梅田/JR大阪

四季の折詰 徳 NORI (自社店舗の告知です)

昨日より阪急百貨店梅田本店の地下食料品売り場にて「四季の折詰 徳 NORI」という屋号で出店をさせていただきました。京阪神の様々な百貨店様から出店の申し出をいただいておりましたが、12年前に神戸そごうでハンバーグの専門店を出店して予想よりも売り上げが上がらず撤退した苦い記憶がありずっと控えておりました。。

しかしながら今回、百貨店の真摯なお申し出と一緒に商品開発をさせて欲しいという役職者様からのありがたい言葉をいただきましたので半年前から準備を重ね、今回の開店の運びとなりました。

全ての商品は細部に至るまで手作りにこだわり、低価格なお弁当であっても「上質」と「大阪らしさ」「旬の食材」をコンセプトにしながら献立を月替りにしながら提供させていただきます。北海道道南産の昆布と高知県産の鰹節で作る「出汁」にもこだわり「喰い味」重視の「しんみり」した味付けを心がけています。

伝統的な和食をベースに工夫を凝らした商品を今回新たに作っております。

・半助大根・・・大根を鰻の蒲焼きの頭と炊いた伝統的なサスティナブルな献立です。
・袱紗玉子焼き・・・季節野菜と出汁が入ったオリジナルの和のオムレツです。
・はりはりこうこ・・・「こうこ」を醤油、みりん、梅肉、白味噌で味付けしました。
・なにわコロッケ・・・北海道男爵芋と自家製牛肉しぐれ煮をたっぷり使用しています。
・ふわふわ鶏つくね・・・レンコン、人参の入ったつくねを低温で焼き上げています。
・海老ハイカラ揚げ・・・大海老を香辛料をつけてスパイシーに揚げました。
・かやく御飯・・・昆布と鰹の出汁と様々な野菜を使用した滋味深い味わいです。

2段の小箱に旬の料理を詰め合わせた「おかめ」と「ひょっとこ」各1200円(税別)
それぞれのおかずの内容は月替りとなっています。。しょうがの天ぷらや鶏の治部煮などどれも冷めても美味しくいただける内容となっています。

出汁の味をしっかり効かせた今までありそうでなかった「だし唐揚げ850円」、手作り海老団子や季節の野菜の炊き合わせが入った小さなサイズの「こいさん 780円」 4つ切りの箱に季節のご馳走がぎっしり入った「松花堂弁当すみよし1500円」、お持たせにぴったりの「季節のつづら弁当 1600円」、有明産の一番詰みの焼き海苔の上に脂たっぷりの銀ダラの西京焼きを乗せた「NORIの海苔弁1200円」も大人な感じの自信作です。

また、私どもの本店でもお問い合わせの多い「お食い初め料理」(要予約)もご用意させていただいています。このほかにも「野菜たっぷりの幕の内弁当1100円」や「ふわふわつくね弁当」「手作り牛しぐれコロッケ弁当」など各種ご利用シーンに合わせた商品を取り揃えております。

また、お弁当以外にも百貨店の厨房で炊き上げる月替りの炊き込みご飯もオススメです。6月は「焼き穴子御飯」です。7月は「とうもろこし御飯」の予定です。北海道産の昆布を煮出して作る「昆布ご飯」もシンプルで地味ですがお米(2022年度は伊賀米の特Aコシヒカリを使用)の美味しさと相まってお召し上がりいただきたい商品です。

ご飯と一緒に買っていただけるように「おかず」の詰め合わせ(写真は980円)も各種用意しております。
全ての商品はお求めやすい価格となっておりますので梅田にお立ち寄りの際はお求めいただければありがたく存じます。

大阪市北区角田町8番7号
阪急百貨店梅田本店 地下1階
06-6313-7636


カテゴリー 梅田/JR大阪, お弁当 |

新喜楽 東店

梅田の表記の店で友人と会食。御堂筋線 梅田駅と連絡路で繋がっている「新梅田食道街」の一角に位置する。年季の入った昭和感満載のカウンターだけの店で天ぷらが有名な居酒屋のような和食店。いつも満席で熱気がある繁盛店。こちらのお店が40年前に法善寺横丁で高級和食店としてあった時に親と一緒に訪問した記憶がある。

最初に生ビールで乾杯しておすすめを聞きながら好きなものを注文する。

カウンターの中では白衣を着た職人さんが料理を作り、接客はベテラン女性スタッフの担当。このスタッフさんの対応が人懐っこくて、必要以上に親切で面白くて、大阪らしいということで県外の客の常連率がかなり高いことで有名。(出し巻き卵を注文すると食べやすいように箸で切ってくれるなど・・・)

メニューは無くて注文はスタッフさんがお盆に乗せて持ってくる「見本」を見ながらオーダーする。初めての客は見本と分からずにお通しの小鉢と間違えることが多い。

最初に筍の炊き合わせを所望する。料理はかなりちゃんと作られている。。

まずは天ぷらを色々いただく。稚鮎の天ぷらはワタの苦みがとてもいい。ビールのアテにぴったり。

続いてミックスかき揚げを所望する。天ぷらの技術はさすが。。

「熱いから一口に切ってあげる」と言いながらお世話してくれるだし巻き玉子。

「ウチの店に来たら絶対注文しないとダメ」と言われる名物の鴨鍋。昆布と鰹の汁に、鴨肉、青ネギ、豆腐を卵とじにしたもの。見た目の通り薄味であっさりとしている。

大好きなエビの天ぷらを大量に注文してハイボールとともにいただく。。接客のおばさんの世話が面白すぎてお酒も飲みすぎてしまう。。

店を出てすぐ近くの老舗洋酒バーの「北京」でワインをいただきながら名物のエッグをいただいてから自宅に帰る。

大阪市北区角田町9-29 新梅田食道街

新喜楽 東店天ぷら / 梅田駅大阪駅大阪梅田駅(阪急)

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 梅田/JR大阪, 天ぷら |

稲家 5月

北新地の表記のお店を訪問。オープンしてから毎月定期訪問しているお気に入りの和食店。友人からもよく「北新地の和食店で一番好きな店」という声もよく聞く。この日はカンボジアから帰国したての人材派遣の社長と相伴する。

たくさんのミシュラン店がひしめく北新地プレイスビルの7階に位置する。18時前になると一つしかないエレベーターが大混雑。ホステスさんとの同伴客も多くて毎回どういうわけか知り合いに会う。

35歳の若きご主人は神戸のミシュラン店の植むらのご出身で最初の独立から北新地で正攻法の日本料理店として開業。席数はカウンター8席のみで18時と21時スタートの2回転制。ご主人の他に調理師さんが2名とソムリエの女性が1名。コースは18000円税・サ別のみ。お酒も入れると一人30000円くらいの予算。苦手な食材はあらかじめ申し上げておくと配慮いただけるのも嬉しい。

この日は最初から日本酒をいただく。江戸切子のグラスは毎回見るけど美しく全く飽きない。

先付けは海老の入ったゴマ豆腐をかけた冬瓜。。この料理は初めていただいた・・・香ばしくてコクがあるけどあっさりと喉を通る。

大きな日月のお椀に入った煮物椀は透き通るような出汁がとてもいい。かなり上質な昆布を使っていると推察される。炭火で皮目をしっかりと炙った黒ムツと名残の貝塚市木積の柔らかい筍と神馬草が盛り込まれる。

白甘鯛の昆布締めを薄造りにしたもの。塩昆布と炒り酒が添えられる。
藍色の交趾焼の皿もかなり美しい。交趾とは南ベトナムのことだけどこのような皿はベトナムでは見たことがない。。日本で洗練された焼き物と推察される。

続いて炭火でレアに火入れした帆立貝柱とカラスミと餅米をパリパリの海苔で手巻きにしていただく。とても複雑な味わいで口の中での味の広がりを的確に計算されておられる。食材の組み合わせの美味しさを探求されていることにいつも敬服する。

揚げ物は大阪の千両茄子に田楽味噌鋳込み。シンプルで簡単に見える仕事だけどこれもびっくりするくらい美味しい。茄子自体も美味しいし歯ごたえを残す火入れも完璧。

焼肴は脂ののりまくったカマスを炭火で焼いたもの。かなり大きな魚体であることが推察される。走りのとうもろこしのかき揚げもとても甘い。。

続いて長野県天龍の小鮎の唐揚げに甘酢餡を敷いたもの。。活魚を揚げているので皿の上で踊っているように見える。甘酢の餡と鮎の苦味がとてもいいバランス。日本酒がすすみまくる。

最後に鱒のしゃぶしゃぶ。産地は聞かなかったけど脂の具合と淡い上品な味は川でとれたものと推察する。。

食事は最初にいつものようにご主人の出身地の白米の炊きたてをアルデンテで供される。

続いて別の釜から目に見えないほど細かく刻んだ新生姜のご飯が盛り込まれる。。香りと風味がとてもいい。。。

新生姜ご飯のお供に豚肉の生姜焼きが供される。豚肉は北海道十勝の放牧豚のゼットンを使用。多分、肩ロースと思われる。こちらのお店で「美味しい!」と瞬間的に思うものは食材にこだわりがあるものが多い。豚肉を新生姜ご飯にのせていただくと十勝の豚丼になる。

続いてしゃぶしゃぶで残った鍋の出汁と砕いた鱒を使った贅沢な「鮭茶漬け」。これは美味しくないわけがない・・・

最後は白ご飯と牛肉のしぐれ煮。白米も牛肉も美味しすぎていくらでも食べれそうな気がする。ダイエット中でも食べまくってしまう。。

最後は最中とマンゴーで口直し。無駄のない料理の提供でスタートから終わりまで約2時間という北新地ならではの時間配分も素晴らしい。

この日は白ワインと3種類の日本酒をいただいて少し酔っぱらって店を出る。6月、7月はすでに満席のようです。。ご馳走様でした・・・・

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317


カテゴリー 梅田/JR大阪, 和食 |