天満に用事があって地元の友人と表記の店にお好み焼きを食しに行く。というか無性に自分でお好み焼きを焼きたくなって過去によく通ったこちらのお店をチョイス。マスコミ露出率も高く天神橋筋商店街の紹介の際によくテレビで放送される。こちらは界隈では珍しい大箱店にも関わらず時分時はいつも満席、週末は路地に長蛇の列が出来るのでも有名。
この日は18時前の訪問で3組待ち。10分ほどで入店してビールと名物の千草焼きと牡蠣お好み(共に950円)を所望する。女性ばかりの完全な家族経営で70年間続いていると店員さんが言っていた。別の人は50年と言っていたが・・・・
場所は天満駅から徒歩2分くらいなんだけど場所がごちゃごちゃしているのと目立たない路地に入り口があるためにかなり判りにくい。お店は昭和感が満載。客層は観光客から地元民までかなり色々。きびきびと動き回る5人のフロア係のおばさんが9個の4人掛けの鉄板を廻ってお世話をする。
真ん中に大きな鉄板が鎮座。そちらでリーダーのような怖い感じの姉さんがひたすらオーダーの通った焼きそばを焼きまくる。その手さばきはとても見事でずっと見とれてしまう。焼きまくりながら会計もしてスタッフにパッシングなどの指示を入れまくる司令塔のような役割をされる。
生地の中に大きなロース肉が入る千草焼きは他のお好み焼きと焼き方と生地が違うのでお姉さんがずっと担当する。これだけは生地にかつお出汁と別に豚骨スープが入っていると昔聞いたことがあるが確かではない・・・
混ぜ込んだ生地を特上ロースの形の楕円に敷いてその上に豚肉を置いて再び生地を重ねる。特に違いがないじゃん・・と思いながら見ていると4分後にひっくり返しに来られる。またまたしばらく放置(約5分)してから思い出したように再びひっくり返しに来られる。
たぶん蒸し焼き状態にするのがコツなのであろう。仕上げに3分くらい焼き込んで再度ひっくり返して2分で出来上がり。マヨネーズ、辛子、ケチャップ、ソースをかけて最後に芥子の実をかけていただく。
キャベツの甘味が特徴的な生地は表面はぱりっとしながらもしっとりふわふわで豚ロースも生地の中でしっかりと主張してビールにぴったりの味わい。「おいしいね〜」とつい声が出る。。。
カキオコには丸々と太った大きな牡蠣が5個入る。フロア係のお姉さんに指導いただきながら牡蠣を破らないように慎重に生地を混ぜる。空気を入れるように外から内に丁寧に・・・・鉄板に生地を載せて牡蠣を並べてその上に残った生地をかけてしばらく放置。
気合いを入れて焼いたけど最初にひっくり返すときに真ん中から破壊されてしまい残念な結果となる。。しかし最後は修正してもらって今シーズン最後のプリプリのカキオコを美味しく頂きましたとさ。
天神橋筋商店街はお好み焼きの激戦区。その中で不動のリーディングストアとして長年にわたり大繁盛を続けるこちらのお店は訪れる人を幸せにする見えない空気が満ちあふれている。次回は休日の昼に訪問して豚の形をした豚玉を焼く予定。
帰りは19時の時点で長蛇の列。推定1時間待ち・・・USJといい勝負だな・・
北区天神橋4−11−18
06−6351−4072
11:30〜21:00
定休日 火曜日