十三屋【大阪市 十三】

創業55年の十三で昼から営業している居酒屋。2014年のしょんべん横丁の火災で東口に移転。商店街の中の路地に位置する。昔と同様店内は昭和感があふれていで常連客で店はいっぱい。

豊富なメニューとその価格の安さが多くの客を惹きつける。食材は店主が毎日豊中の市場で仕入れをされていると聞き及ぶ。野菜のかき揚げの上からおでん出汁をかけたものが名物だった気がする。

黒ビール400円をいただいてつまみをいくつか注文する。

ポテトサラダ350円。きちんと手作りされたものでハムや卵がたっぷり入る。

すじ肉とがんもどきのおでん。。しみじみ美味しいと思う味。いいお店です・・・

大阪市淀川区十三東2-11-6
定休日:不明
営業時間:11:00~22:00

大阪市 十三 居酒屋

大阪北浜あなごや 2月【大阪市 北浜】

北浜にある表記の伝助穴子料理専門店を友人と訪問。素材としての穴子のみならず料理のクオリティー、調理技術が高いため定期的に伺っている。地下鉄堺筋線の北浜駅4番出口から徒歩3分。堺筋の一筋東側の平野町1丁目に位置する。

店内はカウンター7席のみ。ご主人とホール担当の女性2名のみで切り盛り。コース料理のみならず穴子を使ったアラカルト料理もたくさんある。

伝助穴子料理コースは6600円、7700円、8800円の3種類。料金の差は品数と内容の差。前回同様に7700円のコースを所望する。ランチタイムも同じコースをいただくことができる。

最初に焼いた穴子の骨と昆布と塩だけで作った「穴子の潮汁」が供される。いただくと一気に体が温まる。この日の伝助穴子は長崎県五島列島産のものを使用。年中仕入れは可能と言っておられた。

続いての蓋物は「とろろ蒸し」。とろとろの汲み上げ湯葉、香ばしい焼き穴子の上にすりおろされたとろろ芋と銀餡が掛けられる。天盛りには梅干しと山葵、銀杏など。とても細やかな仕事で目にも麗しい。全てを混ぜ込んでいただくと渾然一体のバランスの取れた味わいとなる。

続いて伝助穴子の刺身登場。一皿目は骨を外した薄造りと骨切りをしたぶつ切り。双方ともあっさりした白身だけど脂がたっぷりで咀嚼すると甘さと旨みをしっかり感じる。

それぞれポン酢と醤油でいただく。薬味は芽ねぎと自家製の練り七味唐辛子と生の練り生姜、山葵、花穂紫蘇、紅蓼など。湯引きした穴子の皮も添えられる。

もう一皿は骨切りした伝助穴子の皮目だけを火入れしたものに「いくら」をかけたもの。こちらも生醤油でいただく。

続いてカウンターで焼き込まれる伝助穴子の焼き物。タレ焼きと白焼きを選ぶことかできるので両方いただいた。

表面をしっかり焼き込んだタレ焼きはとても香ばしい。山椒かけるとさらに風味が増す気がする。パリパリ食感の白焼きは塩、自家製の海苔の佃煮と山葵でいただく。双方とも身はしっとりで甘い脂が咥内に迸る。日本酒が猛烈に進みまくる味わい。

続いて伝助穴子の肝や浮袋、腸を醤油味で炊き込んで炙ったもの。鰻よりも大きな肝で食べ応え満点。

石焼で供される鯛の酒盗、芽ねぎ、胡麻を乗せた伝助穴子。香ばしくてコクある味わいで、こちらも日本酒との相性は最高。

続いて「う巻き玉子」ならぬ「あ巻き玉子」(こちらのご主人が命名とのこと)。ふんわりトロトロのだし巻き玉子が穴子と相まってぺろっと完食。

続いて天ぷら登場。伝助穴子、骨せんべい、ふきのとう、さつまいもが薄衣で揚げられる。技術の高さがうかがえる逸品。

炭の入ったコンロを使った伝助穴子のしゃぶしゃぶ小鍋仕立て。しっかりした食感や食材自身の旨み、食い味は完全に鱧しゃぶを超えていると思う。

スープを少し残して煮麺を投入。とろろも入れていただける。これがまずいわけがない・・・

締めは小鍋で炊き込む穴子飯。お腹がいっぱいだったので持ち帰りにしていただく。

デザートはわらび餅とフルーツ。薄茶と共に供される。ここまでいただいたらお腹いっぱい。

お酒も純米酒を数種類いただきました。この日はいただきませんでしたが干した穴子の頭をこんがりと焼き込んで熱燗を注ぐ「穴子酒」もおすすめ。

毎回、訪問するたびに伝助穴子ってこんなに美味しいんだと感動する。ごちそうさまでした。。

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大阪市中央区平野町1-8-5
050-5570-6343
営業時間 12:00-14:00、18:00-22:00
定休日 日曜、祝日

大阪市 北浜 その他料理和食

スタンドアサヒ 2月【大阪市 南田辺】

東住吉区にある表記の居酒屋を約1年ぶりに友人と訪問。天王寺駅から2駅の阪和線の南田辺駅から徒歩1分。昭和10年から営業されている巷で大阪の3大居酒屋の一つと言われるお店。

コスパの高さと商品のレベルの高さと味わいが人気で、開店から閉店までずっと満席。居心地もいいので長居する客も多い。(最近は滞在時間2時間制となっている)テレビや雑誌でもよく紹介される。地元の客はアサヒスタンドと呼ぶ。ここ数年の食材費の値上がりでメニュー価格が少し変わっていたが各商品20円から40円程度の値上げであることにびっくり。

本年97歳のご主人はこの日は不在。そのご主人が大日本麦酒(現アサヒビール)を定年退職されて始められたと昔に聞き及ぶ。アサヒビールの社長が就任したら必ずこの店に挨拶に来るとも聞いたことがある。

店内は赤い肘掛のついたカウンター席とテーブルが4つ、奥には半個室の席がある。調理担当は昔からのシニアの方ばかり。お店は「寺島しのぶ」さんそっくりな女将さんが陣頭指揮。声色を含む独特のキャラが素晴らしい。仕事をしている姿を見ると映画のワンシーンを見ているよう。

マルエフの生ビールと共に名物の小鉢400円を注文。小鉢だけど大きな鉢に入っている。この日は鯛の子入り。そのほかに「とこぶし」や「ミンチボール」入りもある。ほとんどの客がこの小鉢からスタート。

続いて目の前で長芋をすりおろして作るとろろ350円をいただく。鯖からまぶし350円はおからが鯖の酸味を纏ってマイルドな味で大好物。大きなサイズのプリプリのエビフライ990円、女将さんが目の前で焼き上げる焼き鳥2本500円でフィニッシュ。

毎回だけど何をいただいても美味しくてあっという間に時間が経つ。さすがのキングオブ居酒屋でした。

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大阪市東住吉区山坂2-10-10
06-6622-1168
17:00〜22:30
定休日 日曜・祝日

大阪市 南田辺 居酒屋