アメリカ外食 2024 ①

15年くらい前から毎年、アメリカロサンゼルスに外食視察をしてます。こちらでは時流に即した新しいビジネスモデルを消費形態の変化とともに見ることができます。現在のアメリカを見れば10年後の日本の社会をそのまま予測できるとも言われます。

特にロサンゼルスは人口と人種の流動性も高く、変化のスピードも速いので近未来を定点観察するには適しています。今回も1日に10食くらい食べ、さまざまな業種業態の外食店と小売店を視察をしました。忘備録としてその一部のみ日記に記します。

ロサンゼルスの街はどこに行っても大谷翔平のポスターだらけ。公式グッズ以外に偽物も多く出回っていました。

初日の夜はミシュラン店舗の「Bestia」を訪問。ダウンタウン・アートディストリクトにある予約の取りにくいことで有名なイタリアン業態店。

トタン造りの古い下町の工場の倉庫のような外観が特徴的。BESTIAという店名は、ベストLAに由来するとのこと。300席以上の広い店内はフレンドリーなサーバー達で活気に溢れている。静かな高級店という感じではなく賑やかでカジュアルな雰囲気。

モダンで間接照明がおしゃれな内装。カウンター席やテーブル、中庭のテラスなど開放感のある店内はカッコのいい客で溢れかえっている

かなり大きなオープンキッチンには大型のピザ窯が鎮座。その横で、たくさんのスタッフが薪焼きの肉や魚介などを調理する姿を見ながら食事ができる。日本では見ることのないスケールの大きさに毎回びっくりする。

注文は一人2皿程度注文してシェアするのがおすすめとのこと。牛肉のタルタルやローメインレタスのシーザーサラダなどの前菜は日本でもありそうなメニューなんだけどワンランク上の味。

ピザも美味しすぎでシンプルなソースとモッツァレラチーズ、サンドライトマトにブラックオリーブ、オレガノ、チリペッパーを乗せたものを所望する。

名物のボーンマロウ(骨髄)のロースト焼き(写真撮り忘れ)は必食の一品で、旨みの凝縮した牛の骨髄をほうれん草のニョッキと一緒にいただく料理。この店のレコメンドメニューでほとんどの客が注文する。それ以外のメニューも大満足で2012年のオープンからずっと人気があることに納得。

昔から定点観測している全米No.1のチキンバーガーが主力のチックフィルAは業績絶好調。バターミルクに漬け込んで高温のピーナッツ油で揚げたチキンは胸肉だけど柔らかくてとてもジューシー。日本ではチキンバーガーは馴染みが薄いけどアメリカでは健康ブームも相まって提供量がチキンがビーフを追い抜いたと聞き及ぶ。

全米を代表する料理のバーベキューの有名店。商品内容が進化していてロサンゼルスにも新しい繁盛店が増えている。肉の種類やソースの味付けもお店ごとにこだわりがあり、ブリスケットという部位を燻してから低温調理して柔らかく仕上げるスタイルが主流。

サンドイッチもアメリカ人の国民食。全米外食企業成長率2位のジミージョンズサンドイッチは好きな具材やソース、トッピングを選んでカスタマイズできるスタイル。

台湾・中国で1000店以上展開している餃子のチェーン店。これは日本の王将のほうがいいと思った。

②に続く・・・・・

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