堺市

トミーパート2【大阪府 堺市】

2年ぶりに堺にある表記の店を訪問する。食べログや様々なブロガーの宣伝でいつも大行列になり駐車場もないために少し脚が遠のいていたが近辺を通った際に久しぶりに立ち寄ってみる。店は阪神高速15号堺線の高架脇の側道沿いに在る誓源寺という寺の隣。近くのコインパーキングの場所は店の前に掲示。 通い出してヘビーユースしていた3年前の食べログで堺地域でベストレストランに選ばれ大ブレークする。

久しぶりに訪問する店は昔と同様古びた昭和の喫茶店のような外観。店内は普通に寂れている。カウンタ−席とテーブルで15席くらい。でもこの日も客だらけ・・・高齢のおじさん2人で基本は切り盛り。顔は全く似ていないが兄弟と昔に聞いたことがある。

以前から比べてメニュー数も減りすべて200円程度の値上げをされていた。これも世の流れで仕方がない・・・
昔はAランチ、Bランチ、Mのランチ等があったが今はEランチ(海老フライ、クリームコロッケ、一口カツ、オムライス又はカレーライス)1300円とデラックスランチ(一口ヘレ、魚フライ、ミンチカツ、トンテキ)1200円の2ラインとなっている。

この日は迷わずオムライス入りのEランチを所望する。

2015-12-15 13.14.35

しばらくしていつものように吉本新喜劇に出てくる食堂の親父のような方が「ごめんな、おまっとうさん~」と言いながら持ってこられる。。この親父が看板おじさん。。。初めての客でも「まいど~」「兄さん久しぶりやなー」「姉さんどこから来たんや〜」「岸和田から来てくれる客多いねん」と言って友達のように話しかける。。。

白い皿の上に山のように盛り込まれたEセットは

・オムライス(カレーソースとケチャップをベースにした酸味のあるシャバシャバソースの合い掛け)卵は薄焼きだがトロトロしてかなり美味しい。昔は豚肉の塊が入っていたが今はなし。

・一口カツ(オムライスと共通のデミソース)はかなり柔らかい。サクサクしてボリュームたっぷりで食べ応えあり。

・クリームコロッケはべシャメルソースがベースだけどじゃがいも(マッシュポテト)も入っているのか以前とは味わいが異なっていた。

・エビフライは叩きまくって平らになったエビが鎮座。しっかりと揚げられていて海老の風味が感じられないのも味わいのうち。緑色(パセリではなく多分青のりを使用)の酸味のあるマヨソース。

・付け合せがレタス、キャベツ、ポテサラ。これだけでも山盛り。ポテトは昔はリンゴ酢で味つけていたが今は簡略化。忙し過ぎていろんなことに手が廻らないと推察。これに若布やもやしとかがいっぱい入った味噌汁がつく。

完食したらお腹がパンパン。何を食しても美味しいが惜しむらくは時分時は入店しにくいことと駐車場(コインパーキング)が遠いこと。
帰るときにはご兄弟2人ともに目を見ながらもうええやろと思うくらい「ありがとう〜な〜」「おおきに〜!」「いつもすんまへ〜ん!」を何度も言われる。来てくれてありがとうという気持ちがしっかりと伝わる。これだけでも又来ようと思う。

堺市堺区南庄町1丁1-4
072-229-9452
11:30~15:30 17:00~22:00
月曜休み

大阪府 堺市 洋食

花あずき 6月【大阪府 堺市】

個人的に大好きな堺のたいやき店。。最近たいやきブームも一段落して閉店する店が多い中でひとり気を吐く超繁盛店。その理由は簡単にいえば食べると解る。

場所は堺の一条通沿いのスーパー玉出の横の道を入って3軒目。通りに小さな看板があるだけでかなり解りにくい。店内ではご主人が一人で1つ1つ丁寧に焼き上げている。大量注文は電話予約が必須。

この日も小腹がすいたのでおやつに2つ購入。

2015-06-07 16.56.53

3Dのようなビジュアルで他店と比べて鯛の顔がかわいい。凛とした焼き姿はピチピチ跳ねそうな感じ。皮がかなり薄くてあんこが柔らかいのが特徴。しっぽまで餡がびっしり入る。北海道十勝産の小豆を使った自家製のつぶ餡は店の奥の毎日大きな銅釜で直火で柔らかく程よい甘さに炊かれる。ふわふわの餡は自家製ならではの味。

この手間が大変で弱火で根気よく練り込むんだけど砂糖が少なかったら腐敗しやすく多過ぎたら甘ったるく既製品を使ったら添加物の味がする。当たり前のことを毎日きちんとされる姿にいつも敬服する。

たいやきの羽の部分はさくっとしていて炭酸せんべいのような味わい。この部分が一番の特徴。あんこを食べたときの口直しになる。皮の部分はもっちりしてかなり美味しい。このたいやきは他店のものとはレヴェルが違う。たいやき界のミシュラン星3つである。

たい焼きは小豆100円と天然バニラスティックを使い卵からつくるカスタード120円の2種類あるんだけどこのカスタードも実に上品でいい甘さ。夏場はアイスを挟んだたい焼きもシーズナブルメニューとして販売される。

堺市堺区一条通9-24
070-227-0808
11:00~19:00
定休日 水曜

大阪府 堺市 その他料理

深瀬鮓【大阪府 堺市】

1948年創業の堺の出島にある持ち帰り専門の穴子寿司が有名なお店。高齢の父親が好きなのでいそいそと買いにいく。お店は普通の民家のような感じでこの日も小上がりの上にはコタツがあった。

最近は店の西側に4台くらい停めることが出来る専用駐車場があるんで便利。場所は国道26号線の出島の交差点を東に入って南海本線の効果をくぐって100mのところにある。阪堺線の御陵前駅から西に徒歩5分。真ん前には鷺橋という橋があって私の祖父がこの場所の出生で生前に寄進したと聞き及ぶ。

店に入るとご主人を含む3人の職人さんがせっせと寿司をつくる。この店の深井さんというご主人のお兄さんが近くにある堺の魚市場で穴子の卸をしている。彼の子供の頃のあだ名はずばり「ア◯ゴ」だった・・・・( _ _ )……….o

そういえば魚市場で乾物屋の息子さんもいて彼のあだ名は「ニボ」(煮干しの略)だった記憶がある。そんなことはどうでもいいんだけど定番の穴子にぎり寿司が900円。箱寿司が600円。それ以外にも海老箱、バッテラ、海苔巻き、握りもある。

2015-01-08 15.06.55

この日は奮発して上穴子寿司2205円を所望する。普通の穴子寿司はいくつか造り置きをしているようで上は注文してから5分くらいで出来上がる。

上と並みの差は穴子の切り身の大きさで分厚い身を大きくカットしているのが特徴。お店の方が一度上を召し上がられたら皆さんそればかり頼まれますと言っていた。お店はひっきりなしの注文で3人の職人さんが平日なのにフル回転。

見るからに柔らかそうな穴子に濃厚な煮詰めが塗られているのが特徴で口に入れるとふわふわで甘くてまろやかで皮のゼラチン質もねっとりしてとっても美味しい。柔らかいのに身崩れしていないのは老舗の技術であろう。

一般的に穴子の旬は夏と言われるが実はこの時期の穴子は脂が乗り切ってこってりしてとっても美味しいということはあまり知られていない。楽屋見舞いや土産にちょうどいいし女性には特に喜ばれる。予約をしてから取りに行くのがおすすめ。

堺市堺区出島町1-1-22

072-241-4593 9:30~18:00

火曜休

深清鮓寿司 / 湊駅御陵前駅寺地町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

大阪府 堺市 寿司