ビストロあじと【大阪市 難波】

裏なんばにある「ダイニングあじと」の2号店。ヴーヴ・クリコがグラス780円で飲める立ち飲み業態の「スタンドあじと」の2階にある鉄板焼きの店。

店内はステンドグラスに飾られたちょっと大人な雰囲気もある空間。カウンターを中心にテーブル席とパーティーも出来る個室もあると言っておられた。

お料理は、鉄板焼からビストロ料理までいろいろでダイニングあじとのスペシャリティが中心となっている。

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最初にビールを頂いて突き出しはお肉のパテ。。たぶん豚肉っぽい感じがした。あっさりして食べやすい。。

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いろんな前菜から好きなものをチョイスして盛り合わせてくれる。子蛸と胡瓜の塩麹ドレッシングソース和え、フルーツトマトとモッツァレラのカップレーゼ、自家製の締め鯖。。しっかり手がかかっていて美味しかった。。

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焼き野菜の盛り合わせはカウンターの前の鉄板でジュウジュウ焼かれる。。塩とゆずソースや味噌でいただく。変わった野菜がたくさん登場しておされな感じ。

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とろけるチーズがたっぷり入ったオムレツ。フワフワでトロトロでボリューミーでスパークリングワインとぴったりの相性。

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メインはしっかりと焼かれた丸なすのうえにかなり脂の強い和牛がのっかって焼いたトマトをソース代わりにかけたもの。。これは赤ワインがすすみまくる。特にどうってない料理なんだけど鉄板で焼かれているライブ感がいい。

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デセールは抹茶のたっぷり入った自家製チーズケーキ。とっても苦くて少し甘酸っぱい大人のテイスト。ごちそうさまでした。

大阪市中央区難波千日前15-4 2F
06-6633-0588
11:30~15:00、18:00~24:00
火曜休み

大阪市 難波 鉄板焼

ラ ボンヌ ターシュ【大阪市 北浜】 【大阪市 梅田/JR大阪】 【大阪市 淀屋橋】 【大阪市 西天満】

私どもの会社の顧問をしていただいているフードコーディネーターの先生と表記の店を訪問。個人的にはこの夏にオープンしてからもう何度も訪れている。そしていつも同じものを食す。しかし何度食べても食べ飽きない。界隈のフレンチとはテイストが全く異なる。

場所は古美術店や弁護士事務所がひしめく裁判所の裏で「老松 喜多川」の隣。「イザイ」「ピクレコ」など新店ラッシュのある美食ストリート。ファザードは木調でカフェのよう。看板もない。知らなければ通り過ぎてしまう感じ。

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今月の婦人画報でも日本全国のフレンチレストランでランキング2位、知人のシェフも間違いなく日本一のフレンチと認める東京・三田にある「ラ・コート・ドール」で8年修行した田村シェフのお店。ありがちな流行のフレンチではなく修業先の技をしっかり感じさせるオーセンティックな正統・新古典料理を提供。店名の意味は「よい仕事」らしい。コートドールの斉須シェフが名付け親と聞く。

料理そのものはコートドールのスペシャリテやそのコンセプトをなぞった形の料理。つまりコ―トドールそのものの味を食することが出来る。田村シェフもそれを職人として継承することをよしとされている。

簡単なようなんだけど古典的なスタイルの継承は一つ間違えば野暮ったくなり客にその本質が伝わりにくい側面もある。ただ食材の見極めや仕事の丁寧さを見る限りその心配は無用と推察される。

総じて言えば流行のフレンチにありがちな示唆にとんだいけてるスタイルではない。たとえば普通の飾り気のないムースが口に入れたとたん無限大に味が開花するような仕事をされる。どこにもあるようでどこにもない。。わかる人が見れば大感激。

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まずはシャンパンで乾杯。店内は明るいベージュのフローリングと木を効果的に配した温もりのあるクラッシックモダン。座席はゆったりと配されたカウンター8席のみ。広いピカピカのステンレスのオープンキッチンでシェフが一人で調理とサービスをされる。流行のスチームコンベクションなどはなくすべて直火仕様。

コースはおまかせの5000円のものとアラカルト。初めて訪問される方はデザートに食後の飲み物まで付いたおまかせコースがおすすめ。

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アミューズはコートドールのスペシャリティの「赤ピーマンのムース」今回の訪問もこれが一番の楽しみ。

田村シェフはコートドールにいたときこの料理を嫌という程、作り続けておられたのでかなり安定した仕上がり。見た目もかなり美しい。スプーンで食すと赤ピーマンのねっとりした食感と素材独特のクセとトマトのクーリーの酸味などが見事に調和。何十年前かわからないがこの料理が出来たときはフランス料理界が騒然となったと聞く。まさに伝説級のスペシャリテである。

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オマール海老のムースも一見普通のどこにでもあるような感じなんだけど食すとオマールエビの濃厚な香りと風味が口の中いっぱいに広がる。口の中がすべてオマール海老になる感じ。アフターに鼻から抜ける香り(アロマ)がまさに往年のフランス料理って感じ。しかも上品な仕上がりはさすが。私のような甲殻類ラバーは必食の逸品。

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ラ スール カデット ブルゴーニュ シャルドネ 2010はかなり手頃な値付け。柑橘系のような香りに程よい酸味でフレッシュな味わい。

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次にコートドールのスペシャリティというか今やシグニチャー、アイデンティティーとなっている「エイのムニエル 焦がしバターソース 」。

皮付きのエイの身は繊維毎に解れてゼラチン質が多いためかとろけるような甘味としっかりとした食感が感じられ、淡白なんだけど噛めば噛むほど溢れるような旨味が楽しめる。

最近見かけなくなった焦がしバターの香ばしさとビネガーとケッパーの酸味がパンチのあるエイのジューシーな白身の魅力倍増させる。焦がしバターもギトギトになりがちだけどそこはプロのテクニックが生きる。

他のフレンチでは味わえない軟骨のコリコリ感と身質のシットリ感、エッジの効いた塩の効かせ加減も往年のフレンチらしくてワインを誘う。私の友人でコートドールのこのスペシャリテが日本で一番旨い魚料理と言う方も多い。上質なエイは食材の安定的な仕入れも難しく現在は北海道から直送してもらっているらしい。

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ここで赤ワイン登場。果実実が深くて風味の良い手頃なものをセレクション頂く。

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メインはギラッと光るソースが特徴の牛ホホ肉の赤ワイン煮込み 。上質の肉はかなり柔らかくて、口の中でとろけていく。ソースも旨味とコクが良くてワインにドンピシャ。咀嚼しながらワインを頂くと気絶しそうなくらい旨い。付け合わせの人参のピューレも風味が濃くて香り良いのに驚く。

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デザートのブリュレは赤玉を使用。バニラの香りも効いてて滑らかで濃い食味。普段食べつけないので他店に比べてどうということはわからないけどしっかりしたデザートという印象。

すべての仕事をシェフ一人でされるので少し時間はかかるけど親しい友人と話をしながらワインと共に食事をするにはとてもいい。とてもいい店です。。

大阪市北区西天満4-1-8
TEL 06-6312-1777
営業時間 18時~23時
定休日 日曜日

大阪市 北浜大阪市 梅田/JR大阪大阪市 淀屋橋大阪市 西天満 フレンチ

焼き肉道場 松ちゃん 10月【大阪市 長居】

ゆるゆると夜の9時頃からランニング。街中を10キロくらい走り、長居を通った時に焼き肉を食そうと表記の店をジャージのままで訪問。最終の客となるもカウンターにて店主の仕事ぶりを見ながら1人焼き肉大会。

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走って帰らないと行けないのでビールは一杯だけにする。好物の生センマイ620円は鮮度抜群。この店ではポン酢で食す。普段はタンの刺身を頂くんだけどお酒が止まらなくなるのでこの日は我慢する。

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レギュラーメニュー以外に本日のおすすめが毎日変わる。場所は辺鄙で宣伝もしていないのに最近土日は予約しないと入れない超繁盛店となっている。メニューを見ると「のどちんこ」「ハラミさがりのスジ」「三角バラの厚切り」「ゲタカルビ」「とんびの焼きしゃぶ」などよだれの出そうなメニューばかり。

どれを食してもハズレはない。厳選の仕入れと丁寧な下処理、職人技の包丁があいまって芸術的な焼き肉を創造する。この店の凄いところはそれぞれの価格の安さ。家族経営ならではのなせる価格で感覚値で言えば相場の半額。。どれも塩焼きがおすすめ。

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お母さんの作るナムルもバリ旨。。個人的にはもやしが一番好き。ナムルが出てきてもすぐには食さない。。

2013-10-26 21.55.28

今日のメインはこれ。。。。ランニングの途中なのでサーロインの薄切り1300円だけを食しにきた。この日は鹿児島産。当然黒毛和牛なり。サシも最高。このサーロインがこの価格で食せること自体が奇跡。

この日はダブル(2人前)を所望。注文があってから一枚一枚丁寧に手切りする。仕事をする手元もムチャ美しい。薄切りにされた肉は甘くて辛くてニンニクの効いた濃いタレに漬け込んでモミモミされる。

それをおもむろに熱した鉄板で焼く。ここからは店主がやってくれる。火を通しすぎないように、焼きムラのないように、手早く美味しくなるように焼く。。。

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肉の色が変わってきたらレモン汁を思いっきり絞りまくる。。脂身がピカピカ光りまくる。美味しいものはどうして美しいのかといつも感心する。この肉もこれだけで頂いても美味しいのだが実は裏メニューがあって白ご飯(大)にナムルを盛りつけて真ん中に肉を乗せて特製のビビンバにして食すのが私流。

私のブログを見て同じように食す人が最近多いと店主から聞く。嬉しいやら恥ずかしいやら。。

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この日はダブルで注文したためにマウンテンビビンバとなってしまった。。。画像はこちら↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャーン!!!

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見た目だけで脳幹が破壊されるような旨さ。食すととろける肉の甘味と野菜のシャキシャキと御飯が渾然一体となりガツガツとワンちゃんのように食べてしまう。タレの濃さが脳細胞の中枢神経を呼び起こし満腹シグナルを破壊する。

この丼も実際はかなり大きなモノなんだけど食べ始めてから休憩なしで3分くらいで完食。どういうわけかいくら食べても食べ飽きない。究極のビビンバというか焼き牛丼と言うかこれを食わずして焼き肉を語るなかれ。。

在阪のヤキニクストのいかりんさんも一押しのこの商品は物価高騰で利益ほとんどなしの状態のため早く行かないと限定販売になってしまうという噂もある。

そしてこのビビンバは「ウチモトビビンバ」として現在は焼き肉道場「松ちゃん」に登録されている。店主にテレビや雑誌の取材時にはちゃんと「ウチモトビビンバ」として紹介いただくよう再度お願いをする。ウチモトというのは某市の役所で勤務されている方の名前で定期的に何本も電車を乗り継いでこの店にこのビビンバを食しに来られる方と聞く。(実際にお会いしたことはないが)

自身の名前を命名されたこの方だけがこのサーロインの薄焼きを自分で焼くことを店主に許されていると聞く。(私でさえこの肉は焼き上がるまで触らせていただけない・・・)何とも凄い権利である。この店の店主の肉に対するこだわりは強烈で一般の客がそんなこと言おうものなら牛刀をもって一喝されるところだがこのウチモト氏だけが許されたセルフサーロイン薄焼き。。。なんとも羨ましい・・・・・

*ウチモトさんいつもありがとね!

大阪市住吉区長居1-12-4
06-6692-6171
営業時間:17:00~23:00
定休日:火・第1・3月曜日

大阪市 長居 焼肉