和食

五(いつつ)

洛北にある京都を代表する料亭和久傳が営む蕎麦料理店を訪問。

以下HPより・・・・
ミシュランガイド2017で新規掲載の、手打ち蕎麦の店。
京都の老舗料亭「和久傳」の新業態<蕎麦と料理の店>お気軽に料亭の味を
1870年創業の日本料理店「和久傳」の系列店、「五(いつつ)」でございます。
全国各地より大切に育てていただいたお蕎麦を、生産者の方々の思いを込めて、すべて手打ちにてご用意しております。
また、一品料理では和久傳と同様に季節の食材や調味料を使用し、料理人が高いプライドを持っておもてなし致します。
おまかせコースもございます(要予約)。
大徳寺門前と閑静な場所にあり、ゆったり落ち着いてお食事できます。

お店の1階は和久傳の仕出し受注や和菓子販売などされておられ蕎麦店はその2階にある。店内はL字型のカウンター席で、座れるのは~7人ほど。あとはいくつかのテーブル席で思いの外コンパクトな空間。

無駄を省いたシンプルで洗練された店内はで落ち着いた空気が流れる。昼夜ともにコース料理もあるのだけど今回は五セット2700円という前菜と蕎麦とお菓子の付いたものを所望する。

食べ応えのある鯖すし、おくらの胡麻よごし、湯葉豆腐、おから、マスカットと巨峰の白和え、炭火で焼きこんだ鴨ロースのバルサミコソース。。一見地味な前菜だけどどれもがしっかりと作り込んであってハイレベル。比類なき上質さと完成度はさすが和久傳と感じた。これだけで大満足・・・

追加料理で広島産渡蟹の酢の物。秋田の蓴菜ともずくが添えられる。蟹の美味しさはもとより酢の加減のすばらしさに感激。

追加料理の出汁巻き900円は強火でしっかりと焼きこまれながらも出汁がたっぷり入っているのでほろほろの口どけ。

しばらくして僅かに緑がかった色味で微粉に粗挽き粉がやや多めのビジュアルの蕎麦登場。。蕎麦粉96%とほぼ10割蕎麦。ツルツルした食感ではなく噛み締めて食べるタイプ。
この日は秋田県のそば粉を使用とのこと。この蕎麦もレベルが高く最近食した中でもトップの美味しさ。蕎麦汁はコクのある出汁が強目で甘さ抑えめのバランスのいいすっきりしたもの。

蕎麦湯はそば粉を足してとろみをつけたものとのこと。。最初はそのままでいただくとお粥のような味わい。次に少量の塩を足して最後に蕎麦つゆを少しだけ入れて楽しむ。

甘味は七宝と言う名のお菓子。
小豆、白インゲン等の豆類、胡桃、穀類等を寄せたもので大徳寺納豆の塩気がいいアクセントになっている。多様な食材の味が口の中に広がり、味はもちろん食感も楽しめる完成度の高いお菓子。24時間営業の大徳寺の駐車場使用が便利。最近訪問した店の中ではスマッシュヒットなり。

京都市北区紫野雲林院28
昼 11時30分〜15時30分[ラストオーダー15時]
夜 17時30分〜21時[ラストオーダー20時30分]
木曜定休

そば(蕎麦) / 北大路駅

昼総合点★★★★ 4.0

和食 京都市

和食 いいくら【大阪市 西天満】

南森町駅から徒歩5分。西天満のはずれにある表記の和食店を友人と訪問。北新地の人気割烹『纐纈(こうけつ)』さんのご出身のご主人が作るワンランク上の和食がカジュアルにいただける稀有なお店。アラカルトメニューが中心なので好きなものを好きなだけいただくことができる。何をいただいても美味しくて美しい。

店内はカウンター8席、半個室2部屋。。今回は個室にて7000円のおまかせコースメニューを所望する。

座付は揚げた胡麻豆腐になめこと菊の花と銀杏を添えたもの。初秋を感じさせる。

続いては脂乗り抜群の伝助穴子の炭火焼。。山葵と塩でいただく。

椀物は蓮根饅頭。。色々なキノコが添えられて出汁も抜群に美味しい。

刺身は平目、剣先烏賊、鰺、皮目を炙ったカマス、石影貝、毛蟹など。。

日本酒をおまかせでお願いするとこれが来た・・・スルスルと入っていく辛口の無濾過の酒。加水しているのでとても飲みやすい。

太刀魚の塩焼きもかなり上質。湯がいた落花生とサツマイモが添えられる。。

稚鮎の天ぷらも秀逸。

旬のイチジクはあっさりした胡麻ダレをかけて供される。。

イチボ肉のステーキでフィニッシュ。どれも丁寧に作られていて隙のない内容。今回も大満足ごちそうさまでした。

過去のいいくらはこちら

大阪市北区西天満3-7- 20
06-6314-6747
営業時間 17:00~24:00(L・O23:30)
定休 日 日曜日

 

大阪市 西天満 和食

ひろせ 8月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

ミナミの畳屋筋の雑居ビルの1階にある表記の和食店を訪問。毎月一回メニューが変わるたびに訪問して数年になる。ミシュラン店の「ゆうの」で修行されたご主人の丁寧で創意と工夫に溢れた大阪料理は何を食しても美味しく、行くたびに発見と驚きがある。カウンター6席とテーブル席が2つ。月替わりの献立はコース10000円のみ。

最初にビールをいただいて先付けは北海道の毛蟹と白桃、アボガドの白酢(豆腐を裏ごして作ったもの)掛け。。ソースの美味しさは比類なきもの。

豪華な前菜盛り合わせはバイ貝の木の芽バターエスカルゴ風はバイ貝の火入れの妙でとても柔らかく仕上げている。生ハムでいちじくを巻いたものにゴマだれをかけたもの。稚鮎の南蛮漬け、鴨ロース、枝豆の春巻きと鱧の骨を挙げたもの。どれも手がかかっていてお酒が進みまくる。

刺身盛り合わせは今が旬の石陰貝、淡路産の生雲丹と皮目を炭火で炙った鱧、大きく包丁をしたつぶ貝。鯛の昆布締めと大きな細魚の大葉鋳込み。コリコリの食感のメイチ鯛の7種盛り。。

煮物椀は昆布だしが効いたしっかりとした味わい。。旬の皮目を炙ったのどぐろ、松茸、冬瓜、白木耳などがはいる。

焼き魚は旬の鱸のオイル焼き。炭火で魚に油をかけながらじっくりと火入れをする。。焼き茄子を裏ごして調味した香ばしいソースでいただく。添え野菜はミニトマト、ズッキーニと万願寺とうがらし。

枝豆の冷製すり流しは穂紫蘇と秋田の蓴菜、胡瓜、湯葉豆腐が添えられる。スッキリした味わい。。

肉料理は自家製のパン粉をつけてレアに火入れされた和牛マルシンのカツはとても柔らかい。ケチャップの風味のクリームソースとスパイスの効いたウスターソースでいただく。

食事は旬の玉蜀黍ご飯。鱧の炊いたものが添えられる。

デザートはすももにソルダムゼリーをかけた夏らしい酸味のあるもの。今回もボリューム満点で大満足。。次回9月が楽しみです。。。

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

過去のひろせはこちら

 

 

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食