2014年10月

すし豊 10月【大阪市 東天下茶屋】

友人と阿倍野にある表記の江戸前寿司店を訪問。普段使いで気の置けない友達と行く事が多い。お店は駅から遠くて(阪堺線の東天下茶屋徒歩7分)ファザードも店内もかなり昭和な感じ。カウンター8席とテーブル席が8席。

生ビールとともに子芋の炊いたものとげその湯引きをいただく。子芋は煮鮑のタレを使用。そのためにゼラチンが固まったまま出てくる。味はかなり濃いけれどビールにぴったり。げそはハリイカのものを使用。小振りなのでとても柔らかい。

名称未設定

かなりいい上質感があって何を食しても美味しい。いつも書くんだけどこの店のお勧めはご主人の人柄。料理が彼の説明でよりいっそう美味しくなる。厳選した食材を何とかして少しでも美味しく食べてもらおうとする工夫とそのこだわりに敬服する。

寿司の最初は大阪湾のハリ烏賊。ネタの下に黒ゴマを敷き、イカに塩を塗りスダチを軽くしぼって提供いただく。ハリ烏賊独特のぱりっとした歯ごたえが気持ちいい。毎度寿司のスタートは烏賊から始まる。鯛は少し熟成感があってねっとりとした舌触り。

いか

友人は3分間漬けられた漬けマグロ。私はこの店の名物の一つヒラマサの蕪寿司。この店でこの寿司は味の三段ロケットと言われていて酸味のあるサッパリした蕪の味、続いてヒラマサの旨味とコク、そして唐辛子の辛みと続く。主人に「味が三回変わってから飲み込んでね」とい毎回言われてはや15年。コハダはしっかりと締められている。小骨を感じるがこれはしょうがないか。

づけ

濃いたれで味つけられたハマグリは濃いめの煮詰めが更にかかるけど見た目ほど辛くはない。炙りのカンパチはすだちと塩でいただく。香ばしくて脂が甘くてとても美味しい。

はまぐり

大阪湾のシラサエビは子持ちで味噌もかなり甘い。酢で締められたさんまはあっさりしているけど脂もたっぷり。まさに旬の味。お酒は白雪の常温。香りも強すぎず寿司の味の邪魔をしない

えび

そして、大将が「ウチで一番柔らかい寿司ね!」と2時間煮込む煮あわび。今は珍しくない煮アワビだけど関西で一番最初に出されたのはこの店だと思う。「この店で一番固いよ」といいながら提供される握りのイクラ。 岩手県の産卵直前の川に遡上する前の完熟卵にこだわる自家製。遡上したものはいわゆるピンポンいくらとなる。

一口で頂くと口の中で暴れまわる。歯で追いかける。ぷちっぷちっと音がするくらいの弾力がある。旨みが強くかなり濃厚。醤油ではなく塩漬けしている。この技術が難しい。冷凍することで塩が熟れておいしくなる。

あわび

今が本当の旬の鱧は脂がしっかりのっていてとても美味しい。べっ甲色した鯛はしっかりと熟成されて締められたもの。

はも

口の中で溶けちゃうよと言いながら出されるさっと炙られた大阪湾の煮穴子はスフレのような食感。塩でいただくとかなり美味しい。烏賊の印籠も江戸前の古い仕事でこのお店の名物。まん中は白子、両端はイカの玉子が入っていて酒がとってもよくあう。これも身、子、白子の3段階の旨さ。サクッとした身の食感と卵のプチプチ、白子の滋味。

あなご

しっかり締められた鯵の手巻き寿司。としっかりめに炊き込まれた子持ちシャコ。あじ

寿司の出てくるタイミングも絶妙。昔から顔にしわのない年齢不詳の東京弁バリバリのご主人は東京銀座の名店「新富寿司」で修行。しかしながらお店が厳しすぎて1970年、大阪万博見物と偽って仲間と脱走。そこから大阪で努めて自分でこの店を出したと言う話もかれこれ20回は聞いた。名前は安田豊次、だからすし豊らしい。

今日も美味しかった。。ごちそうさまでした。

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
電話:06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日

大阪市 東天下茶屋 寿司

旬の酒場 さむらい【大阪市 鶴ヶ丘】 【大阪市 西田辺】

ランニング塾の帰りに友人と4人で西田辺の表記の店で会食。
お店が出来て数年しか経っていないけど強烈なコストパフォーマンスと工夫されたメニューで女性客を中心にいつも満席が続く大繁盛店。

その日の市場で仕入れた旬の食材を少しだけ創作しながら低価格でお客に提供。手間もかかっていて繁盛するのは当然のこと。特に魚介がいつも新鮮なのでレアな日本酒や焼酎と一緒にいただくと3時間くらいの時間があっという間に立ってしまう。名物のお造り盛りあわせ800円/1人前を最初に注文。(写真は3人前)

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この時期になるとあちこちで見かける天然ブリは大根おろしをたっぷりつけていただく。生湯葉に北海道産の雲丹、子持ちこんにゃく、脂乗りまくりの秋刀魚、ボイルされた赤足海老、インドまぐろの中トロ、天然鯛、明石のタコ、ポン酢でいただくてっさなど計10種類の盛り合わせが一人前850円。北新地だと15000円はくだらない内容とボリューム。このお造り盛りあわせはこちらの店にきたらマスト注文アイテム。

店員さんはイケメンばかりでお酒もたくさんの種類がそろっているのでいつも飲み過ぎてしまう。店主は洋食の心得もありフージョン系の料理も提供される。定番の魚貝を使った商品もとっても美味しいんだけどスペインフェア、フランスフェアやイタリアフェアのときもあってとても楽しい。この日はハワイアンと言っておられた。そんな特別なメニューも7種類くらいある。

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アボガドのタルタルはレモンを絞って食す。クラッカーに載せてアリーブオイルをつけたり刺身用の醤油をつけたりする。海老も赤足海老の生を使用しているのでプリプリしてとっても美味しい。

続いて名物のアンチョビが入ったポテトサラダがニンニク味のオリーブオイルの海に浸かった「アンチョビポテト」はこちらのお店のスペシャリティ。

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旬の米茄子をグラタンにしたもの。日本酒との相性もとてもいい。下ごしらえもきちんとしてすべてスクラッチの商品は何を食しても美味しい。その他にもたくさん注文したんだけどお酒をいただき過ぎて写真を撮るのを忘れてしまう。21時以降がお勧めだな。

大阪府大阪市阿倍野区西田辺町1-14-16
06-6697-3655

大阪市 鶴ヶ丘大阪市 西田辺 居酒屋

がらくた【大阪市 我孫子】

弊社担当いただいている美人デザイン会社社長と仕事の打ち合わせのあとあびこにある表記の店を訪問。定期的にこんな普通の焼肉を無性に食べたくなる。

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地下鉄あびこから東に徒歩10分。商店街からかなり外れた辺鄙な場所に位置する。店は店名通りお世辞にも綺麗とは言えないけどご主人のこだわりの和牛をかなり低価格で食す事が出来る希有なお店。

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厚切りでたっぷりの量の塩タンは700円。この店で一押し。。甘くていい脂がしっかり乗っていて舌が舌の上で蕩ける感じがあってとてもいい。塩ダレで揉み込んでいて生臭さとかは全くない。

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今回は上ロース700円、バラ500円、ハラミ450円、並ミノ450円、センマイ400円を所望する。どのメニューも激安。御飯大100円と卵スープ250円はお約束。

出てきたものはすべての肉がごちゃ混ぜで肉はピカピカ。この店は昔からこのスタイル。見た目は宝石箱のよう。ジュージューと肉を焼きながらバクバクと味噌タレで食す。店は古いがちゃんと無煙ロースターがあるので煙や匂いは気にならない。同伴した女社長48歳も肉をばくばく食べまくる。すべての肉があっさりしながらもいい脂の甘味を感じさせる。はっきり言ってかなり美味しい・・・

名物のタレホルモンはこの日はいただかなかったけど新鮮でとっても美味しいのでお勧め。肉のテイクアウトも出来るのでお土産にもいい。しっかり飲んで食べて一人3000円のお会計。まさに幸せを運ぶ焼肉店。。

大阪市住吉区苅田7-3-26
06-6694-9541
火曜日休み

大阪市 我孫子 焼肉