Facebookで友人がカンボジアを訪問しているのを見て、表記の店を思い出して土曜日の昼間に訪問する。こちらはこの地で30年くらい前からある老舗中華そば店で店名と同じ名前の「プノンペン」が看板商品となっている。
時分時は満席になるので開店直後に訪問するのがお薦め。カウンタ−10席と4人掛けテーブルが3つくらい。メニューは「プノンペンそば(1100円)」とそばの入っていない「プノンペン(800円)」のみ。この日はプノンペンそばを所望する。その他、オプションとして
●「焼き豚」 800円
●「焼き豚のせ」 400円
●「野菜大」 400円
●「ライス・替玉」200円
●「ビール」 500円
●「日本酒」 400円
現在は創業者のご子息がフライパンを振る。しばらく来ない間に自動の麺の湯がき機や水切り機を導入されているのにビックリ。
注文を聞くと熱したフライパンに油を敷いて中国醤油らしきものを入れ、日本酒、鶏ガラスープ、若いトマトのみじん切りと豚肉のバラと赤身のスライスを投入してしばらく煮込む。その後に味の素を小さじ半分と茶色のゼリー状の調味料をいれておろしニンニクと唐辛子を加えてまた煮込む。最後に大量の自家栽培の杓子菜と綺麗に掃除をして葉っぱと軸に分けたセロリを入れて味を確認して出来上がり。
大きな黒い器に入ったプノンペンそばは麺が見えないほど具材がたっぷり。
スープはあっさりさらりの鶏ガラベースの醤油味。そこに若いトマトの酸味やニンニクの旨味と風味、唐辛子のマイルドな辛さが加わった複雑な食味。味の素のおかげで強烈に後を引くコクもあっていろんな旨味が何層にも重なりあって脳を刺激する。杓子菜は名前のごとくシャクシャクした歯ごたえ。苦味のあるセロリも香りが優しくなっていいアクセントになっている。どういうわけか食べていると舌がピリピリしてくる。オプションの焼豚を載せるとさらにボリュームアップ。
柔らかめの加水率の高い縮れ麺は特にどおってコトはないがスープを吸って普通に美味しい。麺と野菜を交互に食べる。。野菜が食べても食べても減らないのがいい。麺なしのご飯とスープのみの常連客も多い。店内は古いけどビックリするくらい清潔。掃除と整理整頓が行き届いていて飲食店の鏡のよう。ありがちな嫌な匂いは全くない。換気ダクトの中もピカピカ・・・店の前に専用の駐車場あり。
堺市堺区中之町西3丁2-33
072-238-3287
営業時間 11時~19時30分頃