2024年10月

立ち食い寿司 越中屋 ジュニア【大阪市 天下茶屋】

アメリカ出張の帰りに関空からラピートに乗って天下茶屋に下車し、表記の寿司店を訪問。

店は南海線天下茶屋駅の高架の真下にあるショップ南海という商業施設の北側の入り口付近に位置する。無地の暖簾だけが掛かっていて看板もないので知らなければ通り過ぎてしまう。今年1月から西成の老舗寿司店の越中屋本店のご子息がこちらで立ち食い寿司業態として若い調理師さんと2人で切り盛り(そのため店の名前はジュニアと言われる)。

客層も広く地元の常連客をはじめ南海電車に乗って遠方から来られる客もいる。最近はSNSやメディアでもよく掲載されていて「Meets」という雑誌の最新号にも大きく掲載されていた。人柄の良いご主人はとても研究熱心で一生懸命に仕事に向き合っていることがよくわかる。又、父親の店同様に客一人一人の顔と名前を覚えておられることに敬服する。立ち食い業態だけど最近は予約なしでは入れないくらいの人気。

訪問時間も遅かったので貸切状態。玉子焼きときゅうりはお酒の肴としてサービスいただく。

鰻白焼800円は皮目がパリパリに焼き込まれたもの。茗荷の酢漬けがいい口直しとなる。

握りはケンイカ200円(全て1貫の価格)からスタート。全て価格が明示された明朗会計。続いて丸々と太った北海道仙鳳趾の牡蠣250円。ケンイカげそ200円はコリコリの食感。

カワハギ肝のせ300円はおろしポン酢で供される。軽く締めた鯵200円も地味に美味しい。牡丹海老昆布締め400円は海老の水分が抜けて旨みたっぷり。好物の車海老600円は頭の味噌が甘い。新いくら400円の醤油漬けでフィニッシュ。

過去の記事はこちら

大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
080-3033-2476
営業時間:17:00〜22:00
定休日:月曜日

大阪市 天下茶屋 寿司

アメリカ外食 2024 ③

ロサンゼルスで4日間レストラン視察した後、空路でアリゾナに移動。ローカルのチェーン店などを視察。日本では飲食チェーン店は美味しくないレストランの代名詞のようになっているけどアメリカでは全飲食店のかなりの割合をチェーン店が占めている。

規模があるがゆえに良い食材を使用し良いサービスを客に提供できると客は考える。安心と安全を提供できるのがチェーン店という考え方。

1993年創業のロイヤルチェーンのチポトレはブリトーなどのメキシカンを提供するファストカジュアルの店でモバイルオーダーなどをいち早く取り入れた人気店。現在は全米で3000店舗を超え人気の理由のオーガニック素材を使った健康志向の食事は時流に乗ったものと言える。どのメニューも優しい味わいが印象的で毎日でも食べることができる気がする。

今回はバッファローチキンウイングをどの店でも注文し、価格や内容、見た目などを比較してみた。ニューメキシコやテキサスでもいただいたが店ごとにさまざまな工夫や特徴のあることに感心する。ソースはバターミルク、サワークリーム、ヨーグルト、マヨネーズ、ガーリックパウダー、エシャロットのみじん切りの入ったランチソースが主流でこれに蜂蜜を入れたりチリパウダーを入れたりしたものもあった。

ニューメキシコのアルバカーキーでいただいたステーキとシュリンプ。エビは冷凍だけどプリプリでかなり美味しかった。写真はわかりにくいけどかなり大きなサイズ。

翌日はアメリカンダイナーで朝食。映画に出てくるような特大パンケーキとコーヒーをいただく。

海のないニューメキシコでシーフードレストランを視察。パスタは日本の2倍の量。大きな海老とチョリソーと大量のエクルビス(ザリガニ)が入る。

ニューメキシコのサンタフェではタコスを中心としたメキシカンをいただく。タコスだけでも30種類くらいあることにびっくり。メキシカンカクテルのマルゲリータも15種類くらい。古い街並みを窓から眺めながら食す。

テキサス州に移動してアマリロで本場のステーキ三昧。有名店でニューヨークスリップやリブアイ、サーロイン、フィレなどさまざまな部位を食べ比べする。

最終日はオクラホマ州のオクラホマシティに移動して本場のBBQをいただく。写真はポークリブとブリスケッタの入った前菜で主菜はさまざまな肉がかなりびっくりなサイズ感で提供される。(写真撮り忘れ)

オクラホマシティからヒューストン経由で帰国しました。

海外

アメリカ外食 2024②

ロザンゼルスではスターバックスに代表されるシアトル系のコーヒーの次にここ最近は第3世代としてスタイリッシュなハンドドリップの店が人気を博していました。(日本にも増えてますね)その次の潮流としてアイスラテ、アイスコーヒーに色々なフレーバーを入れたものが第4世代のコーヒーとなっています。これが生まれた時からインターネットに慣れ親しんでいるゼネレーションZ世代の若い客を中心に大人気。これをインスタやTikTokで公開するのが今風とのこと。

今回の視察ではアメリカの国民食のピザもたくさん食べまくりました。生地とソースと具材と焼き方でしか差別化できないできないはずなんだけどどんどん新しいお店ができて新しい商品ができていました。

昔からあるトラディショナルなパンのような生地の分厚いピザはアメリカではシカゴでしか見かけなくなった。どちらもイタリア風のピザなんだけど薄すぎずパリッとしていて食べ応えもある。

ほとんどがガス窯なんだけど昇温の異なりでしっかりと焼き込むことができると聞き及ぶ。ゆえに食べ応えのあるサクサクの食感のピザが提供できる。

12ドルで好きな種類と量の具材とソース、トッピングを載せることができるビルドヨアオウンという業態のピザチェーン店。ここ数年で300店舗まで店を増やされました。

カレー味のピザもカルフォルニアでは大人気でカレーピザ飲みのの専門店もチェーン展開している。

アメリカでは食べ残したピザは持ち帰ることができるので皆たくさん注文してたくさん持って帰って自宅で食べる。

ヘルシー系のカジュアルボウルフードのチェーン店。店のデザインや造作にはしっかりお金をかけている。最初に雑穀米かクスクスかインディカ米などのベースを選んでから続いて牛肉やチキン、ローストした魚などのタンパク質をチョイス。野菜やソース、トッピングなど好きなものを選んで出来上がり。総じて1食あたり1800円くらいになるけど大繁盛。

ロサンゼルスでは寿司はポピュラー食。スーパーマーケットでは圧倒される量が陳列され日本以上の品揃え。今回訪問したのは手巻き寿司の専門店を5店舗と日本スタイルの握り寿司の専門店。サンタバーバラで獲れる雲丹は癖もなくとても甘くて美味しい。

最近の繁盛店ではベトナムフードもヘルシーなのでブームとのこと。こちらの店はベトナム料理をアメリカ風にスタイリッシュに仕上げたもので価格もそれなりだけどとてもおしゃれで美味しい。いわゆるベトナム料理の進化系と言えるものかもしれない。

③に続く・・・・

海外