祇園 きだ

表記の人気店を友人と訪問。場所は祇園のど真ん中の有名高級店が軒並みならぶ一等地にある。店内に入ると8席のカウンターと6人席の個室。ご主人の木田さんとスーツ姿のマネージャーを入れて5人体制で営まれる。

カウンターに案内いただき麦焼酎で乾杯する。

座付はトマトをしんみりと炊き上げたものに独活と旬のホワイトアスパラガス、一寸豆を添えたもの。ご主人は含め煮と言っておられた。

続いては青森のヤリイカを低温で炊いたもの。白子と真子がレアの状態で入る。味はしっかりとついていてとてもデリケートな調理。木の芽と山葵の葉が添えられる。

煮物椀は大きな蛤と走りの京都産の筍。筍はとても柔らかくて一口かじると国産ならではの旨味が咥内一杯に広がる。あおさ海苔の香りも素晴らしい。出汁は蛤のエキスも入ったしっかりしたもの。

串本で獲れた生のミンククジラの赤身と大阪湾の鰯は熟成して4日目でらっきょの刻んだものを載せて供される。甘エビとミル貝の酢味噌かけも秀逸。

軽く火を入れたとらふぐの身の上にこんがりと焼き上げた河豚の白子を乗せたもの。もみじおろしとポン酢でかき回していただく。作っている様子を見ているだけでよだれが出る逸品。。カワハギの肝も一緒に入っていて一緒にいただくと味に強烈な深みが出る。

山口県の萩で獲れた冬だけの鮑を炊いたもの。大きなものばかりで圧巻のビジュアル。。

五島列島の黒雲丹とご飯と先ほどの鮑を柔らかく炊いたものをミニ丼でいただく。。贅沢極まりない取り合わせ。

大きなサイズの白甘鯛の焼き物。炭火焼なんだけど途中で皮目に熱い油をかけて皮をうろこが立つように焼き上げる。。鱗のパリパリの食感がとてもいい。自家製のもろみ味噌も秀逸。

メインイベントは丹波篠山で獲れた月の輪熊。。

目の前でしゃぶしゃぶにして供される。。肉はお代わり放題なんだけどこの辺りでお腹いっぱいになる。

お弟子さんの京丹後の実家で獲れたコシヒカリを炊きたてで。

この日は琵琶湖で獲れた天然の鰻で贅沢鰻丼として供される。

続いては熊のエキスがしっかり出たスープでラーメン。全粒粉の麺を使用。。ダイエットのことは忘れ去ってしまうくらいの美味しさ。。

名物の鯖寿司は脂が乗りまくり。。お腹がはちきれそうだったけど一切れだけいただいた。。。

シャンパーニュの箱に入った九州産の完熟巨大イチゴのプレゼンテーション。

マスカルポーネチーズ味のアイスの上に鎮座。手でかぶりつくとジュースがいっぱい。高級食材をしっかりしようしているけど奇を衒うことのない王道の仕事ばかり。。その中で小さく変化球を取り入れているので美味しさもさながらとても楽しい時間を過ごすことができた。接遇も親切で全く問題なし。。6月の予約を取って帰りました。。

京都府京都市東山区祇園町南側570-19
075-551-3923
18:00~
完全予約制

祇園 きだ日本料理 / 祇園四条駅京都河原町駅三条京阪駅

ラーメン和食 京都市

Jungsik

今回のメインの目的の表記の店を訪問。予約は数ヶ月待ちのお店なんだけど3週間前に開店と同時の入店を条件にお願いするとなんとかリザーブ成功。

2016年にミシュラン1つ星を獲得。NYの支店は2つ星獲得。2017年アジアベストレストラン50でも25位に入っているらしいNew York Timesが「現代韓国料理のパイオニア」という洗礼名を授けたとのこと。。

場所はファッションエリアといわれるカンナムの住宅街に位置する。

こちらのお店庶民的なイメージが強かった韓国料理を、フレンチに負けないモダンで品格のある食として格上げしたと言われている。

ディナーメニューはお任せの8品のコース20000ウォンと軽めの6品をチョイスできるコース18000ウォン。今回は軽めのコースを所望する。

座付は韓国の伝統的なとろみのあるスープを再構築したものらしいけどあまりよくわからなかった。

高台のステージのような皿に乗った独創的なパンチャン。それぞれの内容を英語で説明してくれるんだけど半分くらい理解不能。牛蒡の串カツのようなものやサーモンペーストとクリームチーズ合わせたもの、韓国海苔で何かを巻いたものなど・・・

こちらのお店は韓国食材に初めて分子料理法を用いたレストランと言われていて調理過程での食材の変化を分子レベルで解析し、食材の旨味を最大限に引き出している・・とHPに書かれていたけど私にはいまいちよくわからなかった。

独創的な盛り付けのきんぱ。韓国海苔と中は五穀米のような感じで丸ごと素揚げにして供される。トリュフのクリームソースにつけていただく。
伝統的な韓国料理の味とワールドワイドな味とスタイルが合わさってとても印象的。

リゾット状の押し麦とアオサ海苔、タラコのビビンバ。。。美味しすぎてひっくり返りそうになった。

同伴者は黒米と雲丹のビビンバ・・・濃厚な赤雲丹がとてもいい仕事をする。。。こんなビビンバは初めていただく。

魚料理はアマダイの鱗焼き。。皮目に油をかけて鱗を逆立てる。付け合わせの野菜と米粉で作ったヌードルはナムル味。。

同伴者の魚料理は脂がよく乗った白身魚でその下のソースは韓国風のピリ辛仕立てになっている

肉料理はシンプルに肉料理のグリエ。あしらえは朝鮮人参を柔らかく火入れしたもの。。肉はフィレミニヨンなのでひたすら柔らかい。

きゅうりのソルベで口直し。。。

デセールはレアに仕上げられたアップルパイ。。スタンダードなアップルパイを再構築したユニークなスタイル。

コーン型のアイスは濃厚なコーン味。。。パリパリサクサクででこれまた美味なり。

大満足で店を出ました。当然のことながらお店は満席状態。それにもかかわらずスタッフさんはとてもフレンドリー。。

食後はフォーシーズンホテルの地下にある隠れ家バーで一休み・・・・

ソウル市 江南区 宣陵路158キル 11 2F
営業時間:ランチ12:00~15:00 / ディナー17:30~22:00
休業日:旧正月、旧盆当日

韓国料理 海外

ソウルいろいろ ②

翌日の朝はホテルで軽くジムワークをしてから9時に「神仙ソルロンタン」の2階にある「味加本」というお粥店を訪問。お粥店が多い明洞でも人気店と聞き及ぶ。

シグニチャーメニューのアワビのお粥を所望。あっさりしているのにしっかりと味がついている。しかし化学調味料の味はしない。

お粥の中にアワビのスライスされたものがゴロゴロと入っているのが印象的。小皿に入ったコリコリの食感のイカの塩辛のキムチのようなものが絶品でお粥に入れていただくと味が変わってさらにコクが深まる感じ。

体に染み入るような味加減で疲れた胃を休めるのにぴったりです。

ソウル特別市 中区 明洞2街 2-23, 2F
8時~22時

しかしながら疲れた胃を休める暇もなくその日の11時にソウルで一番美味しいと言われるコプチャン(ホルモン)のお店「ヤンマニ」を訪問する。価格も高めでミノと丸腸が1人前が写真の塊で約30000W。人気店なので開店と同時に訪問したけど客はいなかった。。

メインメニューはミノ、マル腸、赤センマイのホルモン3兄弟。(いずれも1人前29700ウォンくらい)ホルモンとしてはけっこう高め。しかしキムチや生野菜などもいろいろ出てくる。

韓流スターもよく訪れる高級店とのこと。注文すると大きなホルモンの塊を店員さんがつきっきりでジュージューホルモンの脂を落としながら焼いてくれる。

焼き上がるまでは野菜やキムチでお酒をいただく。

ある程度焼きあがったら店員さんがハサミでちょきちょきとホルモンを食べやすいサイズにカットしてくれる。そのままでいただいてもフルーツの香りがしてとてもいい。干し草を飼料にしたニュージーランド産の牛のホルモンを使用しているとのこと。臭みやくせなどは全く皆無。酸味のあるつけたれも絶品。

この店のもうひとつの人気メニューはヤンバッブ20000wというミノとキムチが入った炒め飯。今回はこのミノチャーハンがお目当て。お腹ははちきれそうだけど全て完食してしまう。。。ここはリピート間違いなしの大満足店でした。

ソウル特別市 江南区 清潭洞 1-14
TEL:02-542-9363

昼にホルモンを食べた後、途中でパッピンスという韓国かき氷を食べてその後すぐに3時のおやつ代わりに、超有名な「明洞餃子」という店のカルグクス(韓国風うどん)を食べに行く。創業は1979年で50年近い歴史がある。入店して注文とお会計は同時で、客席をまわっているお兄ちゃんお金を渡す。

メニューはわずか4種類のみ。出てきたシグニチャーメニューのカルグクスは大きな器にはいって8000ウォン。驚くことにスープも麺も無料でお代わりできるよう。

鶏ベースのスープはとろみがあり白濁しているんだけどあっさりして淡い塩味。稲庭うどんくらいの平打ちの細めの麺はクタクタに煮込まれていて柔らか。スープを絡めながらズルズルいただく。

トッピングは挽き肉と野菜とワンタン。このワンタンもスープを絡めてツルッといただくととてもよかった。

友人はビビン麺を所望。店を出てからタクシーで空港へ向かいフライトまで少し時間があったので空港ラウンジでビビンバをいただく。。。2日間ですが最後まで休まずに韓国料理食べまくりの旅行でした・・・体重計に乗るのが恐ろしいなと思いながら帰国する・・・

ソウル市 中区 明洞2街25−2
02-776-5348
10:30-21:30

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