2025年01月

ニューとん助 1月【大阪市 北加賀屋】

住之江区の表記の老舗洋食店を訪問。大阪メトロの北加賀屋駅から南に徒歩7分。加賀屋商店街の外れに位置する。私どもの会社から近いので昔からランチタイムによく訪問するお気に入り店。白い綺麗な暖簾が目印。店の横にコインパーキングあり。

昼間の3時間だけの営業で開店から閉店までずっと満席で行列が絶えない。11時開店なんだけど常連は10時20分ごろに訪問すると1巡目で時間前に入店できることが多い。この日も11時半になると店内で10名、店外で約15名のウェイテイングとなっていた。12時を過ぎると1時間待ちとなる。

インスタでもバズりまくりなので客層も色々。カウンター11席の店内は洋食店と思えないくらい綺麗で清潔。高齢のオーナーご主人夫妻と若いコックさんとサービスの女性で切り盛り。

店名通りとんかつがマストメニューで物価高の現在も10年以上値上げをされない姿勢とコスパにいつも敬服する。大きなサイズの「Wとんかつ」も男性客には大人気。ふわふわ食感のハンバーグ900円や私も大好きな食べ応え満点の海老フライ1000円もおすすめ。

「ポタージュスープ300円」もを所望お店のスペシャリティ。フライパンに湯を入れて玉ねぎとエビの叩いたものを入れて、そこにベシャメルの素と牛乳を加え大量のおろしニンニクを入れてから塩胡椒で味を整える。大さじ3杯くらいの化学調味料も大切なポイント。かなりのワンパクでパンチの効いた後をひく味わい。この日は会社で会議があったので控えることにする。この日はヘレテキ(原文通り)3000円とライス100円を注文。

しばらくして着皿。艶かしく輝く肉のビジュアルに気分が上がる。いつもながらたっぷりと肉の上に掛けられたニンニクが効きまくりのドミグラスソースがとても美味しい。最初にフライパンで切れ目を入れた肉を焼き込んで、大量の自家製ソースをぶっかけて煮込むように火入れする。

ソースのたっぷりかかった柔らかい肉とご飯の相性はとてもいい。一口いただくごとに元気が漲る。ソースにパンチがありすぎて肉の味はわからない。でもそれがいい。ヘレステーキWは4500円。

会社に帰って歯を磨いてマウスウオッシュしてコーヒー飲んで口の中を整える。地元の至宝のようなお店です。ごちそうさまでした。

過去の記事はこちら

大阪市住之江区中加賀屋3−1−22
電話 06-6685-4096
営業時間 10:51-13:50
定休日 日曜日・水曜日・木曜日

大阪市 北加賀屋 洋食

まさる 1月【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

30年近く通っている夕陽ヶ丘の寿司店を一人で訪問。個人的に大阪では一番美味しい寿司と自分では思っているお気に入りのお店。

大阪メトロの四天王寺夕陽ヶ丘駅から坂を下って西に徒歩5分。阪神高速松原線の高架の下の奥まった裏通り、スーパーライフの北側に位置する。小さな表札だけで看板等は無いのでわかりにくい。店の周りにたくさんコインパーキングあり。

L型のカウンターの店は吉村店主と見習い職人が1人。厳つい顔のご主人の握る上品で超小ぶりの寿司は粒の立ったシャリの美味しさと喉に落ちた後の香気が特徴。

この日は無理を言って17時の開店前に入店し、熱いお茶と共にアテなしで握り寿司だけを食べることだけに集中してご主人とマンツーマンで楽しむ。

シャリの酢は白酢を使用。握りの所作も美しく手数もかなり少ない。最近よく見るような最後に手のひらで握り込むような下品なことは一切されない。

この日の握りの扉は大葉を鋳込んだ細魚からスタート。続いて紅葉おろしと葱を乗せたかわはぎ。旬の鯛は塩でいただくと身の味が濃く感じる。皮目を炙ったカマス、肝と芽ねぎを乗せた北海道のキンキ、甘々の剣先いかと続く。

独特のフォルムで握られる締め鯵(これがこの日のMVP)、北海道産の雲丹、香気の高い旬の赤貝、好物のえんぺらの部分を使った煮鮑、名物の車海老は頭の味噌が中に鋳込まれる。丁寧に海老に筋を切っているのでスルスルと喉に入る。最近この形の海老の握りを出す店が増えたが、いただくと全くの別物であることがわかる。

瑞々しいイクラ、この日は少し濃いめの味つけの煮蛤、レアに火入れした卵と味噌を乗せた渡蟹、北海道産のつぶ貝にはブラックペッパーがかけられる。海苔巻きにした熱々の鰻、野菜が入った袱紗卵焼きでフィニッシュ。

一通りいただいて17貫。これ以外にもマグロ、トロ、大トロ、漬け、煮穴子、穴子白焼、鱚、小肌、平目、のどぐろ、貝柱、煮あさり、たこ、あん肝、芽ねぎ、太刀魚、生げそ、えび踊り、白菜、椎茸などがある。巻物も約20種類という圧巻の食材の揃え方にいつも敬服する。

今回は入店してから退店まで30分1本勝負でした。会計は北新地の半額以下。誰を紹介しても喜んでいただける佳店です。。

過去のまさるの記事はこちら

大阪市浪速区下寺2-3-10
06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00  日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司

木村香辛料飯店 *オープン【大阪市 姫松】

阿倍野の表記のスパイスカレー店を訪問。本年1月11日にオープン。以前は昭和町駅近くのスペイン料理店で間借り営業されておられ今回、万を期してのスタート。阿倍野筋の播磨町交差点の北西あたりに位置する。店内はカウンター4席のみ。

店主のユースケさんが作るインドの炊き込みご飯の「ビリアニ」が昔から有名。

こちらの店ではそのビリアニにカレーのついたプレートをいただくことができる。カレーは3種類でこちらの店を代表する「豚バラの鰹出汁カレー」と酸味がクセになる「鯖の梅出汁カレー」と「月替わりカレー(この日は生姜とネギの鶏出汁カレー)」となっている。

カレー1種が1300円、2種で1500円、3種で1700円となっている。この日のビリヤニは出汁で炊いた大根と鯛のビリヤニで和風テイスト。この日は月替わりと鯖のカレーを所望する。

しばらくして着皿。ふんわりと出汁の香りのするバスティマライスは丁寧にふっくらと炊き上げられてかなり美味しい。お茶漬けにしても良いくらいの仕上がり。今までのインディカ米のイメージを覆すもの。鶏出汁カレーも優しい味わいで生姜がしっかり入っているので体が温まる。好物の鯖カレーは梅の酸味がたまらない美味しさ。

副菜は燻製チーズといぶりがっこのスパイスチーズサラダ、しば漬けサルサ、黒雛豆、りんごのライタ(ヨーグルト)など。最初に一口ずつ味わってから全てを皿の上にぶちまけでスプーンで混ぜてレモンを絞っていただく。色々な味が混ざり合うんだけど全てに昆布出汁が入っているのでマイルドで馴染みのある懐かしい味わいとなる。バスマティライスと混ざって食感の異なりを含め、味の織りを丁寧に紡ぐ唯一無二の繊細なカレーでした。あっという間に完食・・・・ごちそうさまでした。

お店の情報はこちら

大阪市阿倍野区万代1‐6‐3
11時〜

大阪市 姫松 カレーライス