこも秀逸。本マグロのカマのトロも臭みがなく(私は食していないが)この内容でこの価格とは信じられないと同伴した弊社料理長は言っていた。

 

大きな生わさびもいい仕事をしている。

天ぷらも盛り合わせをいただく。。大きな海老と穴子が鎮座。。いろんな種類の野菜もかなりおいしい。うす衣に包まれた大量の熱々の天ぷらは写真が一人前で1000円。サクッとしていてカラッと揚がっている。。驚愕の価格である。茄子にアスパラ、カボチャ、たまねぎ。どれを食しても美味しい。。

4人で2皿いただくとお腹いっぱいになる。。

ここで魚の塩焼きや煮付けなどもあったがもう一度作り盛り合わせ2人前を所望する。今回は生ウニ、サーモン、シマアジが入ってこれもまた超豪華。。イカの上にウニをのせて食せば麦焼酎がドンドン進む。。

お酒をしこたまいただいて一人5000円の勘定なり。。いいもんを安く提供すれば必ず繁盛すると言う事例のような店。。

大阪市住之江区中加賀屋4-3-23

営業時間17:00~24:00
定休日 月曜

 


 


 


 

 


 



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