洋食

グロリアみその【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

南海本線住吉大社駅すぐ近く。普段ヘビーユースする鰻店の「いづもや」の路地を入ったところにある老舗洋食店。この店の20メートル先に玉子コロッケの「やろく」さんがある。その前も老舗中華料理の「栄来軒」さんがある。

創業は1966年(昭和41年)というから今年で47年。リーガロイヤルホテルの前身、新大阪ホテルでコックをされていた先代がいらっしゃった頃からちょっとええ洋食を頂ける店として界隈では有名であった記憶がある。

品が良くて愛想のいい奥さんも最近は見かけない。いまは息子さんが店主を勤めているとのこと。

下町の路地にあってテレビがあって店は古いが清潔で値段の割に品のいい洋食が食せる店で私のような50才前の親父が一人でビールを飲みながら食事をするのにぴったりのお店。
この日は好物の海老フライと帆立フライのセット1100円を所望。プラス300円でこの店名物の特大海老に変更できるとのことなのでお願いする。

タルタルソースは卵黄の味が濃い酸味の少ないタイプ。海老はもちろん冷凍だがかなり上質。身はプリプリで衣はカリカリ。。綺麗で丁寧な仕事ぶりである。。。

海老の味噌も濃厚でエグミや癖もなくビールにぴったり。帆立貝柱は小粒ではあるが天然の味が深いもの。火入れが難しく浅ければ水臭くなり強ければ身が固くなる。プロから見てもちゃんとした洋食の仕事である。

こういったフライものの仕事って誰にでも出来そうなんだけどちょっとした小さな仕事の積み重ねが家庭料理とは全く異なる奥の深い味わいを生む。

帰りしなに「美味しかったわ、ごちそうさまでした!」と無意識に 言葉に出る。。

大阪市住吉区東粉浜3-30-18
電話:06-6674-5005
営業:11:00~14:3017:00~20:45
定休:月曜、第3金曜

グロリアみその洋食 / 住吉駅住吉公園駅住吉鳥居前駅

大阪市 住吉大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社 洋食

ステーキ&レストランSHIN【大阪市 花園町】

御堂筋線の花園町駅の南西にある商店街の中にある老舗洋食店。見た目は喫茶店のような感じ。

サービスを担当するご主人とコックの息子と奥さんの3人で営むカウンター9席のお店。地元の年配の方でいつも一杯。「日替わりランチ」や焼き肉系の「じゅうじゅうランチ」が人気のようだが私の一押しは「特製ハヤシライス」1250円。もちろんこの日もこれを所望する。

最初に野菜がたっぷり入ったコンソメスープ。滋味深くてとても暖まる。。。

出て来たハヤシライスはポットでサービス。ゴロゴロと入った厚切りヘレ肉が柔らかくてとても美味しい。タマネギもシャキシャキで注文ごとに炒めてソースと合わせる感じ。多分こんな肉が入ったハヤシライスはよそにはないであろう。

ソースは酸味が少なくてまろやか。。逆にこれくらいの方がご飯にかけるには食しやすい。ご飯の量もマスターが聞いてくれてとても親切。

客は地元の人ばかり(聞いたわけではないが・・・・)。少し価格は高いかもしれないが「ええもん食べた」という気になる洋食店である。

大阪市西成区梅南1-2-17

電話番号/06-6652-8945
営業時間/11:30~14:30 
    17:00~21:30
定休日/金曜日
駐車場/無し(近所にCP有り)

SHINステーキ / 花園町駅天下茶屋駅萩ノ茶屋駅

大阪市 花園町 洋食

トミーPART2【大阪府 堺市】

中国語会話のレッスンに行く前に表記の店で一人ランチ。場所は堺東のはずれで阪神高速沿い。食べログ等の洋食部門ではかなり評判の高いと聞き及ぶ。定期的に無性に食べたくなる強烈なボリュームと食材の良さと調理や仕込みのの丁寧さはいつもなるほどと思うポイントばかり。

昼間はガテン系のお客で満員。最近はブログなどでよく紹介されるので遠方から若いお客さんがよく来ると店のご主人が言っていた。コストパフォーマンスも素とても晴らしく、ほとんどの商品が1000円以下で提供されておられる。この時期の私の狙いはもちろんカキフライ。普通の洋食を普通以上に美味しく作られるこちらのお店のカキフライはまさに絶品である。

メニューはこんな感じ。単品もあるけど数種類あるセットメニューがいろいろと食べることが出来てお得。カレーやオムライスに魚フライ、トンテキ、ミンチカツ、ヘレかつなどを組み合わせるようになっている。

お店は60代のおっちゃん2人で運営。聞けば顔は似ていないがご兄弟。「兄さん久しぶりやな~」「おまっとーさん」と同じフレーズをすべての客に言っている。

「おまっとーさん」という言葉は昔よく吉本新喜劇の食堂のシーンで見た記憶がある。まさに昭和オーラ全開。この地で30年以上このスタイルでされておられると言っておられた。とにかく手前のご主人がよくしゃべる。これは〇〇のフライで〇〇のソースで、カレーは4日かけて作るから・・・・とか12月29日のモモコのテレビに出るとか・・・・しかしながら嫌みが全くないのが人としての年期を感じさせる。。

オムライスとカキフライがセットになった通称オムカキ1000円はこんな感じ。

一口では絶対に食べられない超巨大なカキフライが3つ。旨味たっぷりの牡蠣のエキスがほとばしる。注文ごとに塩水に浸かったカキ水洗いして水分をとって塩こしょうをして粉をつけて卵にくぐらせてパン粉をつける・・・・これをひたすら丁寧に繰り返す。。。不味いカキフライになるわけがない。。

大きさの秘密は一つの牡蠣フライの中に3個の牡蠣が入っていてカキを反対向けて抱き合わせて手の中で包みこむように固めて揚げると言っておられた。揚げ油はラードでかなりいい香りがする。もちろん軽い感じで胸焼けもなし。

とてもジューシーなカキフライは自家製のタルタルとの相性も抜群。食べ飽きないようにソースは2種類。その横にご飯三杯分くらいある巨大オムライスが鎮座。オムライスはフワフワで卵の火入れも完璧。ケチャップライスの味の加減やごろごろ入る上質な豚肉も素晴らしく、一品としてのクオリティーがかなり高い。

一つの皿の上に酸味のある自家製ケチャップソースと青のりが入った自家製タルタルとマイルドな味の深いカレーソースが混在。しかしながらすべて絶妙なハーモニーがある。カレーは「昨日4日分仕込んだからどんどん注文して・・・・」と聞いてもいないのに話をしだす親父。

とにかくすべてが凄いボリュームで食べ残したら持ち帰りも出来るようになっている。ある部分格闘をしているような感じ。。親父を見ながらカキとオムライスを交互に頂く。どちらも美味しすぎなんだけど半分位から満腹中枢が働きだす。

キャベツの横にあるこれも自家製のポテトサラダはリンゴ酢を使用していて酸味があり絶好の口直し。かなり柔らかくて口溶け感が素晴らしい。ドレッシングやソースなどすべて自家製なのが立派。

お店は外観も昭和の喫茶店のよう。。表で待つ人の為にどこから持ってきたかわからんベンチや椅子が店前に並ぶ。

車で訪問する人は 近くのコインパーキングに停めるべし。場所はお店で聞いてちょ。帰るときにはご兄弟2人ともに目を見ながらもうええやろと思うくらい「ありがとう」「おおきに!」を何度も言われる。来てくれてありがとうという気持ちがしっかりと伝わる。これだけで又来ようと思う。

個人的にはトンテキとカレーが並外れて美味しいと思う。しかしながら一番美味しいのは2人のご兄弟の人柄なり。

いつの間にか店に似つかわしくないHPが出来ていた。誰が作ったのだろうか。

詳しくはこちら

堺市堺区南庄町1-1-4

072-229-9452
営業時間 : 11:30~15:30、17:00~22:00

大阪府 堺市 洋食