フレンチ串揚げBEIGNET(ベニエ)

友人の紹介で友人の友人がオーナーをつとめる表記の串揚げ店に別の友人と訪問する。梅田のヨドバシカメラを北にすすんでJRA場外馬券場の北側の雑居ビルの1階。数多くの居酒屋レストランを関西で展開するダイニングという飲食会社の新業態。

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外観は控えめな看板でシュッとしたファザード。

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お店に入るとスーツをぱりっと着こなしたマネージャーさんをはじめとするホールスタッフの方がお出迎え。この日は恭しくカウンタ−の席に案内される。2月6日にオープンの店は白い大理石のカウンタ−14席と奥に個室が2つ(10名収容)。串揚げを揚げる方はフレンチ経験者で特殊な装置を施したフライヤーで丁寧に一つずつ細やかな仕事を施される。

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普通の串揚げと違ってフランス料理の技法「ベニエ」(こちらのお店では小麦粉をビールで溶いて卵黄とコーンスターチを加えて揚げたもの)を用いた串揚げを提供されるのが特徴。

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最初にシャンパーニュで乾杯してお任せコース5,000円(税別)を所望する。料理の扉は菊芋のスープポタージュ。2品目は火入れした鰤と5種類の大根をサラダ仕立てで合わせて軽く燻煙をかけたものと続く。串の始めはオマール海老のエストラゴンソース。ビジュアルも端正。オマール独特の歯触りと香りが嗜好に合う。

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ホタテ貝柱と菜種をムース状にして揚げたものに浅利の泡のソースを合わせたもの。ブランダード(銀ダラの塩漬け)のコロッケをパセリのソースと合わせたもの。タラの白子を揚げたものに焦がしバターを合わせたもの。安納芋に塩の利いたベジョータを巻いてドライトマトを合わせたもの(撮り忘れ)ウロコを付けたまま揚げる日本料理のウロコ焼きを再構築して作った甘鯛と蕪のソースと続く。

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ワインはソムリエの方が料理に合わせてペアリングしていただいた。上質なワインがグラスで廉価でいただけるのはとても嬉しい。

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里芋とコンソメスープを合わせたもの。原木椎茸の豚ミンチ詰めはこの日一番美味しいと思った一品。坂越産の大粒の牡蠣(撮り忘れ)に続いて牛ヘレ肉のロッシーニ風。海老オイルの入ったミネストローネに入るのはリゾーニパスタ。米とは違う食感がいい。デセールは胡麻のブランマンジェ。最後は今や小売店がブランドとなっている芦屋の「Uf-fu」のハーブティーでフィニッシュ。

小さなお店なので要予約。かなりかっこいいお店です・・・

大阪市北区芝田2-5-6ニュー共栄ビル1F
06-6292-2626
17:00〜23:00


カテゴリー 梅田/JR大阪, 串料理 |