稲家 2月【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地にある表記の和食店を訪問。オープンしてからほぼ毎月伺うヘビーユース店北新地の永楽通りのステーキロンのある北新地プレイスビルの7階に位置する。同ビルには「纐纈」「ぬま田」「TOMONO」など人気店があるために18時頃になるとエレベーターに乗り込むのが困難になる。

35歳のご主人はミシュラン店の「植むら」で6年間修行をされて新地に進出。お店はカウンター8席のみでご主人と若い調理師さん2名とソムリエの女性で切り盛り。。18時と21時の2回転制。料理はコース18000円(税サービス別)のみ。飲んで食べて一人3万円くらい。事前に苦手な食材があれば配慮していただける。

座付は三島焼の器に茶碗蒸しのようなものが入る。干し貝柱とフカヒレの餡がかかる。。

2品目は帆立貝柱の真薯。。あしらえは三度豆と浜防風。。透明感のある出汁のキレがとてもいい。かなり上質の昆布を使用。

刺身は河豚のたたき。底には河豚皮と河豚の白子が敷かれていて、それを混ぜていただくという贅沢な趣向。

メヌケの炭火焼。。脂がのってかなり美味しい。この時期はノドグロがよく出てくるけど食材を選ぶセンスもとてもいい。甘酢につけたリンゴとホワイトアスパラガスが添えられる。

生湯葉を薄揚げで巻いて揚げたもの。。日本酒との相性がとてもいい。

旬菜のみぞれ餡、自家製からすみ掛けはシャルドネワインと合わせる。。選んだワインがいまいちでもっとお金を出せばよかったと反省。。

カウンターの中の銅鍋で仕立てられるのは河豚鍋。。綺麗に取り分けいただき供される。

この日の食事は釜炊きご飯で穴子ご飯。菜の花と一緒に炊きこまれる。

最初にやわやわの白ご飯を一膳。

アナゴご飯。。

河豚鍋の出汁を使って雑炊。。

名物の牛時雨ご飯。。

デザートは自家製のアイス。。終了までちょうど2時間でした。。ごちそうさまでした。。。

帰りは店の近くのウイスキーバーを訪問、こだわり満載のかなり楽しい店でした。。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3177

 

大阪市 梅田/JR大阪 和食

たねや茶屋 阪急百貨店梅田本店【大阪市 梅田/JR大阪】

阪急百貨店梅田本店のB1の JR寄りの店舗端にある表記の茶寮を訪問。たねやのお店の真横に位置する。店はガラス張りなので中の様子がわかりやすい。普段から午後はずっと満席気味なので根気よく待つことが必要。

店内はカウンター席とテーブル席がある。真ん中には餠搗きの舞台が鎮座。こちらで日に数回お店で使用するお餅を搗いているのを見ることができる。

お店のスタッフさんのオススメの「搗き餅 エキストラバージンオリーブオイル付き 税込770円」とクラフトビールを所望する。

待っている間に南部鉄器の急須に入ったお茶が提供される。重い急須の中から琥珀色のお茶がガラスの湯飲みに注がれる。このお茶が突き抜けた美味しさでかなり香ばしい。聞くと小豆茶と言っておられた。

出てきた近江米で作ったお餅はオリーブオイルの香りのフォカッチャのようなクラッカーの上に鎮座。これに10mlの小瓶に入ったエメラルドグリーンのオリーブオイルと岩塩、または泡状の醤油をつけていただくという趣向。

餅自身のコシがしっかりしていてかつ柔らかい。。オリーブオイルの香りと味が鮮烈で聞くとイタリア中部の会社のエキストラバージンオイルを独占輸入しておられるとのこと。

泡醤油は辛すぎず味のアクセントもあってとてもいい。餅つきは見れなかったけど次回の楽しみにする。スタッフさんも教育が行き届いていて接客の素晴らしさにもびっくり。美味しいおやつでいい休憩ができました。

大阪市北区角田町8-7阪急うめだ本店B1F

たねや茶屋カフェ / 梅田駅大阪梅田駅(阪神)東梅田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 カフェ

食堂たのし【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地にある表記の店を友人と訪問。船大工通りの新ダイビル2階、以前の韓国料理の「ほうば」の居抜きで2020年8月より営業されているとのこと。アラカルトも多数あるけど友人のお勧めでこの日はコース料理をお願いする。

最初に生ビールをいただいて先付けは富田林の海老芋を素揚げにしたもの。下には昆布出汁がしっかりと効いたポタージュのような白味噌仕立てのスープが敷かれる。

サービスはオーナー店主の平田氏が担当。料理に合うお酒や食材の説明を丁寧にしたいただける。

2皿目は焼き胡麻豆腐で上には柚子味噌が添えられる。味噌の焦げた風味がとてもいい。

煮物椀はツムラの河内鴨のミンチと粟麩を揚げて焼いたもの。うぐいす菜と松葉ゆずが添えられる。

刺身は熟成させた天然ぶりと包丁目を両面から細かく入れたハリイカ、レアに〆た小肌の一枚付の盛り合わせ。ぶりはチリ酢で小肌は酢飯が添えられて一緒にいただく趣向。。

この日の料理に合わせていただいたのが九頭龍の純米酒と鳳凰美田の大吟醸。

八寸はケレンのない酒肴の盛り合わせ。白魚の天ぷらと菜の花の辛子和え、あん肝のペーストに子持ち昆布と黒豆。

和歌山産の釣りの鰆の幽庵焼き。。皮目もパリッと焼きこんで身はしっとりとした仕上がりという完璧な火入れに敬服。

大きめに包丁された茶振りなまこの火入れもとてもいい。上には大根おろしと生のなまこの腸が添えられる。

鯛のアラ部分とかぶらをしんみりと炊き込んだもの。こっくりとした深い味わいでよく考えられた一品。

ご飯は赤穂の牡蠣を使用した牡蠣ご飯。残ったらお土産にしてくれる。。

デザートは小さな焼餅が入ったぜんざい。。とびきりの高級食材はないけどそれが逆に嬉しい。力の入らない静かで丁寧かつ優しい料理はとても好みでした。最後に見送っていただいたシェフが若いことにびっくり。。

大阪市北区堂島浜1丁目2-1 新ダイビル 2F

食堂 たのし日本料理 / 大江橋駅北新地駅渡辺橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 和食