カテゴリー:イタリアン

イル・メルカート・アンジェロ【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

クリスタ長堀の四ツ橋駅寄りにある表記のイタリアンで一人昼食。なんばでいつも大行列の「クレープリーアルシヨン」や大阪イタリアンの老舗「ビストロ・ダ・アンジュ」、そのほかに福島や天王寺、奈良に店舗展開されている「アンジュ&アルション」グループのお店。暖かみのある店内はかなり広くて入り口にはイタリア国旗やワイン樽、生ハムの塊がたくさん吊るされていてイタリアの田舎にある市場の雰囲気を再現。普段は錆びれまくっているクリスタ長堀の中で気を吐く大繁盛店。

この日はスープと数種類の中から選べるパスタとデザートかワインを含むドリンクがつくパスタセット1200円に生ハムサラダ+300円をつけて所望する。

最初に人参のポタージュスープ。手抜きなしのかなり上質な仕上がり。。軽いんだけど後から人参の香りが鼻に抜ける。

お店の中で熟成した生ハムも切りたてでふわふわ食感。店内はスタッフさんの明るいイタリア語が飛び交っていてイタリアにいる気がする。

パスタは筍の入ったミートソース。小麦の味がしっかり感じられる完成度の高いスパゲッティで毎回「美味しい!」と思うもの。量もたっぷりあってありがちな物足りなさは全く感じない。食後のコーヒーも美味しくて大満足。ごちそうさまでした。

前回のイル・メルカートアンジェロはこちら

大阪市中央区南船場4-12クリスタ長堀地下街7号
06-6282-2188
営業時間11:00~23:00(L.O.21:30)
定休日不定休

大阪市 心斎橋/四ツ橋 イタリアン

ムラタ料理店【大阪市 昭和町】

文の里の今年1月末にオープンしたイタリアンのお店を訪問。文の里駅から徒歩5分の住宅地のど真ん中あたり、市立工芸高校の東側あたりにひっそりと位置する。路地の先にある目的来店でないと絶対にわからない場所。こちらの店の情報は食べログ含め、ネットでは多分初掲載と思う。

重厚な木の扉を開けるとコンクリート系のスタイリッシュな空間が現れる。島之内のフジマル醸造所にいらっしゃったシェフの独立店で、なにわ野菜をはじめとする、こだわりの食材を使用したイタリアンがアラカルトで気軽に食せるお店。カウンターのシェフの目の前の席に案内いただく

春らしいロゼスパークリングでスタート。アラカルトは小皿料理、前菜、パスタ、メイン、デザートに分かれていて2名だと2皿に取り分けて提供して頂けるのがありがたい。

前菜から「千早赤阪村のニジマスのマリネ 難波ネギのピューレと日向夏のピクルス1430円(写真は2皿に取り分けいただいたもの)。ニジマスって普段あまりいただかないけど脂もあって香ばしくてとてもいい味わい。前菜はこれ以外に「ひっさげマグロのカルパッチョ」「対馬の穴子とアスパラのフリット」「カサゴのロースト、浅利とトマトのソース」「なにわポークのタンと春キャベツ、大麦の煮込み」など。

オレンジワイン2種。パンチの効いた味わいに目が覚める。

前菜からもう一皿「桃山ケンカ地鶏胸肉と黄かぶのコンフィのサラダ仕立て1320円」(こちらも2皿に取り分けいただいたもの)パサつきのない胸肉は歯ごたえもあってかなり美味しい。黄色のカブは門真産とのこと。

パスタは「平貝とホワイトアスパラガスと蕪の葉を使ったジェノベーゼ、自家製ショートパスタのチカティエッリ」(こちらも2皿に取り分けしたもの)を所望。チカティエッリは「目潰し」という意味らしい。パスタのモチモチ食感とエンドウ豆のペーストが優しい味わい。

長野県小布施のメルローもいただく。上質なグラスワインもたくさんあって飲み比べができるのが嬉しい。

メインは「なにわポークの肩ロースのローストうすい豆のピューレと芽キャベツの花部分を添えて」を所望。脂身がかなり甘くて美味しい。肉も野性味があってガシガシといただく。メインはこの他に「阿寒湖の蝦夷鹿の内腿のオーブン焼き」など。

食後はグラッパを所望する。

大きな塊のゴルゴンゾーラを少しいただく。

食後酒のデザートワインもチーズにぴったり。ここ最近の中でベストヒットのお店。アットホームで料理も美味しくて、価格は手頃でお酒もたくさん。通ってしまうこと間違いなしのいいお店でした。

お店のインスタはこちら

阿倍野区文の里3−2−15
06-7777-5528
11:30〜14:00 17:30~21:00

ムラタ料理店イタリアン / 文の里駅美章園駅河堀口駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 昭和町 イタリアン

ピッツアリア モリタ【大阪市 松屋町】 【大阪市 谷町六丁目】

松屋町駅と谷町6丁目駅の間くらいにある表記のピッツアテリアを平日ランチタイムに一人で訪問。長堀通りから少し入った路地にひっそりと位置する。

お店は青く縁取った扉とオリーブの鉢植えが目印なんだけど間口が狭くてかなりわかりにくい。細長い店内は手前にテーブル席が数卓あり全体で15席くらいのキャパ。店の奥が厨房になっていて鉄のピザ窯が鎮座する。ご夫婦2人で切り盛り。

こちらのお店のご主人はイタリアのエミリア=ロマーニャ州のラヴェンナというところの店で修業され、2001年にベネト州のパドヴァで毎年開催されるピッツァコンテストで外国人として初めて優勝した方とのこと。

メニューはピッツアのみでランチタイムは日替わりのピッツア1300円とサラダのついた選べるハーフ&ハーフピザ1940円のみ。選べるピッツアメニューはほうれん草とリコッタチーズの「ロマーニャミーア」、しらすとモッツアレラとレモンの「ビアンカビオラ」、ツナと水牛モッツアレラの入った「マコ」など界隈で見るメニューとは全く異なる本格的なラインアップ。

マダムにお勧めをお聞きするとトマトソース、モッツアレラ、トレビス、パンチェッタ、ゴルゴンゾーラの入った店主の名前をつけた「TAKESHI(イタリアでは自作ピザに自分の名前をつけるらしい)」とアーティチョークソース、トレビス、マッシュルーム、生ハム、グラーナチーズ、トリュフオイルの入った「バルテル」をお勧めいただいたので素直にそれを所望する。

しばらくして着皿。ナイフとフォークを使っていただくスタイル。よくある王道ナポリピザに比べて生地は薄めでモチモチ食感が特徴。まずはビジュアルも美しい「TAKESHI」からいただく。トマトソースの酸味はかなり穏やか。パンチェッタの脂とチーズとの相性はかなりいい。チコリの一種のトレビスの食感とほろ苦さが大人な感じ。味わいはかなり繊細で様々な食材の味の重なりは今まで食べてきたピッツアの概念を超えた感じ。耳部分のコルニチョーネが焦げてなくて分厚くないのも自分好み。

生地に深みのあるアーティチョークのソースとトリュフオイルが使われている「ピッツァバルデル」は塩と油がしっかり利いた味で日本であまり見かけないタイプ。溶けるチーズではなくてハード系(焼いて削ったグラーナ)を使用なのも味が大雑把にならないためと推察する。生ハムとフレッシュマッシュルームとの相性もなんとも繊細でいい。

両方のピッツアともに口の中で様々な食事の旨みや香りが交差して、えもいえぬ深まりのある味わいとなる。いい店見つけました。。。

大阪市中央区谷町6丁目10-1
06-6777-1783

ピッツェリア モリタイタリアン / 谷町六丁目駅松屋町駅谷町四丁目駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 松屋町大阪市 谷町六丁目 イタリアン