中国語のレッスンの前に表記の老舗洋食店に立ち寄る。場所は阪堺線 の宿院駅 すぐ近く。周りには開口神社もあり、駐車場はたくさんある。かつてこの辺りは堺の心斎橋と呼ばれていた場所。私もこの近くで生まれ育ったので周辺には映画館や多くの娯楽施設があったことを子供心に記憶している。
しかしながらこのお店がある山之口商店街(今は改名)は今や衰退の一途をたどり他の地方都市と同様シャッター通りと化している。こちらの表記のお店は昭和20年(1945年)から綿々と続いている堺で最も古い洋食店となっている。
店のファザードは喫茶店みたいな感じ。入口をはいると、右側に細長いオープンキッチンがありこの日は若いコックさんが一人と助手の女性で切り盛りをしていた。店は古いがとても清潔感があり壁がレンガ造りになっていたりしてとても味のある風情である。歴史の力はやっぱ凄いと再認識。
お昼のセットメニューは4種ですべてライス付き
・Aセット (ハンバーグ・トンカツ)650円
・Bセット (チキンバター焼き・トンカツ・エビフライ)800円
・Cセット (牛肉オイル焼き・トンカツ・エビフライ)1,050円
・Sセット (牛肉オイル焼き・ハンバーグ・エビフライ2尾)1,350円
いつもはBセットのチキンをハンバーグに変えたものが好きなんだけどこの日は張り込んでSセットを所望する。この店で超有名なのはオムライス(600円) 今はあまり見ないスタイルの薄い卵で巻かれたチキンライスは子供の頃に食べた鶏肉がしっかり入ったケチャップ味。一口食すと泣ける味。
小振りのハンバーグは旨すぎて悶絶。一気に5つぐらい食べたいと思う。。海老フライもプリプリ。付け合わせのハムとチーズとケチャップスパゲティも涙なしでは食せない。オイル焼きの肉はひたすら柔らかい。箸でちぎれるくらい。。ステンレスの皿で食すのでなおさら涙がちょちょぎれる。
この店のハンバーグを食べると子供の頃の思い出がフィードバックする。。目をつぶって食べてもこの店のハンバーグは他店と味の違いがわかる佳品である。
アーモンド型に盛られたライスもこれまた泣ける。。。美味しくて懐かしくて嬉しくてハンケチがぐっしょりになる洋食屋である。
会計の時に車で来たことを聞かれso soと答えると100円キャシュバックしてくれた。車に乗ってまた泣けた。。50歳を前に最近とくに涙腺が緩くなったと感じる今日この頃。
堺市堺区大町東2-1-7
電話:072-232-0720
営業時間:11:30~14:00
17:00~19:00
定休日 水、木曜日