博多炊き餃子 池三郎

表記の店に同年代のおっさん3人で訪問。地元では大人気のお店でよく行かれる友人がわざわざ予約していただいた。地下鉄の天神南駅近くビックカメラ向かいのビルにある。鉄鍋餃子は福岡で過去に何度かいただいたことがあったが炊き餃子というジャンルは初めて。

2016-05-09 18.53.02

突き出しは皮鯨とハリイカのげそ、海苔で胡瓜をまいたものに蟹味噌と飛び子を乗せたもの。不要な場合はキャンセル出来るのも嬉しい。

2016-05-09 18.59.53

お造りの盛り合わせ2600円を所望する。手前からぶつ切りにされて皮をさっと焼いたサワラ、ハリイカにイクラを乗せたもの熟成の効いたひらめの薄造り地元の鯵とさらし鯨。鮮度もよくかなり美味しい。

2016-05-09 19.00.57

竹豆腐500円はクリーミーで葛がしっかり入ってトロトロ。かなり甘いので女性向かも知れない。

2016-05-09 19.05.10

名物の半熟卵雲丹いくら乗せ700円。半熟卵は熟成も効いて簡単な料理だけど素直に美味しい。ビジュアルがかなり美しい。思ったよりも相性は悪くはない。焼酎とドンピシャ。。

2016-05-09 19.39.51

和牛もつ焼き900円。少し臭みが残っていたのが残念。これは特に取り立ててどおってことがない福岡独特の嗜好性の高い商品。

2016-05-09 19.17.07

手羽うずら玉子300円は手羽餃子にうずらの卵が入ったもの。これも特別どおってことはない。

2016-05-09 19.44.03

出し巻き卵500円はかなり個性的なビジュアル。多分サランラップに包んで蒸し上げたものと推察される。甘い餡をかけて大根おろしと明太子をトッピングで味は残念な感じ。関西の出汁巻玉子とは味も食感もかなり異なる。

2016-05-09 19.55.13

ゴーヤ塩昆布サラダ600円はさっぱりとしていい口直しとなる。カウンタ−の中の若い調理スタッフ2名ですべて対応。ちょっとした割烹の空気感をしっかりと醸し出しており客の年齢層も総じて高め。福岡はこのような高級居酒屋が多い。

2016-05-09 18.58.31

黒豚軟骨焼き500円は食べ慣れていないせいか軟骨が口に残る。歯がしっかりと強くなりそうな料理。炊き餃子のスープで味をつけているのはすぐに判る。

2016-05-09 19.13.59

メインディッシュの炊き餃子700円がグツグツと音をさせて登場。すいとんのような食感のツルツルで柔らかくてモッチリ厚めの皮が特徴。白濁したスープは濃い豚骨系かと予想していたが鶏ガラも入っており思ったよりもあっさりしていた。臭みや脂っこさやくどさはなく餃子から出る野菜の旨みも感じられてどんどん飲んでしまう。餃子の餡は野菜中心で鶏肉も入る。
とにかく皮が美味しいのが特徴。友人が北新地で餃子鍋店を大繁盛させているがそれとは全く異なるタイプ。ザクザクとカットされた白ネギとの相性もいい。唐辛子や柚子胡椒を入れると味わいも変わる。
最後に麺300円、おじや400円で締められる方がほとんどらしい。炊き餃子以外のメニューも豊富なのでいろいろな場面で重宝する。会計は一人5000円でした。

福岡市中央区今泉1-10-15
福岡アーバンタワー2F
tel:092-739-7550
営業時間 18:00~23:00

池三郎餃子 / 天神南駅西鉄福岡駅(天神)渡辺通駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7

居酒屋 九州地区

こいき 5月【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

四天王寺夕陽ケ丘駅3番出口から徒歩1分。マンションの1階にある見た目はうどん屋のような最近お気に入りの寿司店を訪問。かなりの人気店で入店が困難だけど当日のキャンセルがあったらしい。GWなのでネタは不足してますというご主人。

2016-05-05 18.37.30

最初は徳島産の蒸し鮑。エコノミーサイズであるが旨みも強くいい仕事している。肝も秀逸。藻塩を少し付けてからいただく。

2016-05-05 18.43.02

続いては大きな卵を持ったシャコを土佐酢と山葵醤油でいただく。卵の食感と身の甘味がとてもいい。お店はカウンタ−9席のみでこの日も当然満席。

2016-05-05 18.52.49

殻から剥きたての北寄貝を炙っていただく。磯の香りも残っていてかなり美味しい。愛知の純米大吟醸「醸し人 九平次」とともにいただく。

2016-05-05 18.57.44

焼き物は北海道のシシャモか金目か迷ったけど鯛の頭を焼いていただき日本酒とともに楽しむことにする。養殖鯛にない透き通った旨みがいい。

2016-05-06 07.52.49

時間がなかったのでこのあたりで握っていただく。最初は熟成のしっかり効いた金目鯛。続いて旨みたっぷりの鯛。天然の石鯛。藻塩でいただく和歌山の剣イカ。甘々の大間のげんこつ雲丹がテンポよく出される。シャリは赤酢を使用。コクと旨みはあるがシャリがバラバラした感じになるのとすえた癖があるのが難でネタの相性がどうしても出る。

2016-05-06 07.52.13

続いて炙って供されるのどぐろは脂の甘味が炸裂。いくらご飯もコクのある赤酢のシャリとよく合う。レアに湯がかれた車海老、かなり大きな釣りの鯵、さっと炙って出される名物の煮鰻でフィニッシュ。ビールとお酒を2本いただいて1万円くらいでした。とてもいいお店です。

大阪市天王寺区四天王寺1-7-15
TEL:06-6772-0379
営業時間:17:00~23:00
定 休 日:月曜

こいき寿司 / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.8

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司

懐石料理 徳 住之江本店【大阪市 住之江公園】 【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】 【大阪市 北加賀屋】

父の一周忌の法要を私どもの店舗で行う。普段から法事利用のお客様が多いのでスタッフは慣れたもの。上質な料理と接遇をリーズナブルな価格で提供しているので日曜日は早くから予約が入る。この日は仏事用のお斎5000円をお願いする。

親戚15人が仏縁で集まり父の生前の話をしながら和やかに会食する。

2016-05-05 14.11.42

前菜として6つに仕切られた箱には北海道の根室産の雲丹と陸ひじき、フルーツトマトを乗せた雲丹プリン。名残の蕨のお浸し。鮑の柔らか煮と独活の黄味酢和え、細かく刻まれた香草が散らされた鱸の香り蒸し、うるいとレアにボイルされた蛤の上に生のりを乗せたもの。琵琶湖の稚鮎を蒸して南蛮酢に漬けたものを蓼酢のペーストをかけていただく。どれも仏事料理らしい地味ではあるがいい食材を丁寧に調味したものばかり。

2016-05-05 14.29.36

お椀は鯛の白子豆腐と走りの鱧。防風と菜種を添える。煮物の位置づけなので塩分は少し高めでしっかりとした食味。

2016-05-05 14.37.14

お造りはしっかりと脂ののった天然鯛と熟成したアブラメ、剣先烏賊の3種盛り。これはかなり良かった。

2016-05-05 14.48.49

八寸は餅に模したじゃがいもに海老餡をかけたもの。太刀魚の西京焼。一寸豆とチーズの味噌漬け、ヒラメを使ったちまき寿司、木の芽しん薯など。

2016-05-05 15.00.37

今や名物となった但馬牛のウチヒラを使用したローストビーフ。前日から醤油ダレに漬け込んでスチームコンベクションで蒸し焼きにしているのでしっとりした食感と小サシの入った肉質のためにかなり柔らかで脂分も感じる。和風のソースと八丁味噌で作った辛味噌でいただく。あしらえはアブラナ科のキャベツとカブを合わせたようなコールラビ、ズッキーニ、ラディッシュのワイン煮、海老を百合根で挟んで揚げたもの。これはかなりいい一皿でした。
2016-05-05 15.11.00

食事は餅米を新鮮な甘鯛で巻き込んで湯葉餡をかけたもの。スプーンでほぐして雑炊のようにしていただく。上に乗せられたワサビ菜の漬け物がピリっとしていいアクセントになる。法事の食事にふさわしい逸品。

2016-05-05 15.25.24

デセールは名残の苺、デコポン、びわをアソートしたもの。特製ソースをかけていただく。軽いお斎なんだけどお腹いっぱい。

詳しくはこちら

大阪市 住之江公園大阪市 住吉大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社大阪市 北加賀屋 和食