みや乃

最近有名になりすぎて予約が取れなくなっている弁天町の外れの「みや乃」 仲間9名と一緒に名物のみやの鍋をいただきに行く。 宮の店.jpg 一見どこにでもあるような普通の店。。出てきた鍋はカンパチのあらに伊勢海老、毛ガニ、松葉ガニ、牛ロースに活アワビ、ホタテなどそれにうどんと野菜のテンコ盛りマウンテン。。迫力満点の盛り込みに一同びっくり。。。 miyanonabe.JPG みそベースのスープにまず伊勢海老を投入。。スープに伊勢海老の味噌も溶けてかなりいいお味となる。もちろん活エビなので身はぷりぷりのシコシコ。 伊勢海老みやの.jpg アワビはみそスープで15分くらい炊いてから調理場でステーキとなる。肝も旨いし滋味たっぷり。。 アワビみやの.jpg ホタテもでっかくて(たぶん天然)今が最高の旬。。不味いわけがない。。。今日はロース肉の代わりに猪肉らしい。煮込めば煮込むほどうまくなる。。 ホタテみやの.jpg イモ焼酎も飲み過ぎて最後のカンパチや野菜までたどり着かなかったのが残念。。。しかし雑炊はかなりいろんな味がして旨かった。。。 大阪府大阪市港区弁天2-5-27  電話 : 06-6571-5888

みや乃魚介・海鮮料理 / 弁天町駅


カテゴリー 弁天町, |

ニューとん助

たまにどうしても食べたくなる地元の超人気とんかつ店。 昼と夜2時間ずつの営業。注文ごとに手切りするとんかつが有名だが胃腸の調子が悪いのでヘレテキにする(あまりかわらんが・・)このとん助という名前の洋食屋は大阪であちこち見るがどうなってるんやろといつも不思議に思う。。。そういや神戸に行ったら全く経営別の赤ちゃんという名の洋食屋が6件くらいある記憶がある。。そんなことはどっちでもいいのだが・・一人で来店、結構いっぱいだったが「先生どうぞ!」と言われて席に着く。。(地元の公明党の市会議員が私と顔がそっくりらしく会社近辺で食事をすると良く間違えられる。。最近は邪魔くさいのでどうもどうもと言って受け流すようにしている。。。。) konndate.JPG この店の名物のポタージュスープ300円を所望する。このスープ超有名でフライパンにお湯を張って玉ねぎみじんを入れて塩と味の素を大量に入れてしょうゆ少々そこに冷蔵庫からボールに入ったベシャメルのようなものをドバッと入れてそこに大量のおろしニンニクとちょびっとのエビ。。。仕上げに牛乳とコショウをいれる。。ボリュームたっぷりのスープはさらっとしているのだけどあとからパンチがドカンと来る味。ニンニクが口の中を暴れまわる、そして味の素のなんともいえんコクがしっかりあとに残る強烈な逸品? 気をつけないと口のなかずるむけになってしまいます。。 potajutonsuke.JPG ヘレテキは仕上がりは超レア。。ドミグラスソースをたっぷりかけて辛子と一緒にいただく。このデミグラスソースがこの店の真骨頂。肉汁をどんどんソースに入れて継ぎ足しまくっている。ニンニクのきいた少し苦みがあって野菜の甘みがでまくっているこのソースは何にかけても旨い。。たった12席のカウンターの客はこのソースを食べにくるのかといつも思う。ええソースはほんまにええ艶を出していてここまで濃厚だと逆に気持ちがいい。。 hetreteki.JPG 肉はダブルにしようかと思ったが昼間のことなので抑え気味にした。。断面もいい色をしてるのがよくわかる。。肉の質を十分凌駕するこのソースはフレンチのフィレミニヨンステーキが尻尾巻いて逃げだすようないさぎのよい一刀両断型の逸品である。 here2.JPG 私のような中年のおっさんにしたらたまらん名店である。店の裏に駐車場有。 電車できて20分くらい歩くのもいいかも。 大阪府大阪市住之江区北島1-3-31 06-6685-4096 最寄り駅:地下鉄四つ橋線住之江公園 徒歩20~30分 26号北島交差点西


カテゴリー 住之江, とんかつ |

ビストロエピス 2月

個人的に最も大好きでコンサバティブなどっしりソース系のビストロのエピスに一人カウンターフレンチをいただく。小さな火口で黙々と順序良くクリエイティブかつガストロミチック、しかしながらしっかりとパンチのある魂の入った逸品はビストロの域を大きく超えている。。 今日はオマールエビをメインにすべてお任せでシェフとの会話をスパイスにしながらゆっくりといただいた。ひと品目のアミューズはいつもいただく大好きな田舎風パテではなく低温調理したホロホロ鳥胸肉と鴨のフォワグラのテリーヌ オレンジ風味。低温調理したホロホロ鳥はしっとりなめらか。パサつきは全くなし。滋味深くフォアグラとの相性は抜群。 hoaguraepi.JPG 飲み物もお任せしたらキールがでてきた。最高のマリアージュはお約束通り。。一緒にいただくと香りもよりふくよかになり「美味しすぎて目がつぶれてしまいそう・・」という表現をついしてしまった。お世辞なしでマジうま・・・・ amaino.JPG アントレは自家製のスモークサーモンマティニヨンレギュームのソース。。地味だけどしみじみ旨い。細かな野菜から旨みやエキスがほとばしりまくり。中に香草で味の付いたコメが入ったうずらのファルス。海老と牡蠣のエスカルゴ風はパンとの相性抜群。しっかりとエッジのきいた塩づかいはまさにオーセンティックフレンチ。やっぱフレンチはこれでないと。。。。 zensaiepi.JPG ウズラのファルシにナイフを入れると肉汁がほとばしりコメにうまくしみ込んで最高級焼き鳥丼状態。。 骨までしゃぶりついていただく。またその骨をあてにワインを一杯いただけるくらい旨かった。。 uzuraepi.JPG 奥野シェフからどうしても食べよといわれて出てきたのがリードヴォーのムニエル モリーユ茸のクリームソース。このソースの濃厚で香り高い事。。脂肪分のあるソースとの相性はかなりいいと感じた。シェフはこのモリーユはフォアグラよりも高いと言っていました。世の中で最高級なの編みがさ茸と一緒と聞いたことがありますがこの乾燥したものをクリーム系のソースに入れると味が一変するよう。。今度醤油味の鍋に椎茸の代わりに入れてみようと思っています。。乾燥ではなく生のモリーユを1キロくらい食べたいと思った。。、子牛の胸腺肉のリードボーもとても旨みが強くまた鳥肉のような舌触りで素材とソースがベストマッチした料理の典型であることシェフがどうしても食べよといった理由がよくわかる。ソースにもその出汁が出てボルドーの白と一緒にいただけば別次元の旨さに別の世界にトリップしてしまいそうになった。 ri-doboepi.JPG メインのポワゾンは活オマール海老のロースト粒マスタードをきかせたブールブランソースと香草バターソース。。。この料理は奥野シェフの得意なこってりがっつり白ワイン系料理。野菜の旨みやフォンの香りとエビの旨みが三位一体。酸味のきいた奥野シェフのブルーブランソースは私の大好物。香草バターとの相性も強烈。。。濃い~白ワインとともにいただけばまさに至福。エビ一匹丸ごといただくことはよくあるがここまで調味して旨くなるエビ料理は絶対にない。。絶妙な火入れの加減もエビの旨みを最大限に引き出している。火を入れることで素材の味がよりわかる・・・・これぞプロ・・・・ omaruepi.JPG 私の後の客がオマールを所望したが売り切れと言われ少し恐縮であった。。極上のシャルドネと一緒に合わすと盆と正月がいっぺんに来たような気分。。食後はマールブランデーをいただき楽しいディナーは一人お開きとなった。。小さなお店なので予約お勧め。シェフはソムリエの資格も持っているので何でも相談しよう。。。ランチも強烈なコスパでお勧め。。詳しくはこちら


カテゴリー 帝塚山, 姫松, フレンチ |