又三郎本店 11月【大阪市 長居】

現在の熟成肉ブームの火付け役、大阪のステーキ部門を牽引する日本の熟成肉のパイオニアである荒井世津子氏がオーナーをされている標記の店を訪問。

最近は定休日を社員の働き方改革のために完全週休2日にされ、益々予約が取りにくくなったと言われる。この日は21時以降訪問。それでも満席状態の長居の奇跡のようなお店。

現在大阪での食べログ点数は焼肉部門で2位、ステーキ部門で4位となっている。お薦めの熟成肉を200g以上楽しむお任せコース11000円を所望する。

最初に本日焼いて頂く肉のプレゼンテーション。この日は岩手産の黒毛和牛のマルシンとロースでともに60日のドライエイジングをかけたもの。

オーナーが私がダイエット中なのを気遣ってくれて脂の多いロースをトウガラシと呼ばれる赤身の腕肉の部分に変更して頂く。

ファーストドリンクとともにカンテキが運ばれてきて熟成のかかったスライス肉を最初に一枚さっと炙って提供。これが座付き代わりなり・・・

続いてローストビーフを細かく刻んだもののカナッペ。巨大な生の落花生とともに供される。美味しくないわけがない・・・

目の前のオープンキッチンでは金髪の料理長がてきぱきと肉を切り出したり仕上げの盛りつけをしたりする。流れるような手つきを見ているだけで時間があっという間に経つ気がする。

カウンタ−の上には山盛りになったジャンボマッシュルームや松茸が飾られる。

この巨大なブラウンマッシュルームに刻んだ葱とオリーブオイルを入れて焼き上げたものが続いて供される。シズルとダイナミズムに裏打ちされたメニューでワインがすすみまくる。

この日は自宅にあるワインを持ち込ませて頂く。ジュヴィレシャンベルタンの2007年。ブルゴーニュの銘品でこの日の料理にドンピシャでした。

再び椎茸と松茸をカンテキの上で焼き込んで牛肉で取ったコンソメスープを注ぐ。キノコの香りが香しく渾然一体となったふくよかな味わいにビックリ。

さらに脂ののりまくった上ロースを焼き込んで・・・

玉子を落とした醤油ダレにすき焼きのイメージで頂く。脂のある肉を和のテイストであっさりと頂けた。

メインの肉はオーナ自らがかかりっきりで丁寧に焼き込んで頂く。大きな塊肉を均一に火入れしてアルミホイルに包んで休ませて再び焼き込んで又休ませる・・・数回繰り返して出来上がりなんだけど炭を当てる場所や休ませるタイミングなど一朝一夕ではいかない事は当然。

最後は料理長が麗しく盛りつけして完成。ラギオールのナイフで大きくカットして口一杯に頬張れば甘い脂が咥内に満ちあふれ、肉の旨みに大脳が瞬時に反応する。茶豆のような熟成香が喉に落ちたあとに鼻に抜ける。肉の余韻を残したままワインを含むと素晴しいマリアージュを感じる事が出来る。結構なボリュームだったけどぺろりと平らげる事が出来た。

コースには〆のカレーやデザートがついていたんだけど辞退をして残ったワインとチーズの盛り合わせを所望する。スタッフも快活な方ばかり・・・ここに来ると元気が出ます。。。

過去の又三郎はこちら

大阪市住吉区長居2-13-13
営業時間:11:30~14:00
17:30~23:00
定休日:月曜日・木曜日

大阪市 長居 焼肉

中国料理 六徳恒河沙【大阪市 福島】

2年前に新町の中華料理店『酒中花 空心』から独立されて激戦区の福島に独立出店された標記の店を友人と訪問。今や超人気店で予約困難な超有名店となっている。

様々なメディアでもよく紹介される3種類の唐辛子をブレンドし、四川山椒が思いっきり入った「麻婆豆腐」や「クリスピーローストポーク」や「うに天津飯」などが名物メニュー。

前菜3種盛り合わせ2人前2400円は低温調理されたムチムチの蒸し鶏の葱添え、水蛸の山椒ソース、焼きたて感満載のジューシーなチャーシュの3種類。

好物のトマト玉子1200円は四川風のしっかりとした味付け。

空心から仕入れる小籠包は600円。。。

海老と玉子のチリソース1600円はソースが玉子と相まってとてもまろやか。パンに付けて頂きたかった。

麻婆白子3000円は麻と辣がとてもいいバランスで濃厚な白子ととても良く合う。辛いだけでなく山椒の鼻に抜ける香りが強烈。御飯を少し頂いて白子を乗せて頂く。

トロトロの杏仁豆腐500円はレモンを搾って頂くタイプ。ごちそうさまでした。。。

大阪市福島区福島5-15-2
営業時間:11:30~14:30/18:00~23:00
定休日:日曜日

大阪市 福島 中華料理

蕎麦処 とき 11月【大阪市 梅田/JR大阪】

歯のメンテナンスのあと北新地の標記の店で一人ランチ。夏の冷やしカレー蕎麦は超有名。飲んだあとの居酒屋使いにもちょうどいい。時分時はいつも満席。。12時前に入店がベスト。ジャズのBGMがとても心地いい。小海老の天ぷら蕎麦にしようかと思ったけど鴨南蛮1800円を所望する。

最初にこだわりの巻寿司が半人前出てきてそれをムシャムシャと頂く。

出てきた鴨南蛮はインスタ映えするような端正なシルエット。適度な厚みにカットされた鴨は京都産であろう。皮の脂は程よく落とされていて食べやすい。葱の美味しさかが秀逸。鴨の脂が入った出汁は冷えた体を温める。山椒や黒七味を入れてテイストを変えながら最後まで美味しくいただきました。この店があるので歯医者に来るのが楽しみなり。

過去のときはこちら

大阪市北区堂島1-3-4 谷安ビル 1F
電話: 06-6348-5558
11:30~14:00
18:00~26:00

大阪市 梅田/JR大阪 蕎麦