カテゴリー:焼肉

楽洛亭 1月【大阪市 難波】

日曜日は自宅の自分の部屋の掃除をしてから難波で映画を見て表記の店でひとり焼肉。見た【白鯨】の映画のなかで漂流して死んだ仲間の人肉を食すシーンを思い出しながら七輪を前にする。この日は1階の煙もくもくのテーブル席に案内いただく。それはそれで風情があっていい。早めの時間帯であったがほぼ満席状態。

2階のテーブル席は比較的ゆっくりとした感じとなっているのでカップルやファミリーが多い。大衆繁盛店であるが昔からいる店員さんばかりで接客も丁寧で希少部位や激辛のもの、ハーフサイズでの注文などいろんな客に対応出来る品揃えがとてもいい。

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まずはビールをいただきながらあご肉の塩焼き580円を所望。タン塩はどこにでもあるがこちらの方が肉に味わいがあってビールにとても良く合う。ガーリックの風味が効いていてしっかり焼き込むと尚美味しい。

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最近いつも所望するお薦めのお肉6点盛り合わせ(300g)2780円。去年までは2380円だったんだけど昨今の国産牛の不足による価格高騰が原因と推察される。

内容はバラ、ハラミ、ロース、ツラ、上ミノ、上テッチャン。
あっさりしたハラミがお気に入り。ロースも実はモモ肉と思われるがそれはそれでさっぱりして美味しい。 コリコリして脂がたっぷりの上テッチャンも甘くて上質。ツラミも肉の味がしっかりして好物。青ネギがたっぷり盛られた灰色のつけダレがこの店の名物では酸味があって食べやすく、コクがあって山椒の香りもして赤身肉にもホルモンにも相性がいい。

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追加で上ミノを辛いタレであえたものハーフサイズを所望。麦焼酎がすすみまくる。ひとり客のためにハーフサイズのメニューを沢山取り揃えておられるのも嬉しい。

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焼きセンマイもハーフサイズでいただく。

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〆は上ロースハーフ950円と特撰ハラミハーフ950円をアソートしてもらう。和牛を使用しているのは見ただけでわかる。しかしながら脂が強く食べてから後悔する。お腹がはち切れそうになりながら店を出る。

この難波の一等地に店を構えて60数年。入店しやすく敷居も高くなくて、価格も内容を考えるとそう高くはなく接客も丁寧・・・繁盛しないわけがないな。お気に入りの焼肉店の一つなり。

*私も個人的にはSMAPは謝る必要がないと思う。

大阪市中央区難波4-4-6
TEL06-6643-6045
11:00〜23:30

大阪市 難波 焼肉

味よし 12月【大阪市 北加賀屋】

島根にいる姉夫婦が孫を連れて遊びにきたので母を連れて6人で私どもの本社近くの表記の焼肉店を訪問。週末の超満席の中2階の座敷をリザーブする。ママさんや娘さん、妹さんで営む完全家族経営。オーナーママを始め皆さん超美しいのでそれも一つの楽しみ。

普段は韓国料理の気の効いたアテのようなものもあり焼肉だけではなく居酒屋のような形で利用も出来る。焼肉は黒毛和牛にこだわり価格の割りにはかなり上質なものをいただくことが出来る。

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この日も地元の友人が数人来店されていた。。ビールで乾杯をして最初はお約束の塩タン(写真は2人前)をいただく。姉の住む島根県の太田市には焼肉店がチェーン店ばかり数店しかなく奮発してちょっといいこだわりの焼肉店にいくと家族で4万円は下らないと言っていた。

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お薦めの黒毛和牛のファミリーセット上6300円を所望する。上ロース、上バラ、国産上カルビ、上ミノ、シマ腸など。。どの肉も上質でとても美味しい。姉の家族が喜ぶ姿を見て私も喜ぶ。

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続いて赤身肉の盛り合わせ3人前3800円をいただく。こういう直球系の普通の焼肉も美味しいなあと思う。タレはほのかに酸味のある醤油系。。

その他にも焼きセンマイ、野菜サラダ、ツラミ、テールスープやクッパなどをいただいてお酒も込みでひとり5000円でした。。内容を考えるとかなり安いと思う。席の横で地元の鉄骨屋さんが家族連れで忘年会。
小さな子供が騒ぎまくって私にちょっかいをかける。結構嬉しくて一緒に写真撮りまくって遊ぶ。

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いいお店にはいい客が集まる・・・

バス通りから路地を入ったところにあるのでわかりにくいけど美味しいよ。。

大阪市住之江区東加賀屋4-7-12
06-6686-7223

大阪市 北加賀屋 焼肉

スタンド又三郎 エピソード2 店主の覚醒【大阪市 長居】

表記の店を訪問後オーナーの荒井世津子氏から以下連絡があり・・・

*明日22日にシェフの大森君、高見君、小野田君と私(一人、素人参加)で、「ステーキスタンド又三郎のランチ」のコンペをすることになりました。
現在はクリスマスディナーなどやること満載だけど「必要と思ったら、即やる!」時間やタイミングは待ってくれないし。それぞれが思う「ステーキスタンド又三郎のランチ」を作ってプレゼンします。

今は「ステーキスタンド」と銘打ちながらも・・・、料理も接客もチマチマとしていて気に入らない。素人の厚顔無恥で「チマチマ感」を打ち破るプレゼン考え中。
こんなことをし乍ら「ステーキスタンドをどんな店にして行こうか?」とみんなで考えられるようになればもっと楽しい・・・

とのことで午後からコンペ開始。

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最近ランチの時にだけヘルプに来る小野田さんの作品の前菜は蕪のスープと焼いたアボガドに生ハムをあしらったもの。寒い冬にはぴったりの商品。

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メインは蓋付きの小さな小鍋で供されるタンシチュー。喉のゼラチンのついた部位を煮込んでいてごりごりした歯触りも食べ応えがあって楽しい。「手早く提供出来るのがいいね」と評するオーナーの眼差しは厳しかった。

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この日のコンペの内容。。まずは絵コンテを起こして実際に試作。試行錯誤をしながら完成させてもさらにブラッシュアップをかけて商品をピカピカにする。

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「お客様の立場で考えなさい!!」「調理場ではなく客席から料理を見なさい!」とトムフォードの眼鏡をかけたスーツ姿のオーナーから叱咤の声が飛びまくる。

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それぞれが作った商品を「誰に対して」「どのような場合に」「どんな提供の仕方で」「お客にどう感じてもらうのか」などをプレゼンする。「このプレゼンすることが大切なの」とのオーナーのお言葉。。まさにその通りなり。

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荒井オーナー考案の熟成肉ハンバーグとタンシチューのアソートしたもの。目玉焼きは出来立てシズル感の演出効果と言っていた。

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高見君は前菜のみのトライ。パティシエらしくガレットを焼いて上にチーズと生ハムを合わせる。ガレットが日本人になじみがないのが難点かもしれない。

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本店シェフの大森氏の献立は前菜に生ハムとインゲン。これはいたって普通なり。

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ルクレーゼのココット鍋で供されるのは大きな塊で煮込まれたキャベツと熟成肉の入ったソーセージ。いわゆるポトフを鍋のグツグツ感を活かして提供しようと言う考え。

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見た目はこんな感じ。特にどおってことはない・・

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豪州産ステーキをマリネしてフライパンで焼き上げたステーキ。特製ソースで食す。個人的にはこういった赤身肉をモリモリとバシバシと食したいと思う。ソースや薬味で変化をつけることが出来れば食べ飽きないかなと思う。しかし界隈でこういった外国産のボリューミーなステーキは掃いて捨てるほどあるのでこちらのお店がどうやって上質感を提供出来るかがポイント。。

「作る立場から食べる立場に」私どものお店でもしょっちゅうスタッフに申し上げているが実行して形にすることは至難の技である・・・超一流の又三郎さんでもここまで取りくんでおられることに頭が下がるとともに自社でも日々を新たに商品を磨き上げなければならぬと再確認させていただく素晴しい機会であった。

大阪市 長居 レストラン焼肉