稲家 6月【大阪市 梅田/JR大阪】

年間予約している北新地の表記の和食店を友人と訪問。北新地駅11-23出口から徒歩1分、ステーキロンの裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。お店はカウンター8席のみ。

18時一斉スタートで20時15分には食事が終了となるようにされている。2回転目は21時スタート。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみでお酒を入れて支払いはだいたい3万円くらいになる高級店。

場所柄ホステスさんとの同伴客が多い。この日も老舗クラブのママが偶然隣に座る。三宮のミシュラン和食店「植むら」で修行をされた向井理に似た店主が作る素材感を活かした喰い味のある料理が口によく合う。

店主ご挨拶のあと一斉に食事スタート。とうもろこしの玉じめに醤油を塗って焼いたとうもろこしを乗せたもの。。醤油の焦げた香りととうもろこしの食感の異なりも面白く、独特の旨味と甘みが乾いた胃を刺激する。

煮物椀は炭火で炙った高級魚のヤイトハタとカブラ、あしらえに金時草というシンプルなもの。魚の脂が汁に溶けてえもいえぬ美味しさ。

向付は明石産の伝助穴子の表面を炭焼きにしたもの。脂たっぷりで旨味が放物線状に口の中に広がる。池西剛の皿も窯変が美しくシンプルな盛り付けによく映える。

茄子と鯨さえずりは鯨の脂が深くてとてもいい。純米大吟醸との相性抜群。

焼き魚は楓の平皿で供される。金目鯛の若狭焼きとクラゲ酢の物。身の脂はしっかり残して皮目はパリパリ火入れ。

酒肴盛りは水茄子の辛子漬け、焼きアスパラガスと炙ったバチコ、白芋茎胡麻和え。

この日いただいたお酒。口説き上手のこのジャケットはこちらの店のオリジナルバージョン。

この時期だけのスペシャリティの「鮑コロッケ」。柔らかく炊いた鮑と肝を練りこんだベシャメルソースがかなり美味しい。完成度がかなり高い逸品。

河内鴨を使ったつくねと九条ネギ。ふわふわ食感でみんな大好きな味わい。

鴨団子の出汁で一口ラーメンが供される。

食事は最初に蒸らしていない炊きたてのアルデンテ白ご飯が一文字で供される。続いて長野天竜川の鮎を焼いたものと揚げたものを合わせてて万願寺唐辛子と混ぜたご飯。最後に作りたての牛しぐれ煮ご飯と続く。

甘味は新生姜のシャーベットに宮崎マンゴーのペーストを乗せたもの。接遇も丁寧で美味しくて楽しくて今回もいい時間を過ごすことができました。。

帰りはすぐ近くのバー瀧のカンカン(高濃度のジントニック)を昭和のジュークボックスのレコードと一緒に楽しんでから帰宅する。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317

大阪市 梅田/JR大阪 ラーメン和食

ジャマイカファイブ【大阪市 長堀橋】

南船場にある表記のカレー店を読者の方に紹介いただき訪問。大阪メトロ長堀橋駅から北西に3分くらいの雑居ビルの2階に位置する。ファンキーなレゲエ系の店かと思っていたら年配のご主人が一人で切り盛り。

安定の悪い椅子のカウンター席は10つくらい。注文したのは「本日の日替わりカレー 900円」で定番のカレーに日替わりのカツを2つ選んでトッピングするため「日替わり」となっているらしい。この日は定番の豚カツ、ジャークチキン、ミンチカツがトッピング対象とのことなので豚カツとミンチカツを所望する。

しばらくして着皿。大きなお皿にカレーとカツが2種類鎮座。湯がかれたブロッコリーと人参、ゆで卵、ジャガイモが添えられる。皿の端にはキーマカレーの塊が盛り付けられて崩しながらいただく。ルーはとてもマイルドで丁寧に作られた感じ。大きなとんかつは薄めだけどかなり歯ごたえあり。ミンチカツは脂分が少ない感じ。ボリューム満点で完食できず残念。

大阪市中央区南船場1-12-27幸福相互安堂寺ビル2階
営業時間11:30-15:00(売切れ次第終了)
定休日日祝

ジャマイカファイブカレー / 長堀橋駅松屋町駅堺筋本町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 長堀橋 カレーライス

米増 6月【大阪市 福島】

福島の表記の和食店を訪問。大阪では屈指の予約困難店で来年4月までは予約がいっぱいとのこと。昔から年間で予約している和食ではお気に入りのお店。

座席はカウンター8席のみ、基本は14時と17時半スタートの2回転制。月替わりのコース料理18000円(税・サ別)のみで食材の都合で変更の場合あり。静かで温和な人柄のご主人の作る茶味溢れたケレンのない料理が多くの客を魅了。ほとんどの客が帰りに予約を取ってかえるので新規の客は入店が困難。

SNS写真掲載禁止なので献立のみ忘備録として記します。

・和歌山南部の青梅を使った甘露煮と秋田の新蓴菜。茅の輪くぐりの設え。
・鷹峰で採れる夏野菜のサラダ。鯛味噌をつけていただく
・岡山県笹ヶ瀬川の4キロ級天然スッポンのスープと卵豆腐の煮物椀
・刺身は洗いにした明石のアマテカレイと長崎産のケンサキイカ ポン酢と塩水
・明石産のタコの柔らか煮 花穂紫蘇と黒酢かけて
・島根県高津川の天然鮎と琵琶湖の養殖鮎の食べ比べ
・スッポンの唐揚げ 身とエンペラ 新玉ねぎと柚子胡椒
・徳島産の大きな鮑と新玉ねぎの炊き合わせ 振り柚子
・焼き鱧のご飯と香の物と汁 2杯目は出汁茶漬け
・高知県宿毛の小夏みかん
・波照間産の黒砂糖を使ったわらび餅(かなり粘度が高い)

今回も美味しいお酒いただきました。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食