住之江公園

懐石料理徳 住之江本店【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住之江公園】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

私どもの会社の料亭部門の懐石料理徳で出す夏のランチメニューの新作の試食会。

但馬牛の冷しゃぶ御膳。

最初にもずくの素麺。素麺出汁が少し甘いので酸味を利かせることを指示。

 

鯛のあら炊き。。これは毎日の仕出しの残りなので私どものランチの食材の定番。結構人気がある。かなり巨大。。。里芋を別のものに変えるように指示を入れる。

そしてメインのしゃぶしゃぶはこんな感じ。涼しげなガラスの器に盛られた肉はかなり柔らかい。添えられた生野菜も秀逸。

つけダレはお約束のゴマだれ、トマト風味のポン酢、野菜用のヨーグルトソースは酢みそが隠し味。皿の上の薬味はニンニク醤油を固形にしたものでごりごりとした歯触りがおもしろい。

トマトのジュレも酸味が利いて口直しになる。

ご飯はかやくご飯と白いご飯が選べるようになっている。

これで価格は1500円なり。少し高い気がするが原価率50%。ほんとは1200円くらいで販売したいんだけど肉の質を落として値下げしようかスタッフと相談したが質を重視する。美味しいなあと思える肉を使うとこんな感じになってしまう。

6月上旬からリリースしますばい。

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鮨処よし田 5月【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住之江公園】 【大阪市 住吉公園】

連休に島根にいる姉が大阪に帰省。。高齢の父親の顔を見に来てくれる。(感謝)

私ども本社近くのお気に入りの寿司店で晩ご飯を一緒する。この店は界隈ではかなりの人気店で特筆はネタの上質さとコストパフォーマンス。

店内には沢山メニューの札が貼っていてすべて明朗会計。この日はお得な握りのコースを所望する。

最初は右側がシマアジと天然カンパチ。。いきなりプリプリのコリコリ攻撃。大根おろしに醤油を浸したものもとてもいい塩梅。小さめのシャリも実にいい。左側の手前はとらふぐに白子をのせたものとカワハギにその肝を乗せたもの。両方ともおろしポン酢で。

目玉が飛び出るくらい旨かった。

生ダコは丁寧な下処理のために臭みもなく固すぎす味がとても深い。一つは柚子胡椒を忍ばせてあり一つは梅肉で。この店の鮨の特徴は2貫づけで1貫づつ味を変えて出してくれること。工夫されたお寿司はネタの良さもありとても美味しい。

バリバリ霜降りの牛肉をあぶったものは「ホント美味しいわ」と思わず声が出ていた。

私はお肉は遠慮というと好物のたいらぎ貝を替わりに出していただく。このような心遣いがうれしい。

トロが苦手な私のことを良く知っていただいて赤貝を出していただく。コリコリして大満足。

本マグロのトロは「島根ではこんなんあらへんわ」と姉の言葉。。気に入っていただいてよかった。奥は少し炙ったもの。食べ比べも出来て大満足。

この日一番美味しいなあと感じた徳島産の真鯛。この時期は身がやせる時期であまり鯛はいいのがないと言うのが定説だがこの店のご主人の目利きには敬服する。脂もしっかり乗ってねっとりした身は旨味たっぷり。これも鯛の白子と皮の湯引きが乗ったものの2つの味を楽しむ。

この店のイケメン店主、顔はいかついんだけど小振りのお寿司や細部にわたった仕事ぶり、いろんなところに柚子の皮が乗ったりとか仕事はとっても細やか・・

しめ鯖もとてもいい脂がのって最高に旨い。一つはバッテラ昆布が乗り、一つは少し炙りがかかっている。

最後は北海道産の甘すぎるウニで締め。もうこの色とつやは見ただけで口の中がきゅっとなる。。かなり上質であることは一口いただけばわかる。ミョウバン臭さは一切ない。

コース終了後私だけエビの握りを所望する。私が小学生の頃、両親が現在の本社近辺で小さな寿司屋を営んでいて学校から帰ると母親がよくおやつにエビの握りを作ってくれた。子供心に美味しいなあと思いながら毎日エビばかり食べていた。

だから今でも車エビや天然のエビではなく冷凍の普通のチープな美味しすぎないエビの握りが無性に食べたくなるときがある。

仕上げは玉子が入った赤出し。半熟玉子を割ってかき混ぜるととてもまろやか。安心してほんと美味しかったねと言えるお寿司。。この日のコースは4150円なり。

お寿司だけではなくお酒のアテもとても充実。
お魚はとても新鮮で上質なものを使用しているので美味しい魚で一杯飲みもいいと思う。

大阪市住之江区東加賀屋3-16-16

06-6683-4084

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懐石料理 徳 住之江本店【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住之江公園】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

25歳から住之江で茶道を始めた。その時期は自分で料理を作っていたので何かの役に立つかなとの思いで近所で評判の男の先生がやっている教室に入門した。何もかも始めてのことで多くの女性生徒の中で私だけが男性だったせいもあり毎回緊張の連続だった。

お茶のいただき方はともかく玄関の入り方からふすまの開け方まで丁寧に教えていただき当時の私は知らないことばかりでカルチャーショックを受けた。

季節によって変わるお茶碗やお菓子、苦くて甘い抹茶をいただきながら日本文化に触れている喜びを感じていた。先生の表千家流の本流に則ったお手前は所作がとても美しく見ているだけで時間の経つのを忘れている自分がいた。

お稽古をしているときは釜から出る湯気の音だけの世界に引きつけられ気づくと7年くらいどっぷりとその世界にはまっていた。と同時にその先生の人柄にひかれずっとおつきあいを続けさせていただいた。

私の2人の娘も小学校に入学したところで入門をさせていただきお稽古をつけていただいた。

昨日その先生がお亡くなりになった。教室をやめられてから久しいが定期的に棒寿司などを持ってお顔を見に行くと「本当に忙しいのに来てくれてありがとう」と喜んでいただいた。

ご子息から父の遺言で「自分が死んだときは生徒が集まって徳さんで精進落としをしてください」と常々おっしゃっておられたと聞いた。

一生徒である私のことをここまで気にかけていただいたことに胸が熱くなる。教室に通わなくなって約20年。当時のうら若き同門の方々もすっかり落ち着いた感じとなっておられ年月の経ったことを実感する。

担当調理師に指示を出し当店のミニ会席3500円を少しアレンジして精進落としを社中の皆さんとともにいただく。

先付けは胡麻豆腐の上に芹の胡麻和えをのせたもの。(写真なし)

お造りは天然鯛の昆布締め。シマアジ。剣先イカ。

 

煮物椀は筍と菜種、長芋に鯛の子。良い出汁が引けていた。筍もまあまあ。

八寸は筍の木の芽和え、合鴨ロースワイン煮、鮎の甘露煮、村雨玉子、椎茸と細魚の手まり寿司。

天然鯛の塩麹焼き。アスパラガスの胡麻和えとからし大根。

天ぷらは海老風味揚げ、たらの芽、茄子、南京。

食事とお薄と苺大福で締め。

社中の方々といろんな話をしながら食事をしていると当時先生からいただいた温かい言葉を思い出し心が震えた。。もっといっぱい話をしておきたかった。。

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