カテゴリー:和食

京の馳走 はんなりや *東京日本橋の人気小料理店

東京に出張の際に大手広告会社勤務の友人おすすめの日本橋の表記の小料理店を訪問。東京メトロ「三越前駅」から徒歩1分の場所に位置する。店内はカウンター席、テーブル席、掘りごたつの個室など。カウンターにはおばんざいの大鉢も並ぶ。食材は京都から様々な京野菜を直接取り寄せるとのこと。

美しく盛り込まれた刺身盛り合わせは鯛、みる貝、赤貝、剣先いか、マグロ、カンパチ、炙り鱧など。活イカゲソの塩焼き、早松茸のフライ、フルーツトマト、すっぽん雑炊などをいただきました。どれも技術力を感じるいい仕事がされていて全て美味しくいただきました。

東京都中央区日本橋室町1-11-15 UNOビル2F
050-5486-9864.
11:30〜14:00 /17:30〜22:30
日祝休み

和食 関東地区

日本料理 研野 7月 *京都の人気日本料理店

京都の表記の人気和食店を友人と2度目の訪問。京阪の神宮丸太町駅から平安神宮に向かって徒歩10分くらい、有名な京都大学熊野寮や琵琶湖疎水路のすぐ近く。

青森県出身のご主人の酒井研野さんは老舗料亭『菊乃井』で8年間修業され、お店はオープン2年目にしてミシュラン一つ星。現在35歳で若いスタッフさんと4名でカウンター7席を切り盛りされる。予約は月初にテーブルチェックのネット予約のみなのでかなりの予約困難店となっている。コースは22000円(税込)で17時と20時スタートの2交代制。

座付きは車海老の真薯が入った冬瓜に炊いたもの。飾りの梶の葉が七夕を想起させる。こちらのお店のBGMが其々の料理のイメージに合わせて変わるのも名物の一つ。最近の流行りのものから昔の歌謡曲、クラッシックからJAZZ、オペラまでかなり幅広い。

京都で有名な担ぎ鮮魚店の水口商店から仕入れる明石の天然鯛と太刀魚。鯛がなんとも言えない複雑な味がするのが不思議。脂の加減もちょうどよくてかなり美味しい。

煮物椀は蒸し鮑とミズ(ウワバミソウ)のイチゴ煮。ご主人ご出身の八戸周辺の郷土料理とのこと。鮑の美味しさもさなながらミズのねっとりした食感が珍しく面白い。昆布は北海道利尻産を使用。

鱧の即席南蛮漬け。カリッと揚げた鱧に夏野菜の南蛮酢をかけたもの。さっぱりしてかなり美味しい。

しっかりと焼き込んだ琵琶湖の鮎と枝豆と大徳寺納豆、プラムとシャインマスカットの白和、蛸とオクラとヤングコーンの湯葉巻き焼き。

琵琶湖の天然鰻丼。これが思いの外美味しかった。。あしらえは焼き込んだ万願寺唐辛子。

とうもろこしと胡麻味噌で炊いたイチジク。。

豚しゃぶ2種。豚肉は京都産肩ロース。おろしポン酢とゴマだれで供される。両方ともきちんと日本料理に仕上げているのはさすが。

食事はは土窯ご飯の蓋開けの儀式、 通称 「パカッ」と言われているものでクラッシック音楽のクライマックスと共に酒井大将が変顔して「パカッ」と蓋を開ける光景はこちらの名物らしい。米は当然青森産。

ご飯のおかわりはマグロ丼、鱧カツ丼、ハンバーグ丼、素麺など・・・変幻自在とはこの事である。

デザートは宮崎マンゴのー3種の味わいのゼリー包み。

お酒も青森産を中心にたくさんいただきました。ご主人の青森県愛と京都の旬の野菜や食材を使った伝統的な定番料理の組み合わせがとても良かったです。ごちそうさまでした。

過去の研野はこちら

京都市左京区岡崎徳成町28-22

和食 京都市

季節料理 選(SEN) *扇町の和食佳店【大阪市 扇町/天満】

人にお薦めいただいた天神橋筋四丁目にある表記の店を友人と一緒に訪問。扇町駅から徒歩2分。天神橋筋商店街の中の商業ビルの中に位置する。

お店は全てテーブル席、掘り炬燵の個室もあるので使いやすい。コース料理もあるけど旬の食材を使ったアラカルトがお薦めとのこと。お店は坊主頭の厳つめのご主人と着物姿の妙齢の女性で切り盛り。

旬の食材満載のメニューを一目見ただけで料理のクオリティーの高さと美味しいものが出てくる予感。刺身だけでも天然ミナミマグロや天草の黄金鱧、東京湾のドラゴン太刀魚、舞鶴のアオリイカ、明石のタコなどの高級食材が揃う。これらの旬の食材をさまざまな調理法を用いて客に提供される。

最初に冷たいビールとポテトサラダ500円を注文。シンプルで余計なものが入っていない和食のポテサラ。じゃがいものおいしさに玉子のコクが加わってしんみりとしたおいしさを醸し出す。

刺身3種盛り合わせ1800円は太刀魚と脂の乗ったイサキ、黄金鱧の盛り合わせ。すぐに日本酒に切り替えてマリアージュを楽しむ。

鱧の浮袋と肝と卵の焚き合わせ500円。醤油で濃いめに炊いたものはよくいただくけど生姜と出汁を効かせてあっさりと味をつけたもの。暑気払いにとても良い味わい。こちらのご主人はかなりの日本料理の技術を持っておられると推察される逸品。

太刀魚塩焼き1700円も妻折にしてふわふわに焼き上げる。あしらえのとうもろこしの真丈を焼いたものも珍しい。普通の献立なのにどれもがクオリティ高くワンランク上の味わい。

黄金鱧の山椒焼き1800円。甘辛いタレで表面はパリッと焼き上げて中はふわふわ仕上げ。お祭りの時期にふさわしい古典的な夏らしい仕事。これも日本酒が進みまくる。料理の仕上がりがどれも美しい。

日本酒も好みのものがたくさんあって順番にいただきました。

旬の三重産の蒸し鮑2000円。とても大きなサイズでこんな立派なものがこの価格で食べれることにびっくり。蒸し鮑としての仕事も完璧。鮑の味もよく乗っている。突き抜けた美味しさに舌が喜ぶ。これだけでお腹がいっぱいになる。

天神橋筋商店街の中のビルの奥に、こんなに凄い店が存在していたことにびっくり。今回はいただいてないけど宮崎産の黒毛和牛の網焼きステーキやバター醤油ステーキなどメニューは食指の動くものばかり。お店も広いので大人数の会食にも対応できそう。

季節が変わるごとに訪問したいと思う良いお店です。ごちそうさまでした。

大阪市北区天神橋4-6-20
06-7171-0015
17:00〜23:00

大阪市 扇町/天満 和食居酒屋