天王寺/阿倍野

寿司 あつや

このブログの読者様に紹介いただき天王寺の表記の寿司屋を友人と早い時間に訪問。
阿部野橋駅、天王寺駅から徒歩3分、TSUTAYAの本屋の北側のビルの地下に位置する。
昨年の6月にオープンしたとのこと。店内は大きな氷冷の田島式冷蔵庫が鎮座するカウンター席と個室からなりBGMにはジャズが流れる。

若い頃のショーケンに似た大将と2番手の2人で切り盛り。コースは8800円と11000円(ともに税込)の2種類。今回は11000円のコースを所望する。よくある一斉スタートでなく自分のペースでいただけるのがありがたい。

最初に温かい「汲み上げ湯葉の蟹餡掛け」からスタート。続いて「茶振なまこ」と酒肴が続く。刺身は皮目を炙った「のどぐろ」、酢で締めた「鰤の磯部巻き」、ボンズで割った肝醤油に使った芽ねぎを巻いた「カワハギ」の3種盛り。この後で北寄貝のスープも供される。

寿司は九州産のクエからスタート。続いて天草産の平目の昆布締め。シャリは赤酢を使用していてかなり硬めの解けのいい塩が立つタイプ。締めた真鯛の稚魚の春日鯛、本鮪赤身漬け(私は苦手なので代わりにハリイカ)、縞鯵、皮目を炙って海苔で包んだ金目鯛と続く。

北海道産の北寄貝、カンパチ、しっかりと煮込まれた伝助穴子は握りの食材としては珍しい。サービスで提供された太巻き、追加で好物の車海老を挟んで玉子でフィニッシュ。

使用するマグロは東京のやま幸で仕入れるとのこと。握りの間に酒肴が適宜挟まれる提供スタイル。フカヒレと生麩の入った茶碗蒸し、ペースト状にしたあん肝は乾燥麩につけていただく。煮物椀はかぶらのすり流しに酒粕を混ぜたもの。デザートは干し柿バターとほうじ茶アイス。

お酒も好みのものをたくさんいただきました。本格江戸前寿司が手軽にいただけるお店で会計は一人15000円でした。北新地だと同じような感じで30000円くらいかな・・・

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-17 巴ビルディング B1F
06-6115-6694


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たか松

友人から誘っていただいて天王寺の茶臼山にある表記の肉割烹店を訪問。最近インスタグラムでもよく見る大人気の予約困難店。天王寺駅から谷町筋沿いを北に一心寺の方向に10分ほど歩いたところに位置する。小さなビルの階段を降りると地下に落ち着いた雰囲気のこじんまりとした空間が現れる。お店はL字型のカウンター10席のみでコース料理は6500円。この日は18時スタートの一斉スタートの席で4人でいただく。。

最初にこの日使用する食材のプレゼンテーションから。木箱の中に色々な部位の肉が取り揃えられている。目の前に鉄板が置かれていて店主のアドバイスに沿って自分で焼いていただく設えになっている。

ビールで乾杯して最初の前菜は歯応えもいい牛アキレス腱をポン酢で和えたもの、牛すじを使ったコクのあるテリーヌ、荒くカットした赤身肉を使ったユッケにウズラ卵とおろしたチーズとトリュフオイルを添えたものがガラスの器で供される。

続いてメインの焼肉が続く。切り立ての肉を一部位2切れずついただける。最初に薄くスライスしたツラミはネギに巻いていただく。続いて昆布で3日間締めたクリという肩から前足の部分の赤身肉。脂たっぷりのミスジは3回さっと炙るだけが美味しいと目の前でアドバイス。笹ミスジの西京漬(写真なし)と続く。どれも漬けタレなどはなく全て下味がつけられて供される。焼き加減はどれもレアがおすすめとのこと。

合肴として薄くカットした上ミスジと柔らかく炊いた大根にスジで取った熱々のスープをかけたもの。

続いて赤身のミスジを使った肉寿司が登場。シャリは40℃くらいで酢は玄米黒酢を使用。なかなかパンチのある味わい。

ご主人は前職が江戸前寿司の職人だったらしく寿司はお手のもののよう。

ワインも色々なタイプのものが取り揃えられる。

肉寿司の2貫目はクリという部位を昆布締めしたもの。噛み締めた時に昆布の香りが鼻をくすぐる。続いて酢橘ポン酢で下味をつけたクリの芯部分を叩きにしたものと続く。

温物は銀餡をかけた牛すじの茶碗蒸し。カツオと昆布不使用の肉料理店らしい出汁の味わいに敬服。続いて焼肉のとうがらし(肩と腕の希少部位でとても柔らかい赤身)は醤油麹に4日間漬け込んだものでとても香ばしい。

ホルモンは5時間ボイルした白と黒のハチノスとハート。ハチノスは柔らかくてとても美味しい。最後にスジ出汁で作ったかき氷をかけたレモンとコチジャンの入った冷麺で終了。

途中でこちらのお店の名物の牛肉100%のつなぎなしのミニサイズハンバーガーが供される。中にはレッドオニオンと甘くて辛いサルサソースと油カスとレタスが入る。柔らかいパンも美味しくて一気にいただくことができる。会計は予想の半額くらいでびっくり。最後まで楽しく美味しくいただけました。ごちそうさまでした。

帰りは近くにある老舗のスコッチウイスキー専門店で一休み。

大阪市天王寺区茶臼山町1-11 池田ビル B1F
06-6777-7567
12:00〜/18:00〜/20:30一斉スタート


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にんにく鶏焼肉 サン

JR天王寺駅北側の戦前からある阪和商店街、通称裏天王寺に本年オープンした表記の店を訪問。店の入り口の赤ちょうちんが目印。1回はカウンター席で2階はテーブル席。

奈良県のブランド鶏の大和肉どりを使用したセルフ焼肉スタイルの珍しい焼き鳥店。

ポテトサラダ528円は龍の卵を使用した卵率が高いもの。鶏料理以外にも気の利いた酒肴がメニューに並ぶ。

本日使用する鶏肉のプレゼンテーション。この日はオーナー自ら調理と接客。鶏は飼育期間が長い養鶏所を選んでいるので鳥のサイズも大きくて黄色い濃厚な脂もたっぷり乗ったよく肥えたものを仕入れることができるとのこと。

大和肉鶏のももたたき1298円。地鶏ならではのしっかりした身質と色で歯応え、肉の旨みも満点。おろしニンニクと柚子胡椒をつけていただく。

続いて鶏焼肉盛り合わせ968円の鶏が登場。もも肉、胸肉、手羽先、ココロ、せせりなど。どの部位の肉も捌きたてでピカピカ光る。

肉を焼く鉄板部分と鶏出汁が入った野菜を炊く鍋部分の2層になった大鍋で調理をする。上の鉄板で焼いた鶏から出る脂が野菜の鍋部分に落ちていい味わいになるということらしい。好きな焼き加減で焼いた鶏を昭和の焼肉のタレ風のニンニクだれ又はポン酢でいただく。唐辛子や山椒、自分でクラッシュして使う生ニンニクなどの薬味も多数あり。

最後は「学食ラーメンセット498円」を注文していただく。鳥の脂がいいコクを醸し出していい締めとなる。お酒も安いしコスパは素晴らしい。このレベルの鶏をこの価格で食べるてことにびっくり。ごちそうさまでした。

大阪市天王寺区堀越町14-2
月~金/17:00~翌2:00
土・日・祝/12:00~翌2:00
※日・祝は早じまいの場合あり
日曜営業


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