過日に表記基地にて予期せずして防衛大臣からの感謝状を頂くこととなる。
そのあと基地司令と海軍カレーの昼食会。海軍カレーは、大日本帝国海軍に由来を持つカレーライスで特徴はカレーに小麦粉を炒めて作ったルーを使うことらしくでその流れを引き継ぐ海上自衛隊のカレーライスは、副食としてサラダ、牛乳、ゆで卵がつかられ艦内での乗組員の栄養に配慮していると聞く。
カレーライスの材料は、そのまま調味料を醤油と砂糖に代えると、そっくり肉じゃがになるため補給の面でも具合がよいので軍隊食として普及したといわれる。
現在も海上自衛隊では毎週金曜日にすべての部署でカレーライスを食べる習慣になっている。長い海上勤務では、外の景色はほぼ変わらず、交代勤務であるため休みの曜日が決まっているわけでもないため、曜日の感覚がなくなってしまう。それを呼び戻すためであり、調理員(給養員)は、腕によりをかけて、オリジナルカレーの完成に努め金曜日にカレーを食と聞き及ぶ。
カレーポットに入って出てきたカレーはこんな感じ。幹部専用の食堂で頂く。。味も深くてコクもありかなり美味しい。いわゆる英国風のカレーライス。柔らかく煮込まれた牛肉がたっぷりはいる。
現在、海上自衛隊で食されているものは「海上自衛隊カレー」とまとめて呼ばれ、現在では各艦艇・部署ごとに独自の秘伝レシピが伝わるために作られるカレーは艦艇・部署ごとに異なり、単一の味とレシピは存在しないといわれる。「XXXスーパーカレー」(XXXは艦艇番号など)というような呼び方をする。
南極観測でおなじみの砕氷船「しらせ」はエビやアサリ、イカを使った「しらせシーフードカレー」がとても有名である。また潜水艦の「はやしお」の激辛カレーも有名である。
一般公開されているレシピ集を見ると最後の仕上げにとんかつソースやインスタントコーヒーを水で溶いたものガラムマサラ、牛乳、醤油、ケチャップ、バターなど隠し味に味にコクと深みを増すものが多いと見受けられる。
カレーライスと別にフライの取り合わせ。烏賊と海老とオムレツと野菜。。とってもゴージャスである。タルタルソースも自家製。。
デザートも飾り包丁が入りとっても麗しい。
帰りに潜水艦「おやしお」を見学させて頂く。狭い艦内で2ヶ月くらい潜ったまま潜行することもあるらしい。シャワーは3日に一回。娯楽は食堂にあるビデオのみ。ベッドは3段で超狭い。。人知れず国を守る日本の宝である潜水艦乗務員に感謝。
海上自衛隊のそれぞれの艦船のカレーレシピはこちら