滅多に行くことのない「川西」にある表記の一軒家レストランを訪問。普段お世話になっている山岳会のメンバーの方のお店で山岳会の先輩と相伴する。梅田駅から阪急宝塚線に乗って川西能勢口駅で能勢電鉄の妙見線に乗り換えて平野駅で下車。そこから阪急バスで水明台1丁目で下車して徒歩5分というなんとも遠足気分が味わえる場所に位置する。店の周りは大きな邸宅ばかりでコンビニさえも見当たらない。
この日はオーナーマダム自ら真っ赤なミニクーパーで平野駅までお迎えいただいた。
車で10分くらい走って高台にある店に到着。スペイン風の洋館の自宅のリビングを客席として使用。1日1組のみの完全予約制でマダムは山や週に3回乗馬に行かれるのでお店に訪問できる日はどうしても限られる。
マダムがこだわりを持って作る料理は和食と洋食のコースが月替わり。5月は和食とのこと。
メニューは
ランチ12:00~15:00 2800円・3800円
ディナー18:00~21:00 3500円・4500円
今回は特別な計らいで4000円のコースを作っていただく
大きなリビングは外国の映画のシーンに出てきそうな感じで部屋の隅には冬場に実際に使用される薪ストーブが鎮座する。バルコニーからは綺麗な山並みが見えて日没のマジックアワーを楽しむことができる。
部屋のいたるところにイタリアを中心とする海外の皿やシャンデリア、自作のステンドグラスやランプシェードなどのコレクションが飾られる。最初にビールをいただいて食事がスタートする。料理と給仕はマダムが全て一人で行う
最初に猪名川の農家さんから届く採りたての無農薬野菜のサラダが供される。自家製の梅味噌をつけていただく。
刺身は生タコと脂の多いサーモンと鯛の3種盛り。
日本酒の酒器もこだわりがある。この銚子はお酒を注ぐと器の上の小鳥がピヨピヨと鳴くようになっている
茶碗蒸しに餡を張ったもの。
真鯛の塩焼きはふっくらと仕上がっていてとても美味しい。
大きな木の板に盛り込まれた酒肴色々。
白和えや卵の味噌漬け、人参とりんごの膾、蒟蒻と筍の田楽や白芋茎、蕨や鯛の白子の天ぷらなどお酒がすすむものばかり。これをマダム一人で作られているということにびっくり。
食事は炊き込みご飯と味噌汁。
デセールはパウンドケーキや自家製の栗大福など・・・
総じて家庭的な料理だけどそれがまた新鮮で強い心入れが感じられて大満足。
あっという間に夜になり周りは真っ暗になる。
帰りも駅まで送っていただきとても良い気分で帰阪する。
川西市水明台1−4−77
072-792-2695
廣 (創作料理 / 平野駅、畦野駅、一の鳥居駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5