天津

またまた凄い店を見つけてしまった。知人の紹介で訪問した表記の店。店名は全くない。大正区の平尾の商店街(サンクス平尾)の東を抜けたところ。目印は中華料理と書かれた暖簾のみ。この暖簾も色が落ちているので見落とす可能性あり。

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一見ではたぶん入れないであろう。意を決してエイヤで突入。店は4人掛けテーブルが2つとカウンター席が6席だけの狭い店内。古いけど綺麗に掃除されている。

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メニューは中華そば400円でその他のものはすべて500円。おすすめの定食と呼ばれる中華そばと焼き飯の小がセットになったものが700円。 私は定食を所望する。

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厨房は女性店主一人。焼き飯が名物と言っていた。どう見ても80才は軽く超えた感じ。フライパンを操り鉄のへらで御飯を押さえつけながら炒めまくる。静かに丁寧にしっかりと調理をされる。学校から帰ってきておばあさんに夕ご飯を作ってもらっているような錯覚を覚える。

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出てきた焼き飯は薄く焦げ色のついたもの。御飯はパラパラ。一言で言えばしっかりと炒められた醤油味の家の焼き飯って感じ。玉子、人参、玉ねぎ、ネギ、焼豚が入る。私の口にはとても合う。この店主がつくったと思うだけで最高のご馳走となる。

自分で冷たい水を入れてテレビをみながら食す。

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ほどなく中華そばが登場。澄んだスープがいい。店主の顔もピカピカしていい人生を送って来られたオーラが出る。「仕事をしてたらボケないから」と言っておられた。年齢は最後まで言わなかったけど曾孫がいてると言っていた。美味しいとか不味いとか言う下劣なジャッジメントはこの店では不要。神を前に晩餐を頂いている気持ちになる。。凄いよこの店も。

大阪府大阪市大正区平尾3丁目11-5


カテゴリー 大正, 中華料理 |