本町にある表記の和食店を訪問。裏通りにひっそりと佇む。清潔な店内はカウンター席と個室になったテーブルが一つ。穏やかそうなご主人と女性のお弟子さん2名、嫋やかでかなり美しい和装の女将さんで切り盛り。
食事のコースは天ぷらを主体にした12000円のもののみ。
座付は胡瓜のすり流し。。中には生雲丹と新蓴菜がはいる。柚子の香りもとても良い・・・胡瓜の青臭さが涼味を感じさせる。
煮物椀は皮目を炙った鱧とおぼろ昆布。。大阪の料理店らしい逸品。。出汁は昆布が効いたしっかりとした味わい。。
お造りはアコウ、炙った車海老、剣先烏賊の3種盛り。。夏の高級魚のアコウが脂があってかなり美味しい。
炊き合わせは柔らかく炊き込んだ蛸、小芋、破竹、オクラの取り合わせ。しっかりとした味わい。。
柔らかく火入れされた煮あわびは肝のソースで供される。これは手放しで美味しい。。麦の焼酎ととても良い相性。
続いて天ぷら・・・最初にカリッと揚げられて蓼塩をかけた稚鮎から。。続いてレアに低温調理された和牛をさっと揚げたものはおろしポン酢で供される。続いて水茄子をさっと揚げて醤油を塗ったものは驚くほどの美味しさ。車海老、極太のアスパラガス、よく肥えた鱚、とうもろこし、万願寺とうがらしと続く。揚げ油はごま油なんだけどほとんど胡麻の香りを感じさせない上質なもの。
締めは鰻丼かかき揚げの煮麺を選ぶことができる。私は煮麺を所望
自家製のわらび餅と薄茶でフィニッシュ。帰りはご夫婦でお見送りいただく。食事も美味しいけサービスも秀逸で、いつも温かい気持ちで帰ることができる稀有なお店。過去のこのははこちら
大阪市中央区南本町2-6-22
電話:06-6243-0228
日曜定休