桜ノ宮

帝国ホテル大阪

会合で表記のホテルでディナーを食す。ホテルの宴会料理はこのブログではあまり掲載しないようにしているが備忘録を兼ねて少しだけ記す。

2014-11-18 19.09.21

最初の料理はマグロのミキュイのジュレ添えなんだけど僕がマグロ苦手なので手をつけずに下げて頂戴とお願いするとマネージャーらしき方がやってきて別の料理を出してくれたのは少し嬉しかった。オマール海老のゼリー寄せで普通に美味しかった。

2014-11-18 19.20.04

フォワグラのムース杏とトリフの風味香草サラダとともに。という前菜はこの日一番美味しかった。軽く仕上がったフォワグラのムースと甘酸っぱい杏の取り合わせはかなりいい。もう一方のトリフが乗っかったのもかなり美味しかった。

2014-11-18 19.33.44

「コクのある玉ねぎのコンソメスープ」。帝国ホテルのコンソメは昔から大好きなんだけどメニューにこんな感じで書かれたら少し興ざめ。でも水臭さや肉の臭みなど全く感じられない重厚でかつ軽やかな定石通りの美味しいコンソメスープでした。

2014-11-18 19.41.52

魚料理は真鯛のポワレ。バジル・オリーブ・トマトのアンサンブル。低温のスチームコンベクションで調理しているので身はしっとりしている。皮はぱりっと仕上がっている。三色のソースのコンビネーションなんだけど、でも特別どおって事はない。

2014-11-18 20.17.11

牛フィレ肉のグリエと温野菜。粒マスタードのソースはかなり美味しい。牛肉はオーストラリア産。旨味はかなり少ない。

デセールはモカコーヒーのムースと牛乳の泡ゼリーキャラメルチョコレートソース

2014-11-18 19.55.16-2

聖子ちゃんの歌もあって楽しいディナーでした。。


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雲鶴

天満橋にある完全予約制の表記の懐石料理店で会食。カウンター3席のみの特等席を貸し切りにさせていただきゆっくりとお任せの食事を頂く。谷町筋の2筋東にある小さな看板が目印のひっそりしたファザード。知り合いの紹介で予約を取ってもらった。

2014-04-23 11.38.00

ビールで乾杯をして先付けの翡翠茄子。。いわゆる焼き茄子状態で綺麗に皮をむいてお浸しにする。塩分控えめでとても上品な塩梅。とろろ芋をかけて上質の雲丹がのっかってかなり美味しい。とろろの紫の部分はなすの皮を使っていると言っておられた。

2014-04-23 11.47.32

煮物椀は帰りに頂いたパンフレットに最高級の北海道産の昆布と枕崎の一本釣りの本枯れ節をその都度削る鰹節を使用との事。ご主人の流れるようでかつ丁寧な所作はとても美しい。

2014-04-23 11.57.23

お椀も上質な漆でとても美しい。蓋を取ると綺麗な絹揚げと旬のアブラメの葛打ち。上質な魚の脂も相まってとてもいい真昆布の出汁が身体に沁み渡る。

2014-04-23 11.57.43

旨味がありながら雑味のない透き通るような出汁は最近の大阪の和食店ではあまり見かける事も少なくなった。
この日の向付けは鰹の焼き霜作りだったんだけど私が赤身が苦手なので淡路島の天然鯛に変更いただいた。

2014-04-23 12.06.12

魚を噛み締めるとほんのりと昆布の味がする。。こんな鯛は初めて食した。淡路島周辺が漁の最盛期で一番たくさん鯛が捕れて一番おいしい時期という事をニュースで見た。しかしこんなに味がある鯛は久しぶりである。

2014-04-23 12.22.18

八寸と言うか強肴として右上は里芋、南京、春大根の炊きあわせ。どれもが完璧な仕上がり。しんみりとした味加減は素材の良さだけではなくかなりの技術と経験が必要とされる。

その横はみょうがの酢漬け。筍の塩麹付け、出し巻き卵と菜種油で7時間炊くように火入れする事で頭からうろこ、しっぽまで骨が全く口に当たる事なく食す事が出来る野崎焼きなる名物料理。鯛の頭を丸ごと食す事が出来るのには驚いた。

2014-04-23 12.36.25

おにぎりに鯛のでんぶをのせて出汁をかけて食す鯛茶漬けもとても秀逸。

2014-04-23 12.46.45

デセールはマスクメロンとブランドイチゴ。いいメロンはやっぱりおいしい。果物の王様だな。。いろんな話をしながら上質な日本料理を食すのははとても贅沢な時間である。帰りもご主人が玄関でお見送り。ごちそうさまでした。。とてもいいお味でした。。。

大阪市北区天満1-18-17
06-6809-6515

雲鶴懐石・会席料理 / 大阪天満宮駅天満橋駅大阪城北詰駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


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梅の花 再訪

前回、料理はともかくオペレーションがとても気になったので再訪し、大変お得(らしい)な季節限定メニュー4600円をいただく。「秋の感謝祭料理 豆づくし」という名前らしい。 「季節の小鉢三種」は綺麗な杉の箱に入って生湯葉とチーズ豆腐と冬瓜の煮物が入っていた。この店は和食の料理人がいないはずなのに冬瓜は上品に美しく炊かれていたのにびっくり。続いての湯葉豆腐とたぐり湯葉のお造りは私どももの店のお吸い物の具に使っている珍味素材で味があまりなくちょっと刺身としてはさびしい内容。「名物 とうふしゅうまい」は前回もいただく。 感想は「古川橋の手前」・・・→いまいち(涙) 「湯葉の小袖寿司」これも全くご飯に酢が効いていなく味がしない不思議な味。たぶん冷凍したものを解凍していると推察する。 sono1.JPG 「ふく福豆冨 二色あん掛け」このコースはこれがメインで目の前でにがりの入った豆乳が投入され?10分ほどで出来立ての豆腐ができてそれをしゃもじですくってマーボー豆腐を上品にしたようなソースと和風の野菜餡をかけていただくという趣向。これはなかなかいけた。特にマーボー餡は秀逸。 「金目鯛の白醤油焼き杉板仕立て」は料亭で出てきそうな趣向。惜しむらくは魚が冷凍で硬くてパサパサしてしまっていた。活魚であれば最高の一品なのにと思ったが価格を考えればしょうがないかと納得。 飛龍頭はまあまあ。上手に炊かれていて上品なお味。コックリとしんみり炊かれていて少し感触は固いけど十分美味しい。 「湯葉の蒲焼き」は先ほどの湯葉豆腐を甘辛たれで焼き上げたものでこれはバランスもよく結構うまいねえと言いながらいただいた。「湯葉もずく」は市販のモズクに湯葉が入っただけというわかりやすいもの。仕上げは湯葉茶漬け。デザートは八女茶麩饅頭でこれは冷凍な感じでちょっと残念。しかしトータル面で感じるコストパフォーマンスはさすが上場企業って感じ。 umesono2.JPG


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