廉 10月【大阪市 谷町六丁目】

空堀商店街のすぐ側にある表記の和食店を友人と訪問。心斎橋の老舗の「作一」の西店で40年務められた調理師歴50年の山口県出身のオーナーとそのお弟子さんが作る法善寺喜川を発祥とする大阪板前割烹の系譜をトレースしながら楽しめる気鋭のお店。

店内は1枚板のカウンター8席とテーブル席が2つ。サービスは見習い調理師さんが担当。とても丁寧な接遇にいつも感心する。

メニューは手書きの毛筆で書かれており、100近い旬の食材を使ったアラカルト料理が並ぶのは圧巻。

町6丁目駅から空堀商店街西口に入って一つ目の筋を南に入った角にある新進気鋭の表記の割烹料理店を友人と訪問。

コース料理のお任せ3品8000円もあるけどこちらでは好きなものを好きなようにお酒と一緒にいただくのが好み。

座付は四角豆の白和えと烏賊の天ぷら、穴子の押し寿し。。冷たいビールとともにいただく。

刺身盛り合わせは煮鮑、鱧の焼き霜、明石の鯛、赤貝、石影貝など。。

脂ののった秋鱧と松茸の卵とじ。。半熟卵と鱧の相性がとてもいい。

栗を使ったグラタン。細かく切った針状の栗が天盛りにされる。。ゴロゴロと栗の入ったベシャメルソースの美味しさも突き抜けている。。

名物の一口ビフカツは数ミリの厚みにカットした食パンで和牛ヘレ肉を巻いて揚げた珍しいもの。肉も驚くくらい柔らかくてびっくり。辛子とウスターソースでいただく。

ごちそうさまでした。。。

過去の廉はこちら

大阪市中央区谷町7-6-3
06-4305-4380
17時~22時
休日 水曜日、第三木曜日

 

大阪市 谷町六丁目 和食

奈良食堂 10月

私どもの会社が経営する奈良の橿原にある炭焼きイタリアンレストランを視察を兼ねて友人と訪問。近鉄大和八木駅徒歩3分のカンデオホテルの1階に位置する。テラス席を合わせて120席の大箱店。地元の食材にこだわり、特にランチタイムのサラダバーは女性に大人気。お店はLAを意識した内装で今時の音楽が鳴り響く。。

10月になり少しずつお客さんが増えてきたという店長の弁。

こちらのお店はお通し400円が野菜サラダになっている。お代わりごとに内容が変わるようになっている。クランベリーで和えた蓮根や地元の四角豆など珍しいものも入る。

改良を重ねまくっているカニクリームコロッケ。サクサクの衣は限りなく薄く、中身は出来るだけとろとろに仕上げる。たっぷりのずわい蟹の身とミルキーなベシャメルソースのバランスもとてもいい。最高の一品になるまであと少し。。

ランチタイムで大好評のハンバーグもより美味しくするために改良中。地元産の大和牛と大和ポークをミンチにして作るんだけど肉の美味しさとともに独特のパサつきがどうしても気になっていたので、玉ねぎを減らして牛脂と豚脂、牛のおっぱいの脂などを加えるとコクと旨味も深くなりジュシーな仕上がりとなる。こちらも完璧なものになるまであと少し。ソースが美味しいのだか主張しすぎるのでこれも改善の余地あり。

玉ねぎの入ったフォッカッチャ。これはシンプルだけどかなり美味しい。玉ねぎを飴色になるまで炒めたジャムをつけていただく。

エリンギと地元の大シメジのオイルソース煮。。残ったオイルをパンにつけるとても美味しくてワインが進みまくる。

煮込んだ大根の炭焼き。大根の下にはパルメザンチーズと白ネギ。。

この日のレコメンドメニューの大きな活車海老の白ワイン蒸し。食べ応えも十分。

こちらのお店の看板メニューの炭火焼3種盛り(写真はハーフサイズ)大和牛、大和ポーク、奥丹波鶏を炭火で時間をかけて火入れする。粒マスタード、岩塩、バジルソース、バルサミコの酢で供される。個人的には豚肉がとても甘くて味も深い気がする。

パスタも冬から直径1.7ミリのスパゲティではなく2ミリのスパゲットーニに変更の予定。ソースとの馴染み良さや小麦感など様々なブランドをテスト中。地元の野菜の強い味に負けない無骨なパスタを提供できるよう頑張っております。

過去の奈良食堂の記事はこちら

奈良県橿原市内膳町1−1−60
0744−23−0020
10:00~22:00
年中無休

 

イタリアン 奈良県

米増 10月【大阪市 福島】

友人のグルメ社長と表記の和食店を訪問。昔からずっと通っているんだけど最近はなかなか予約が取れない店になってしまって難儀している。夜の席は6月まで満席とのこと。JR福島駅を北に徒歩8分、セブンイレブンの横に店配置する。

本湖月出身のご主人の献立の完成度や端正な仕事にいつも敬服する。同伴する友人は皆こちらの店のファンになる。。接遇もご主人と着物のよく似合う奥さんの分け隔てない飾り気のない気配りにも感心する。茶味溢れる料理の献立は毎月試作を重ねて新しく変更され昨年のものは踏襲されないとのこと。

料理写真は掲載不可なので忘備録として献立のみ記す。
普段はコース18000円だけどこの日は松茸等の高級食材が入るため25000円とのこと。

・菊の花びらを浮かべた菊湯
・紅葉した柿の葉に盛られた一口サイズの栗おこわ(栗は丹波産)
・酢の物は北海道産の毛蟹の砧巻き 蟹味噌添え
・煮物椀は和歌山産の松茸と由良産の脂の乗った鱧の葛打ち
・刺身一皿目が1日寝かした淡路産の鯛と長崎産の剣先イカ 加減醤油と塩水にて
・刺身2皿目は大間の鮪のトロの薄造り(私のみ煮鮑に変更)
・宇和島産のカマスの天ぷらは鬼おろしをたっぷりかけて
・千葉産の伊勢海老と河内の小芋の炊き合わせ。白味噌と柚子の餡掛け。
・柿と干芋茎の酢の物 生の落花生が添えられる
・脂の乗った焼きあなごと山梨産の数種類の天然キノコの鍋仕立て
・食事は釜炊き白米。お供は自家製新物イクラ、炙った松茸をスライスにしたもの
・ヨーグルトのソルベ
・自家製薯蕷饅頭と薄茶

お酒も食中酒がたくさん揃えられている。この時期ならではのひやおろしがとても美味しかった。

山梨産の天然キノコ色々。初めていただくものもあり勉強になりました。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

 

大阪市 福島 和食