鮨一心

東京出張の帰りに友人を誘って上野にある表記の寿司店を訪問。ずっと前に北新地のママにおすすめいただいたお店。千代田線湯島駅からも銀座線上野広小路駅、山手線御徒町駅からそれぞれ徒歩5分くらい。

店内は白い檜のカウンター15席くらいと小上がり席。カウンターの中で握りを担当するお店のご主人と板前さんが2名で切り盛り。

メニューはありがちなコースでなく一品や、お造り、お寿司となんでも一通りあり、好きなものを好きなだけ注文するスタイル。特につまみがどれも美味しそうなのでお酒と一緒に色々といただく。

最初にご主人おすすめのハタの刺身を所望。白身だけでも10種類くらい揃っていた。

ポン酢と山葵醤油の両方でいただく。白身だけど旨みが強くて脳が覚醒する美味しさ。

旬の香箱蟹を注文。ほぐし身と内子、外子がぎっしりと殻に詰め込まれていて柔らかい味の蟹酢をつけていただく。銀鱈の西京焼きは見ただけで美味しいとわかる逸品。しっとりした身と西京味噌の味わいは日本酒にピッタリ。

平貝を醤油を塗って焼いて海苔で巻いた磯部焼きも食べ応え満点。ヤリイカの印籠煮も江戸前の仕事でかなり美味しい。初めていただく酒盗明太子はクリームチーズを添えて提供。巨大なタコを柔らかく、真っ黒に炊いたものも初めていただいた。供する前に粘度の高い煮詰めをかけるのも江戸前の仕事。北海道産の巨大ボタンエビも美味しそうだったのでいただく。

つまみを食べすぎて寿司は少しだけにする。私は苦手で食べなかったがマグロの美しさにびっくり。「大間」のマグロを赤身の漬け、トロ、大トロを順に注文。好物の天然車海老は2貫いただいた。石鯛の昆布締めも綺麗に水分が抜けて旨み最高。光り物は鰯と小肌をいただく。

溶けるような食感の煮穴子とカステラのような玉子でフィニッシュ。怖そうな顔のご主人も実はとても優しく写真を撮りやすいように盛り付けていただいたり気遣いが素晴らしい。値段はお酒をいただいて2人で3万円弱。銀座の半分以下の会計にびっくり。こんな店が大阪にあったらしょっちゅう通うのになと思いながら店を出る。ごちそうさまでした。

東京都文京区湯島3-43-12
03-3835-4922
17:00~26:00
日曜定休

寿司 関東地区