三木ジェット

10日前の時差投稿ですが摩耶突堤に護衛艦が入港ということで見学に行った帰りに表記の有名支那そば店を一人で訪問。滅多に降車することのないJR摩耶駅南口から徒歩3分の幹線道路沿いに位置する。独自路線をひた走る個性の強い神戸では有名なラーメン店。

店頭に『当店は辛い麺しかありません』『生麺ではありません』との注意書きあり。店内はカウンター8席のみで店主と綺麗な奥さんで切り盛り。店名の三木はオーナーの名前で
ジェットは火を噴くような辛さを表現しているとの事。

看板メニューはバリかつジェットというチャーシューじゃなくて薄いカツが乗ってる辛いラーメン900円。辛さは選べることができてデフォルトから5倍ずつあげることができる。Lv MAX(30)を食べると次のステージへ上がれる。最大は閻魔Lv150。

この日はデフォルトのバリかつジェットを所望する。

早い時間帯だったので5分くらいで着丼。花びら状に薄い特大カツが4枚、丼を覆い被していてかなりインパクトのあるビジュアル。レモンスライスの黄色もパンチあり。中央に唐辛子の混ざった肉味噌が入る。スープは鶏ガラ醤油ベースで唐辛子と山椒の辛さと痺れが特徴的な台湾ラーメンのような感じ。一気に啜ると必ずむせる。麺は細い低加水のストレート乾麺を使用。硬めでパツパツの歯切れでスープによく合う。

パリパリの薄いカツが軽くて思いの外に美味しい。スープで湿らせても異なる味わいでかなりジャンクな感じ。添えられているレモンがいい仕事をする。具材は他にもやし、キャベツ、ニラを炒めたものと生の角切りの大根。

途中で卓上の酢、辛揚げ玉、揚げニンニクを入れると味変が楽しめる。初めていただいたけどかなり満足できる内容。紹介いただいた友人に感謝。

護衛艦しらぬいはかなり大きかったです。

神戸市灘区灘南通4-1-5
078-855-2445
11:30-14:00/18:00~26:00
定休日不定休

三木ジェットラーメン / 摩耶駅西灘駅大石駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

ラーメン麺料理 神戸市

鴻福門

西宮の鳴尾にある創業35年の表記の四川料理店に一人で訪問。国道43号線の武庫川女子大から南(海側)に3分くらいのところに位置する。界隈では宴会などにもよく使用される有名店。お店は受付が1階にあって客席が2階と3階(宴会席)にある。阪神タクシーの会社跡を改装したと聞いたことがある。私も辛いものが食べたくなった時に思い出す店。こちらの料理長は四川料理の父の珍健民の孫弟子と聞き及ぶ。

本格四川料理のお店ということでほとんどのお客さんが名物の土鍋の麻婆か担々麺を食べている。

名物のフカヒレスープ700円もマストメニュー。しっかりとコクのある鶏ガラ出汁にたっぷりのフカヒレが入る。死んだ父が好きだったのを思い出す。

続いて土鍋に入った麻婆豆腐1300円がグツグツと音を立てて登場。豆板醤の辛味の主張がしっかりしたパンチのある味わい。油もたっぷりで追加で青山椒を振り掛けると更に痺れが増す。旨味もしっかりとあって汗をかきながらさらなる刺激を追い求める。白いご飯と一緒にあっという間に完食。

サクッと食べて店を出る。入り口の兵馬俑の顔が知り合いに似ていたのが面白かった。駐車場もあるのでシビれたくなった時はオススメの店です。

西宮市鳴尾町2−25−1
0798-45-4555

鴻福門中華料理 / 鳴尾・武庫川女子大前駅東鳴尾駅洲先駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

中華料理 兵庫県

山里料理 まえ川

私どものお店でおせち料理の栗きんとんに使用する栗を買いに丹波篠山を訪問。価格高騰の折、なんとか300kgを事前予約する。界隈を散策した後、地元の友人イチオシの表記の和食店をランチタイムに訪問。150年前の古民家を改装した風情のある店舗はかなりかっこいい。入り口付近は店主の仕事を見ながら食事ができるカウンター席、そのほかに個室仕様の部屋が4つ。今回は個室テーブル席に案内いただく。

地元出身の若き店主は料理人修行のため一度篠山を離れて京都・大阪の名店で修行。今回は地元の食材をふんだんに使った篠山料理のコース5000円を所望する。

前菜は手作りした木片の器に盛り込まれる。柔らかく炊いた地元産のぶどう豆とその練り物、おからとコリンキー(洋かぼちゃ)を合わせたもの、ひじきの山椒煮、鰯の柔らか煮、おくらと梅肉。これだけど上質な料理を提供するお店であることがわかる。

お酒も地元の清酒を中心に料理にあったものをたくさん取り揃えられている。この日は丹波産のスパークリングを所望する。国産ぶどうを使い、酸化防止剤を使用しない生詰無濾過タイプ。ほんのり濁ったビジュアルも美味しそう。

低温調理した鹿肉のロースト。ジューシーでパサつきは全くない。イチジクのソースと柿が美しく絵を描いたように盛り込まれる。トマトピクルス、黒豆塩なども秀逸

薄味で柔らかく炊いた鰊と焼椎茸、木耳、糸瓜に和風餡をかけたもの。器はほとんどのものが地元の丹波立杭焼きの作家物を使用。

しめ鯖は絶妙の締め具合。最近よく見かける癖が残る半生レアなものとは一線を画す。あしらえは大根、冬瓜の酒盗漬け、ピーマン。地味な料理だけどびっくりするくらい美味しかった。

厨房の真ん中に鎮座する大きな炭火焼台では猪、鹿などのジビエや旬の魚が焼きこまれる。ジビエを解体する場所もあるとのこと。この日はパリッと焼き込んだ赤鶏のモモ肉と低温調理された胸肉のハム。あしらえには小芋のマッシュ、きんぴら、蕨塩、自家製柚子胡椒、塩柚子、ピーマンソースなど。

食事は釜炊き丹波産の天日干しのコシヒカリと黒豆味噌の汁。圧巻の漬物盛り合わせは「高菜・胡瓜・茄子・干し大根・赤カブ・さや大根・菊芋・隠元」。艶々のご飯は店主の自家栽培。

最後の甘味は写真撮り忘れで赤紫蘇のムース、ポポの実と押し麦を合わせたもの。久しぶりに美味しい和食をいただいた気がした。次回は夜に訪問予定。わざわざ訪問する価値のある佳店。帰りに兵庫陶芸美術館でルネラリック展があったので立ち寄ってから帰阪。

お店のHPはこちら

丹波篠山市立町93
050-5457-5386

まえ川日本料理 / 篠山市その他)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 兵庫県