鮨 鯛之鯛

烏丸駅から徒歩5分の表記の店を訪問。大阪、神戸で熟成魚を中心とした海鮮居酒屋を展開する現在京阪神で最も勢いのある飲食チェーンのリバリュースグループが新しく出店した鯛之鯛 烏丸店の店舗の奥にある隠れ寿司店。

カウンター8席のみの数寄屋造りの店舗は静謐という言葉がとても似合う内装。ご主人ともう一人の男性の2名だけで営まれる。居酒屋の喧騒とはかけ離れた静かな空間。

和食と寿司を合わせたお任せコース10000円のみ。最初にビールをいただいてそのあと日本酒をお任せでいただく。

先付けは秋田の新蓴菜とフルーツトマト。。。さっぱりとした夏らしい味わい。

煮物椀は鱧と走りの松茸と冬瓜 塩分がやや強いけど許容範囲内。。

胃が刺激されたところでお造り登場。最初に2週間熟成させて皮目を炙った鰆。鮪が苦手な私の為に岩牡蠣。脂がよく乗った鰊はとても珍しい、2週間熟成の鯛と鯛の昆布締めの食べ比べ。山芋のわさび漬け、鮎の甘露煮をミキサーにかけて炭の入った最中で包んだもの。魚の切りつけも大きくてボリューム満点。

寿司を握るのは若干32歳の料理長。和食の経験もありこれからの伸び代も充分。丁寧な接客も好感が持てる

握りの扉は金目鯛、炙った北寄貝、北海道の毛蟹のミニ丼に三倍酢のゼリーをかけたもの東京から仕入れる鮪とそのカマ先部分、瀬戸内海の鯵など寿司もネタが大きくて食べ応えあり。

鮪にはこだわりがあると言っておられた。。。。かなり上質なものを仕入れられているのは見ただけでわかる。

日本酒もオーナーがセレクションした希少なものばかり。プラス5000円で色々な高級酒をバイザグラスで楽しむことができる。。

すっぽんの肝臓を炊いたもの。料理の合間に供される。。

賀茂茄子を炊いて胡麻味噌をかけたもの。。しっかりとした味付けは京都では珍しい。。。

北海道の塩水雲丹と長崎産の赤雲丹の食べ比べ。。こういったちょっとした楽しみが嬉しい。。

大きな鮑の柔らか煮を肝ソースで。。。。鮑を食べたらシャリ玉をソースに絡めて食べるという趣向。。よく考えられている。。

伝助穴子の炭焼き。少し塩分が強いかな。

2週間熟成させたカンパチ、昆布締めにした大きな甘エビ、丼仕様の長崎県のブランドのど黒を炙ったものはかき回していただく。3週間熟成させたクエ、煮穴子 いくらの丼、玉子でフィニッシュ・・・コスパも良くてお腹いっぱいで大満足。

京都市中京区一蓮社町蛸薬師通烏丸東入ル300
予約はインスタのメッセンジャーだけとのこと。
わからなければ連絡ください。

 

鮨 鯛之鯛寿司 / 烏丸駅四条駅(京都市営)烏丸御池駅

夜総合点★★★★ 4.0

寿司 京都市

有馬十八番

六甲山登山の帰りに有馬温泉で汗を流して表記の明石焼きの店を訪問。比較的最近できた店で何をいただいても美味しい。

店内はカウンター席のみ。。

最初にざるどうふ460円。山椒のみが乗っているのが特徴。

そしてメインの『有馬焼』700円はどこからどう見ても明石焼にしか見えない。
壁のメニューには明石焼に有馬山椒の白醤油煮が入ったものと記されている。しかし特別どおってことはない。。

焼き餃子400円は餡に神戸ポークと神戸牛が入っていて食べ応えもあってとても美味しい。神戸らしく味噌ダレでいただくんだけどその味噌ダレに山椒の実が入っていてとても美味しい。食事には物足りないけど虫養いにはぴったり。

神戸市北区有馬町1183
078-904-0218
月~日 11:00~18:00

有馬十八番明石焼き / 有馬温泉駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

その他料理居酒屋 未分類神戸市

イルポーペロディアヴォロ 8月【大阪市 大国町】

大国町にある魚に特化した私が個人的に大阪で一番美味しいと思う表記のイタリアンを訪問。場所は木津卸売市場に隣接する阪神高速の高架下のグルメゾーン「なんば木津まち横丁○(エン)」の中のトラットリア。店名はイタリア語では「可哀想な悪魔」という意味。

今年35歳のシェフの羽田達彦さんがイタリアのエミリアロマーニャ州トッリアーナにあるミシュラン一つ星の店「Il Povero Diavolo」のスーシェフを3年間務められ同じ店名を冠して7年前に独立。

旬の魚介に旬の野菜を組み合わせたオリジナリティ溢れる料理が続く。食器はすべて暖かみのあるイタリア製の「ヴィルジニア カーサ」を使用。

最初にグリッシーニがきてぽりぽり食べながら最初の皿を待つ。

一皿目は鰯の新子と自家製バターを高菜で包んだもの。ピリッとした高菜の味わいが胃を刺激する。

2皿目は鱧の身と鱧出汁をミキサーにかけて冷凍したものに自家製のフレッシュチーズとゴーヤとブロッコリーのサラダを合わせたもの。温度差の妙にびっくり。

続いてスプーンで供されるのはトキシラズを細かく叩いたものとその筋子を合わせてみかんの皮のピューレとビネガーを合わせたもの。

フレッシュな剣先烏賊を叩いたものと火入れした葱、万願寺唐辛子を合わせて上にとんぶりを添えたもの。烏賊のスープと一緒に味わう。

この日はワインのペアリングで所望する。シャンペンから始まってオレンジワイン、ガメイのビオワイン、バルベラ、綺麗目のネピオーロ、ピノノワールなどタイプの異なるワインを料理に合わせて出していただく。

通称おじさんと呼ばれるヒゲのある魚の稚魚の「ヒメチ」とその内蔵で作るソースの逸品。パプリカのみじん切りを挟んで赤タマネギの素揚げとカポナータをペースト状にしたものを合わせる。上にはペンタスの花が添えられる。魚が美味しいのはもとより全ての料理が一つの芸術品のように味の調和を見せ、かつ複雑に様々な味わいが舌の上で主張する。

北海道産のトウモロコシと粒貝、ミニトウモロコシ、とうもろこしのヒゲを牛の脂で合わせたものに上に昆布出汁にポップコーンの香りを移して泡を作り合わせたもの。味の層が幾重にも重なってとても複雑な美味しさを醸し出す。

フレッシュのシラサエビを使ったサラダはフルーツトマトのピクルスとスモモと卵で作ったマヨネーズで合わせられる。風味づけに桜海老の乾燥パウダーと木の芽などが添えられる。

ソテーした鮎に稚鮎をペーストにしたソースを纏わせた料理。自家製の柴漬けやアメリカンチェリーが添えられる。ソースは鮎の内蔵のソース。

レアに火入れした真鯛のソテーは茄子のピューレとともにいただく。添えているのは賀茂茄子の焼き茄子に韮の発酵したものをソースがわりにしたもの。

お店はシェフとサービスの方2人で運営される。

しっかりと乳化されたアサリと鱸のパスタは酸味と甘さのバランスにびっくり。トマトコンソメを魚の出汁で煮詰めたものをソースがわりに使用とのこと。

メロンのシャーベットはカルダモンなどのハーブのシロップづけとともに。

ドルチェは杏仁豆腐をチョコでコーティングしたものでこの店のスペシャリティー。白桃が添えられる。。

酸味のあるアプリコットのケーキとエスプレッソでフィニッシュ。ご馳走様でした・・・今回も大満足で店を出る。

過去のディアヴォロはこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアン