四天王寺前夕陽ヶ丘

まさる 6月

久しぶりに表記の店を友人と訪問。

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いつものように最初はお造り盛りあわせ。肉厚の赤貝は独特の香りがいい。皮を炙ったカマスと伝助穴子、剣イカと北海道のバフンウニ、九州産の鯵とコリコリの今が旬の鯒の一切れずつの7種盛り。

今が旬の舞鶴産の巨大な鳥貝は軽く炙っていただく。下処理も完璧。肉厚なので食べ応え満点。シャキシャキした歯触りと炙ることで甘さが立ってジューシーなのにビックリ。卵たっぷりのワタリガニは東北産らしい。

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握りの扉はいつもと同様に細魚から。続いて皮を炙って肝をのせた脂感たっぷりのキンキ、ネットリとした舌触りと熟成感というかアミノ酸感が特徴のアマテカレイに塩をして脱水してから皮目を炙ったカマスにビジュアルが美しい小肌の一枚付け。食べ続けて15年以上になるスペシャリティーの海老味噌鋳込みの車海老と続く。湯がき方が素晴しい・・・

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煮鮑はいつもとカットの方法が異なるがエンペラのゼラチン質がかなりいい。関東風の煮鮑とはテイストが全く異なり、柔らかい中にも鮑の風味も残って火を入れて更に新鮮に仕上がっているのが特徴。

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今の時期が一番美味しい淡路産の雲丹は甘味たっぷり。同じようなものがこの時期よく出回っているが淡路産でもピンキリがあることは周知の事実。海苔で巻いた炙ってホクホクになった鰻の巻ものもこちらの定番商品で食せば声が出なくなるくらい旨い。皮目が上になった穴子もふかふかして美味しい。皮だけ炙った鱧も脂がのって美味しい。煮ハマグリは火入れの素晴しさとネタの良さで限りなく柔らか。名物の袱紗玉子もしっとりとした仕上がりで味わい深い。〆はキャベツ巻でフィニッシュ。

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

こいき 5月

四天王寺夕陽ケ丘駅3番出口から徒歩1分。マンションの1階にある見た目はうどん屋のような最近お気に入りの寿司店を訪問。かなりの人気店で入店が困難だけど当日のキャンセルがあったらしい。GWなのでネタは不足してますというご主人。

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最初は徳島産の蒸し鮑。エコノミーサイズであるが旨みも強くいい仕事している。肝も秀逸。藻塩を少し付けてからいただく。

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続いては大きな卵を持ったシャコを土佐酢と山葵醤油でいただく。卵の食感と身の甘味がとてもいい。お店はカウンタ−9席のみでこの日も当然満席。

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殻から剥きたての北寄貝を炙っていただく。磯の香りも残っていてかなり美味しい。愛知の純米大吟醸「醸し人 九平次」とともにいただく。

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焼き物は北海道のシシャモか金目か迷ったけど鯛の頭を焼いていただき日本酒とともに楽しむことにする。養殖鯛にない透き通った旨みがいい。

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時間がなかったのでこのあたりで握っていただく。最初は熟成のしっかり効いた金目鯛。続いて旨みたっぷりの鯛。天然の石鯛。藻塩でいただく和歌山の剣イカ。甘々の大間のげんこつ雲丹がテンポよく出される。シャリは赤酢を使用。コクと旨みはあるがシャリがバラバラした感じになるのとすえた癖があるのが難でネタの相性がどうしても出る。

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続いて炙って供されるのどぐろは脂の甘味が炸裂。いくらご飯もコクのある赤酢のシャリとよく合う。レアに湯がかれた車海老、かなり大きな釣りの鯵、さっと炙って出される名物の煮鰻でフィニッシュ。ビールとお酒を2本いただいて1万円くらいでした。とてもいいお店です。

大阪市天王寺区四天王寺1-7-15
TEL:06-6772-0379
営業時間:17:00~23:00
定 休 日:月曜

こいき寿司 / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.8


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

ワッシーズダイニングスープル

母校の関西大学で花見をしたあと表記の店で友人と会食。1月末にも訪問したが何度来ても飽きのこないクオリティーというか価値を毎回感じることが出来る。ワイン専門店なんだけどその品揃えと質・コスパ・料理とのマリアージュの確かさは他店と比べて群を抜く。素敵な女性オーナーとの話も楽しみの一つ。気取ってなくてとても使いやすい。。

最初はフィリボナロワイアル・レゼルブで乾杯。さっぱりすっきりとした切れ味のあるシャンパーニュで花のような甘い香りと奥行きのある深い味はシャンパーニュならでは。

続けてドメーヌサンミッシェルを所望してシャンパーニューとスパークリングの味の異なりを試してみたが酸が立ちすぎて、双方を比べると甘さを押さえたサイダーのようで残念。葡萄品種と合わせる分量はほぼ同じなのに不思議である。

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季節野菜のオードブルはレンコンのバルサミコ漬、水ナスの黒オリーブをペースト状にしたカップナード掛け、クスクスと雑穀のサラダ、生ハムと隼人瓜をあわせたものなど・・特にどおってことはない。

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野菜に合わせたのがソービニオンブランのフィッシュハウス。カリフォルニアに次ぐワインの産地であるワシントンのワイナリーでジャケットのイメージのような柑橘系のアロマと余韻がしっかり感じる酸味のバランスもいい一本。

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この日のお楽しみの春トリュフのスクランブルエッグは今週ではじめで大量に仕入れて冷凍保存しながら使うと言っておられた。いわゆるイタリア産のビアンケットと呼ばれるもの。トロトロのスクランブルエッグの熱でトリュフの香りが周り一体に立ちこめる。スライスされたもの以外にも卵のなかにも細かく刻まれて入っているので口の中がトリュフの香りだらけになる。

これに合うワインをマネージャーソムリエに選んでいただくとコート・ロティ登場。

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雑味のないクリアで凝縮感のあるエレガントな果実味とシラーならではの華麗な芳醇でしっかりした香りがトリュフと相まって香りと味のマリアージュを同時に楽しむことが出来た。シルーキーなタンニンとその余韻のバランスにうっとりする。

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新鮮なミミイカがあるということでのペペロンチーノを作っていただく。

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これにはイタリアのベルディッキオ クラシコ2007年のDOCを合わせる。辛口でさっぱりしているけど濃い黄金色の凝縮された旨みはパスタとドンピシャの相性。

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京都産の鴨のローストは根セロリのピューレとバルサミコのソース。付け合わせは筍、スナップエンドウ、オニオン、金柑のコンポート。金柑との相性は◎。

鴨肉は分厚くカットされているので食べ応え満点。

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これにはオレゴンワインのキングスリッジ。ピノ独特の華麗な果実味と心地よい酸味が好みに合う。若々しくて飲み口のいい滑らかな印象。

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フロマージュにロックフォールのブルーチーズをいただく。ドライフルーツをミックスしたピュレと胡桃とともにいただくと食べ飽きない。
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最後の〆は春らしいロゼワインを所望するとカリフォルニアソノマのラセターファミリーワイナリーのロゼを選んでいただく。ジャケットもユニークで高飛び込みなり。

明るいサーモンピンク色でいかにも楽しげで明るい印象。辛口だけどしっかりとした口当たりで苺や柑橘の香りもするロックフォールの邪魔をしないバランスのいいワイン。この日も長時間楽しむことが出来た。

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そのあとは行きつけの近くの潜水艦バーで小休止。ごちそうさまでした・・・
大阪市天王寺区六万体町5-13
06-6774-9000

ワッシーズダイニングスープルワインバー / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7


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