いわたや大衆食堂

別の友人と再度えべっさんに行く。毎年何度か行く。。。私と行くと商売繁盛になるらしく(私とこはイマイチなんだけど・・)誘われて毎年数人の友人知人と出向く。数年前からえべっさんにもお弁当を納めさせていただいている。

*写真の福娘さんはロシア人といっていた。。一緒に写真を撮って頂く。。

その待ち合わせに新今宮のガード下の表記の店を訪問。横の立ち飲み店は同じ名前だが経営は別。

4件並ぶ飲食店のすべてがホルモンが名物である。味付けもよく似ている。まさに西成のソウルフード。

昼間はお惣菜が並んでおり、好きな物をチョイスするスタイル。常連らしきおっさんが「兄ちゃん!西成署の刑事みたいやな!!」と開口一番に声掛けされる。負けてはいけないので「なんでわかったんや?!」ととりあえず返す。

「ワシぐらいになったら警察官は一目でわかるんや」とのこと。これ以上は返さずにワンカップの燗とホルモン煮込みと真っ赤っかの明太子を所望。

酒乱のおっさんもよく出会う。学ぶべきは店主のあしらい。この辺りで商売をするコシの強さをいつも拝見して勉強させられる。

メニューは

大ご飯(170円)*ご飯は大・中・小それぞれ10円の差額がある。

ホルモン汁(160円)・マグロのスキミ(250円)ホルモン煮込み(200円)・大瓶ビール(480円)・焼うどん(370円)・チューハイ(330円)・鮭のカマ焼き(200円)・マカロニサラダ(200円)

ホルモン汁とホルモンうどんはこの店の名物。。最近少し値上げしたようである。

ホルモン煮込みは西成ではよく見かける。「ホルモンに」ではなくこの店では昔から「ホルモンだき」と言われる。

牛ではなく豚の肺(通称 黒)と腸(通称 白)を煮込んだ一品。黒はとても軟らかくグミのような食感。口に入れた時に弾力がある。口の中でくちゃくちゃ言わせながら酒を飲みテレビを見る。

中には脂身の多い小腸の白い部分も以外にあっさりしている。「黒多め白少ないめ」という注文をする。荒くつぶした唐辛子との相性は抜群。。地方の友人を連れて来たら大喜び必至。

大阪市西成区萩之茶屋1-1-11

06-6641-5305
営業時間:8:00~20:00
席数:12席

いわたや大衆食堂定食・食堂 / 南霞町駅新今宮駅動物園前駅


カテゴリー 動物園前, 居酒屋 |

すし寛 2013

えべっさんの帰り友人と表記の寿司店を訪問。動物園前から新世界とは逆方向へかなり怪しい飛田本通商店街の動物園前二番館にある地元の創業60年の老舗寿司店。商店街の中でおじさんが座ってお酒を飲んでいたりおばあさんが座って一日中花を売っていたり西成で最もディープな場所の一つである。

気の置けない友人との普段使いにぴったりで驚異のコストパフォーマンスは時折感動さえ覚える。ちょっとええ寿司行くときは夕陽ケ丘の「まさる」この2店は何度行きまくっても飽きない。

まずは生ビールで乾杯。あては焼きたての出し巻き。。なかなか寿司屋でこれを出す店はない。卵は熱々のフワフワ。上にかかった煮詰めがビールによく合う。

そこからあてを頼んで飲みまくる。まずは鯛の子。大振りで美味しい。盛りつけも繊細なり。

トコブシ。。。原価で一つ130円くらいはする。。5つ入っているんで原価だけでも700円くらいか。。。いくらで売っているのかわかんない。新地だとこんな小さい器でも3000円くらいはするであろう。ショーケースの中には高級魚や高級素材を使ったあてがずらりと並ぶ。。すべて制覇したい気持ちになる。

鮮度抜群のしらさエビの炊いたの。。盛りつけの美しさも秀逸。ミソも旨過ぎ。。この頃になるとすでに満席。

伊勢産の酢牡蠣。。いろんなところで同じものを食すが鮮度と味の濃さミルキーな感じがより濃い伊勢産が私は好み。。下処理も丁寧でプリプリの仕上がり。

ここで握りを所望。。まずはヒラメ。。今が一番美味しい時期。かなり大きな天然物だった。。味は透明感があって淡白なんだけどあとで甘みが広がる。

巨大な甘エビは2匹並んで握られる。これも鮮度がよくプリプリである。。

石川産の天然ブリの握り。脂があり過ぎて醤油がのらない。でも養殖とは違う天然ブリのしっかりとした食感と上質な脂は焼酎のお湯割りと相性がドンピシャ。

大好物のたいらぎ貝。。かなり大きな上物を仕入れられておられる。

ここでヒレ酒を頂く。お正月も営業されていてずっと満席が続いているとの事。。さすが地元の名店である。。ヒレ酒もとても美味しく何杯もお代わりをしてしまう。

この店は小上がりもあって家族連れも多い。子供を連れて行くと食べやすい様に1カンを包丁で綺麗に2つに切ってくれて食べやすいサイズにしてくれる。

オレンジ色に輝く雲丹もめちゃ甘。。。ホント美味しいねえと友達の談。

巨大な子持ち昆布も秀逸なり。こういうのを食すとおめでたい感じがする。。ああお正月なり。。。

目の前にあったキンキを酒蒸しにしてもらう。新鮮なので身が爆ぜてプリプリ状態。ポン酢で食と甘々である。肝も美味しいし魚のエキスと脂のはいった煮汁がゼラチンでトロトロ。コラーゲンたっぷり状態。。。昆布の味と相まってかなり旨い。大きな鉢に入った大振りのキンキ一瞬で完食。

一匹丸々握られる煮穴子はさっと炙られて供される。。。お酒がドンドンすすむ君。

春野菜の天ぷら盛り合わせ。のびる、ふきのとう、たらの芽など。。。頭が良くなりそう。この頃になると満腹中枢神経が麻痺をしてくる。

その日のアテやおすすめの食材が産地と共にホワイトボードに書かれている。値段の表示はないが全く気にならない。職人さんは3人。先代の息子さんが奥さんと共にお店を仕切る。お母さんがいててよく賄いの粕汁やぜんざいをいただいたものである。

巨大な赤貝もいい香り。。新鮮でコリコリ。。。

友人は〆はトロ鉄火。。。とろけると言っていた

私は焼きたての鰻巻きで終いする。。この日は私だけでビールを2杯、焼酎3杯、ヒレ酒4杯で一人6000円なり。。世間相場の半額。北新地の1/4の価格なり。。

定休日は毎週月曜日、営業時間は3時半~深夜12時。。日曜日の昼酒にもぴったり。。寿司もうまいしアットホームな接遇がとても心地よい。。えべっさんの帰りにぴったり。。

大阪市西成区太子1-15-2
 06-6641-6654
 15:30~24:00
 月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

カレー専門店 JJ

私どもの会社からすぐ近くのいつも普段使いするカレー専門店。加賀屋センターロードという商店街の脇にあるお店。昼間はいつも地元の常連でにぎわう。

店内は、L字型カウンターのみの10席ぐらいが定員。清潔感もあっていこごちもいい。創業以来の手作りルーはタマネギ、人参、ニンニク、リンゴ、バナナなどの野菜や果物をミキシングして丁寧に炒めるところから始まる。時間がかかる仕事であるが独特の甘みや旨味のベースになっている。

それをスパイスと合わせてしっかりと煮込む。とてつもない時間と手間を創業以来ちゃんとかけて作るカレーは旨くないわけがない。一口食すと野菜と果物の味が咥内にふわっと広がる。甘みの中に奥深いコクがある。

デフォルトのJJカレーは500円、私の好物のエビカツカレーは800円、イカリングカレー700円、フィッシュカレー700円、あらびきカレー 700円、れんこんカレー700円、唐揚げカレー700円、なすびカレー700円、チーズカレー700円というラインアップ。
この日は辛口のエビカレーを所望。

いつもながら店内のテレビを見ながら美味しく頂く。野菜やフルーツの個体感は食す人の好みであるが私は気にならない。スパイスも利きすぎず優しい口当たりで特にとんがったところはないんだけど食べ飽きず普段食べるカレーとしては秀逸。

テイクアウトも出来てここのカレーで作るカレー鍋は自宅での団らんにぴったり。チキンブイヨンで希釈して手羽先や湯がいたすじ肉、ソーセージにキャベツ、水菜、しいたけ、えのき、しめじ、白葱、ピーマン、大根、じゃがいもとかいれて食す。〆は冷やご飯にチーズを入れたリゾット。。最高だぜ!!

住之江区中加賀屋3-9-7

営業時間11:30~19:00

定休日なし

カレー専門店JJカレー / 北加賀屋駅住之江公園駅住吉大社駅


カテゴリー 北加賀屋, 住之江公園, カレーライス |