すし豊 5月【大阪市 東天下茶屋】

阿倍野の松虫交差点を南に200m。小さな路地を入った昭和の風情漂うレトロな寿司店。自宅から近いのでたまに立ち寄る。

この店よくTVや雑誌に掲載されまくりの江戸前寿司。ご主人の面白トークを聞きながら食す寿司はとても上質でCPも抜群。まずは生ビールをいただいて酒肴をいくつかいただく。まずはしっかりめに炊き込まれた子持ちシャコ。生ワサビを少しつけていただくとビールがすすみまくる。

有田川のもずくは採ってすぐに冷凍する。それをその場で湯通ししてウズラ卵が入った醤油系の出汁に少しつけて頂く。香りもとってもよく美味しいなあと心から感じる。

水槽で元気に泳ぐ鮎はこれも有田川で獲れたもの。生きた鮎を焼くと飾り塩をしなくても写真のようにヒレがたちまさに清流を泳いでいるよう。小振りなので頭からガブリといただく。とてもかそけき苦みと鮎の香りが日本酒にぴったり。

蓼酢も自家製ですり鉢でごりごりしていた。ご主人はプランターで蓼を育てていると言っていた。。

葉っぱをちぎって噛み締めながら酒を嗜む。。。ああ日本に生まれてよかったと思う瞬間である。

ここで握ってもらってまずは黒ごまを忍ばせたハリイカからスタート。剣先イカやモンゴウイカと違ってパリっとした歯ごたえとさっぱりした味わいは初夏を感じさせる。

大阪湾で獲れたものと言っておられた。。

3分間漬けられたマグロの漬けは私は苦手なのでヒラマサのカブラ巻きを替わりにいただく。最初、カブのさっぱりした感じがきて、そのあと数回カミカミするとヒラマサのコクと香りがあじわえ、さらに鷹の爪のピリッとした感じとともに味が3回変わりますとご主人のトークつき。。これは楽しいわ。

コハダはしっかり締められた一枚付け。。普通に美味しい。。

ハマグリの握りは濃いめの煮詰めがたっぷり。あっさり炊いてもしっかり煮込んでもハマグリって美味しいね。

カンパチの炙りは香ばしく塩加減も絶妙。。味も濃く感じるのは不思議。。

今年初めてのハモも丁寧な仕事をされていた。。一目見ただけで美味しいことがわかる。。。

 

青柳は身の部分はとてもいい香り。関西ではあまり食さないが独特の癖も含めて大好物。歯ごたえや甘みもしっかりあって日本酒がすすみまくる。

真ん中のよく見る小柱は歯ごたえもあって貝の旨さが凝縮した感あり

ヒモは強烈な磯の香りと独特の歯ごたえ。これが青柳の醍醐味。。

2時間煮込んでつくるこの店で一番柔らかいネタの鮑。。。この台詞この店で毎回聞いてはや15年。

この店で一番固い握りのイクラ。このフレーズもこの店の名物。口の中でいくらが逃げ回り噛むのに難儀するいわゆるピンポンイクラ。。実際に一粒お皿に落としてみるとスーパボールのように弾む。。。

シラサエビもこの時期の旬の味。味噌の甘みも上品でとても好きなネタ。。

イカの印籠は身と卵と白子の3段攻撃。。身はさっくりして卵はプチプチし白子はまったりした食感。。

 

最後はあっさりとお漬け物で締めなり。

寿司の出てくるタイミングも絶妙。。気配りが聞きまくっている。昔から顔にしわのない全く年齢不詳の東京弁バリバリのご主人は東京銀座の名店「新富寿司」で修行。

しかしながらお店が厳しすぎて1970年、大阪万博見物と偽って仲間と脱走。そこから大阪で努めて自分でこの店を出したと言う話もかれこれ20回は聞いた。名前は安田豊次、だからすし豊らしい。

「あたぼうよ!」とか「てやんでぃ!」って言葉最近あまり聞かないね。。

大阪市阿倍野区王子町2-17-29

06-6623-5417

大阪市 東天下茶屋 寿司

ながひろ【大阪市 岸里】 【大阪市 天下茶屋】

釜山からラピートで天下茶屋下車。一人ディナーは地元の名店の表記のお店。

へんこ親父一人が5時から一人で店を開けて切り盛り。。。6時になるといつも満員。この日は7時半に入店。。。カウンターに座るがレバーなどは品切れ。。

店主は口から毒をはきながら常連客に上から話しまくるドSの店。常連率9割の食べログなどにも掲載されていない超穴場店。

このヘンコドS親父を見るだけでこの店に来る価値はある。

でも実は優しいところも垣間見えてそこがこの店の繁盛のポイント。

あと焼き鳥は一本90円。かなり新鮮で肉はピカピカ。。安くてうまい焼き鳥の最高峰と個人的に思っている。心臓と生肉を2本ずついただく。

つくねは緑色。。。どうしてこの色になるのかはわからない。しかしいつまで焼くねんと言うくらい焼きまくる。。口に入れるとホクホクする。

手羽も新しい。。皮はぱりぱり。見ただけで美味しいことがわかる。。脂がじわっと出てああ手羽食べてるなって思う。

ジャガイモを注文すると「時間かかるよ!」との返事。。実際これもいつまで焼くんだろうと思うくらい焼きまくる。バターもたっぷりでレモン酎ハイにとても良く合う。

8時になると「火を落とすよ!」と言ってのれんも引き上げ炭を消し始める。

ビールと酎ハイをいただいて1600円の会計。。価格も満足。。

ディスイズ下町の焼き鳥と言った感じの店。。。

場所は天下茶屋駅の東側を探してくださいね。。。

焼鳥ながひろ焼き鳥 / 天下茶屋駅北天下茶屋駅

大阪市 岸里大阪市 天下茶屋 串料理

釜山つれづれ その③

3日目の朝ご飯もホテルを出てチゲ鍋屋にいく。味噌チゲと白飯。。この店の味付けは少し苦手スミダ。。

海雲台で遊覧船に乗って地元のスーパーマーケットを視察して射撃をしてジャガルチ市場で昼食。10年前に来たときとは様変わりし以前は木造だった建物が地下2階、地上7階の超近代的なビルとなって登場。昔の暗いイメージは一新。

約330軒の店が建ち並びいけすの中は魚でいっぱい。平日なのに人もいっぱい。。市場の2階が食堂になっていて刺身定食1000円をいただく。ナムルなどの副菜に魚のアラのスープにヒラメの刺身。

 

ビルの外側でも魚屋が並び前売りとともに店の奥で食事をいただけるようになっている。日本では普段いただかないホヤやエイなどもたくさん並んでいた

太刀魚も生から干した物まで大量に陳列されていた。


エイはこんな感じ。。なかなかおもしろいディスプレイ。。

カタツムリもこの国では食すのか・・・・・・マイマイタベルハムニダ。。

歩いていると初日にいただいたコムチャンオ発見。2度目の昼食をとる。

手長蛸の刺身は舌に吸盤が張り付く。ごま油と相性抜群。。。

お約束のニンニク味噌炒めなり。。。ビールが進みまくる。。。

ついでに塩焼きもいただく。。素材の味がよくわかる。癖や臭みなど全くない。地元ではわら焼きもあると聞き及ぶ。食するだけで精がついた感じがする。土産を買ってこのまま帰阪する。。。

 

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