大阪市

出汁家浪庵 梅田スカイビル店【大阪市 梅田/JR大阪】

梅田のスカイビルの地下にある花見小路という飲食店街にある表記の店を訪問。昭和32年創業の老舗うどんちり「本家にし家」の新業態。カウンター席とテーブル席合わせて全47席。

こちらのお店のウリは二種類の削り節と天然昆布でとった出汁とその日の気候によって配合を変えてつくる細うどん。進化系のうどん店なので檸檬うどんや大和芋を使ったとろろうどん、ラーメンのスープのように白濁した出汁のどろうどんなど珍しいものが多数ある。前回はどろうどんをいただいたので「肉出汁スパイスカレーうどん」を所望する。

しばらくして着丼。丼には湯がいたアスパラガスを結界とした2種の出汁のビジュアルが面白い。途中で35種類のスパイスで仕上げたカレーの部分と昆布出汁の部分を混ぜ合わせていただくという趣向。
コシのある細うどんはカレー出汁と相性もいい。別添えされた鰹節を言われた通り途中で入れて追い鰹とするが特にどおってことはない。出汁で炊かれたご飯を残ったカレー出汁に入れて雑炊にして完食。ごちそうさまでした。。

大阪市北区大淀中1-1-90 B1F
06-4798-0248

大阪市 梅田/JR大阪 麺料理ラーメン

米増 7月【大阪市 福島】

福島の表記の和食店を定期訪問。大阪では屈指の予約困難店で来年6月までは予約がいっぱいとのこと。
座席はカウンター8席のみ、基本は14時と17時半スタートの2回転制。この日は17時半の会食。月替わりのコース料理18000円(税・サ別)のみで食材の都合で変更の場合あり(この日は21000円)。静かで温和な人柄のご主人の作る茶味溢れたケレンのない料理が多くの客を魅了。ご主人夫妻と辻調理師学校卒業の見習いの調理スタッフ2名で切り盛り。

カウンターにはまな板以外何もない。美意識の高いご主人のセンスが店舗のいたるところに散見される。

料理写真掲載は禁止なので忘備録として献立のみ記す。

・先付け・・・胡麻豆腐 5色の短冊のついた梶の葉を添えて
・お凌ぎ・・・焼き鱧の棒寿司 能登産椎茸旨煮添え
・煮物椀・・・明石のアブラメ 素麺
・刺身・・・・高知産の伊勢海老と北海道ツブ貝を油通しで霜降りしたもの
・刺身(2)・・・解禁当日の由良の赤雲丹 白芋茎添え
・焼肴・・・・島根県高津川の鮎塩焼き 根曲り筍ともろ味噌添え
(頭と中骨、ひれは唐揚げ)
・進肴・・・・賀茂茄子、とうもろこし、トマト、モロッコいんげんなど
・強肴・・・・鱧鍋(鱧と鱧の卵、玉ねぎのみ カウンターで取り分け)
・食事・・・・釜炊きご飯と鰻蒲焼(山の芋とちりめん山椒添え)香の物
・水菓子・・・桃とすもものヨーグルト掛け
・甘味・・・・葛餅と薄茶

この日の鮎は素材も焼きも最高だった・・・・油通しした伊勢海老も痺れる美味しさ・・・

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

芳すし【大阪市 西田辺】 【大阪市 姫松】

阿倍野にある表記の寿司店を訪問・・・・・

今から35年前のバブル真っ盛りの時代に界隈ではナンバーワンの人気を誇る名店だった。ミナミや新地で飲んだ帰りの客で夜中の0時でもずっと満席だった記憶がある。

トロ一皿2000円が飛ぶように売れて中央市場に入る高級本マグロを片っ端から買い占めてマグロの山をカウンタ−に並べていた。カウンター席はいつも常連で占められていてビジターはテーブル席しか座れなかった。若い頃、軽トラに乗ってこの店の前を通りながら、ここでお腹いっぱい寿司を食べることを夢見ていた気がする。

現在の店主のお父さんやお母さん、お兄さんと若い店員が4〜5名くらいいて強烈な活気があった。現在、新地で名店といわれる美菜月さんもこちらのご出身で下働きをされていた記憶がある。このお店のカウンタ−に座ってお腹いっぱい寿司を食べるのが当時の夢だった。現在は大将が一人で切り盛りされていて敷居も下がり、かなり行きやすくなった。

この日も予約で満席。予約でいっぱいの時は入り口のシャッターを半閉めされているとのこと。メニューはコース1択で事前に好き嫌いを聞いてくれてあとはおまかせで提供されるシステム。この日は「マグロが苦手」なことと「海老が好物」と申し上げて誂えていただく。

最初の前菜は「河豚の皮」「胡瓜とクリームチーズと子持ち昆布」「蛸の煮付け」の3種盛り。焼酎と一緒に美味しくいただく。続いて「アワビと河豚の唐揚げ」でインパクトのある料理が続く。

脂がよく乗った韓国産の鱧の炙りが供される。韓国産は国産の鱧の5倍の仕入れ値と言っておられた。本鮪のカマ部分のすき身は友人が食す。セコガニの身は3杯酢でいただく。続いてA5の肉を炙ったものに雲丹をのせたものなど変幻自在の酒肴が次々と繰り出される。

大将はずっと喋りながらスタッフに気合や指示を入れ続け、機敏に動き回る。しかしながら隠し包丁や柑橘を微かに絞ったりして仕事がとても細やかなことに感心する。

続いてキュウキュウと鳴く小さめの伊勢海老を洗いにして刺身で提供。北海道の積丹半島産の高級雲丹、剣先烏賊も一緒に大皿で盛り込まれる。

寿司の扉は手綱にした鱚から。昆布締めにされていてとても美味しい。続いて軍艦巻きにされた雲丹、名物の焼き鰻、新鮮極まりない甘海老、鯵の棒寿司仕立て、細工包丁された烏賊と続く。

冷蔵ケースからおもむろに大きな平貝を取り出し、殻をむいて貝柱を刺身と磯部巻きの2通りの仕事でいただく。これは新鮮極まりないとても贅沢な味わい。。

デザートまでいただいて思いっきりお酒もいただいて一人15000円でした。。これだけ高級食材を出して儲けがあるのか心配しながら店を出る。

大阪市阿倍野区万代1-1-2
17:00〜22:30
火〜土曜日12:00〜14:30
06-6623-229

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