アングル  *塚口の老舗カレー店

平日の夜に一人で尼崎の表記のカレー店を訪問。阪急塚口駅前の昭和を感じさせる「さんさんタウン」という商業施設の1階に位置する。駅に繋がる商店街ビルみたいな感じだけどあまり機能していない感あり。1978年の創業なので47年続く老舗専門店。すぐ近くにピザ専門店とパスタ専門店がある。こちらも地元では有名。界隈にコインパーキングたくさんあり。

ファザードも年季が感じられる。薄暗くてレトロな店内はコの字型カウンター16席。BGMはクラッシックでヨーロピアンな感じ。

創業当時からあるビーフシチュー1350円と大きな肉の塊が入った特選ビーフカレー1350円が有名。こちらのお店の一ヶ月の牛肉使用量は1.5トンでカレーに使用するベースの出汁を取るためだけにその3分の1を使っているとのこと。今回はデフォルトのビーフカレーライス930円を注文する。

しばらくして着皿。カレーはスパイシーだけどそこまで辛くはない。赤ワインの効いた濃厚で強めのコクとパンチのある玉ねぎなどの野菜の旨みたっぷりの食味。ルーだけでも食べ応え満点。。。昔のレストランの欧風カレーってこんな感じだったなと記憶が蘇る。口直しは福神漬けではなくゴマ油で調理したザーサイを使用。

食後にババロア250円を所望。量もしっかりあって口直しにピッタリ。カレーの辛さが取れる最高のデザート。さすがの老舗の貫禄を感じさせるいいお店です。

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尼崎市南塚口町2-1-2 塚口さんさんタウン2番館
06-6426-6900
[月~土]11:00~23:00
[日・祝]11:00~22:00

カレーライス 兵庫県

来夢来人 *豊中の創作中華バル【大阪府 豊中市】

豊中の創作中華の店を訪問。阪急岡町駅から徒歩1分の商店街の入り口付近に位置する。

外見は完全な街中華。赤い暖簾が目印。先代から引き継いだ現店主が店をリニューアルし内容も創作中華にシフトチェンジしたとのこと。お店はオーナーシェフと奥様で切り盛り。昼は昼飲みで夜は中華バルらしい。事前予約でコース料理を提供。

店内はカウンターと奥にテーブル席。今回はオープンキッチンを臨むカウンターに案内いただき6600円のコース料理をブロガーの友人と一緒にいただく。

クラフトビールと共に前菜が4皿登場。旬の筍の炒め、大きな鰯の黒酢煮込み、名物のレバーパテ春巻は濃厚な鶏レバーパテをパリパリの春巻の皮で包み甘酸っぱいグレープフルーツジャムをトッピングしたもの。白菜の塩漬けと一緒にいただく。ホタルイカのネギソース掛けはとても繊細な味わい。

続いては豚肉と青さのりの入った水餃子を蛤のスープでいただく趣向。蛤エキスは滲み出た薄味のスープがかなり美味しい。

ピノグリを使ったスパークリングを合わせる。ワインのこだわりも強く、価格もかなり優しい。様々な種類のワインがセラーに並ぶ。

砂肝の炒めを葱餅で包んだ物。上にパクチーが添えられる。

小籠包とブルーチーズの入った蒸しパンこれがスペシャリティらしい。当然のことながらワインによく合う。

金目鯛と豚のミンチを豆腐で挟みその上にソテーした金目鯛を乗せて餡掛けにしたもの。脂の乗った旬の金目鯛はふわふわ食感。フレンチか和食を食べている錯覚に陥る。

静岡産の猪と白菜の炒め。ボリュームもたっぷりで食べ応えあり。臭みや癖は全くない。

何度も味見をしながらフライパンを振り続ける。

食事はおこげの上に新物のしらすを乗せたもの。

奥様担当のデザートはトロトロの杏仁豆腐の上に金柑の炊いたものが載せられる。これで6600円は破格の値付け。お腹がはち切れそうになりながら店を出る。

豊中市中桜塚1丁目2-4
11:30~14:00 17:30~21:00
日曜定休
06-6852-1316

大阪府 豊中市 中華料理

堕楽暮 4月 *阿倍野スパイス料理の鬼才【大阪市 松虫】

阿倍野にある表記のスパイス料理店を一人で訪問。チンチン電車の松虫駅に隣接。天王寺駅からは2駅で約5分くらい。昼はスパイスカレー、夜はカレー含めてお酒のアテになる様々なスパイス料理を提供。現在大阪を代表するスパイス料理店と言われている。。

こちらの店主のカッキーさんは月の半分以上は全国のイベントや有名店とのコラボに出店されていて実店舗での営業日はかなり限られる。こちらで営業の際は全国から集まる巡礼者のような客(ほとんど1人で来店)の予約で常に満席となる。

また地方に行かれるたびにその場所ならではの個性的な食材やお酒を仕入れられるのでそれをいただくのも楽しみ。店内はカウンター席とテーブル席。一人用の大きなソファー席もあり、この席に座ると帰ることを忘れてしまう。

この日はおすすめのアルザスのオレンジワインとそれに合わせた料理を所望。

名物かすエッグ600円は生胡椒がポイント。自家製マヨネーズでいただく。焼けた油カスの香ばしさがなんとも言えない美味しさ。ここにトリュフが入れば最高だなと思いながら完食。

若鮎のスパイスコンフィ500円。。火入れは強くないので鮎の味わいがよく感じられる。ワインとの相性がとてもいい。スパイスの加減も柔らかで食べやすい。。

ラムのカイノミと辛子菜の黒酢豆豉炒め900円。ラムのカイノミは初めていただいた。しっかりとした食感で噛めば噛むほど味がある。豆豉を合わせた黒酢もパンチとコクがあってかなり美味しい。地味だけど唯一無二の味わい。

お酒にあうスパイスなデザートもおすすめ。こちらは相棒の「小麦のレ」さんの担当。この日はイングランドの伝統的なお菓子の苺とアニスとクラフトジンのイートンメス600円を注文。アニスの甘いスパイシーな香りが秀逸。メレンゲの食感も良くて懐かしく穏やかな味わい。

ワインが余ったのでデザートをもう一品いただく。タスマニアペッパー薫るマダガス産バニラのプリン。。美味しすぎて大人の味すぎて卒倒。。生のバニラビーンズの搾りたてを使用とのこと。

4月のスケジュールはこちら。営業日多めです。22日の「小麦のレ」さん主催のサンドイッチナイトもかなりおすすめです。予約はインスタから・・・

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

大阪市 松虫 カレーライス