ボストンマラソン前日はアルコールを控えて炭水化物をとりに中華街にある香港少食を訪問。
ボストン交響楽団を指揮した小沢征爾さんもこの店のワンタンめんをこよなく愛したという事らしい。小食は「おやつ、スナック」という意味だけど90種以上のメニューを取り揃える大衆中華料理店。さすがに中国人が多い。英語よりましな中国語を使ってワンタンメンを所望する。
出てきたものはかなりのボリューム。カットしていないプリプリの海老の入った大きなワンタンが約10個ぐらい。麺は固くて細麺でこれは好みの問題。スープは鶏の出汁で薄めだけど胃に優しい。周りを見渡すとどのメニューもボリューム満点。これもやっと完食出来るサイズ。これで7ドルはとても良心的なり。
レースの前日はエキスポ開催の近くのフードコートで日本人ランナーが集まっての昼食会に参加。ベテランの方やアメリカ在住の方ばかりでいろんな事を教えていただいた。そのフードコートで頂いたのがロブスターの身をパンで挟んだ豪華なロブスターロール。かなりの量のボイルドロブスターが入っており食べ応え満点。チャウダーと一緒にいただけば晩ご飯にもなる感じ。
お店の方お薦めのレモネードもクエン酸摂取のために頂く。全部で20ドルだけどかなり美味しかった。
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以下JAL機内食。最近は機内に調理師がいるのであろうかかなりレベルが高いのに驚く。
前菜はフリーンアスパラのフランと茄子とリコッタチーズのムースの上にスモークサーモンの乗ったもの。これは手がかかっているようだが凡庸。
前菜として九つのマスに仕切られたお膳が登場。左上から鶏肉のカピタン漬け(南蛮漬け),鶏と焼き貝柱、若布、セロリの酢味噌掛け、マッシュルームとホワイトアスパラの白和え、新筍などの春野菜の炊きあわせはかなり秀逸。雲丹・イクラ・黒豆の乗った豆腐もかなり上質であった。鮪のゴマ醤油焼きは中はレアで刺身状態。クリームチーズとサーモンの薄皮巻変わり味噌添えもチーズと味噌の相性が抜群。豚バラの味噌煮もいいしサーモンで葱を巻いて焼いたものもワインに合う。これだけで大満足だけどあくまで前菜と言うのに驚く。アングロサクソン仕様なのであろう。
主菜は鯛の田舎煮に牛蒡の餡をかけたもの。これは奇をてらい過ぎであまり美味しくなかった。あとは炊きたてのご飯とみそ汁と香の物。気圧調整する炊飯釜を使用しているのであろうかご飯だけは美味しかった。
あと軽食で好きなものを好きなときに食すことができるが虫養いに焼きホタテとウニとイクラの丼を所望する。ごま油の効いた醤油ダレがパンチあり過ぎて微妙な感じ。これもアングロサクソンやアジア系にはいいのであろう。
しかしここ数年でJALの機内食のクオリティーが格段と向上した事は紛れもないもない事実である。ほぼ地上の料理と遜色ないものが出てくる事に驚くボストンの空。