山はしる 7月【大阪市 天神橋筋六丁目】

今年になってから毎月通っている天神橋筋六丁目の表記の焼き鳥店を友人と訪問。天神橋筋6丁目駅12番出口から徒歩1分の中崎商店を入ったところのうまい屋のたこ焼き屋の前に位置する。看板など店名を表記するものは一切ない。1階はカウンター8席のみの紹介制のお店で、2階は一見さんOKの鶏鍋料理のお店になっている。

一枚板の檜のカウンターなど内装は高級日本料理店のような設え。この日は18時一斉スタート。お酒はシャンパンや高級ワイン、こだわりの日本酒が色々揃う。食材はいくつかの地域の朝挽きの地鶏を使用。

鶏だけで取った出汁で作った吸い物からスタート。具は刻んだ早松茸でこの出汁を取るために鶏ガラ20羽分を使用しているとのこと。塩味は少なく雑味のないストレートな味わい。続いてもちもち食感の胸肉の刺身と長芋素麺。サシの入った胸肉は初めて見た。胡麻油をかけた肝の刺身。大根おろしとガリでさっぱりと口直し。

焼き物は包丁をしたズリからスタート。ミディアムな火入れが完璧で、ありがちなゴリゴリ食感や嫌な歯ごたえを感じない。 脂ののった「ぼんじり」には北イタリアから直輸入している獲れてから3日目のサマートリュフがかけられる。

続いて開いてレアに焼いたココロと焼き夏野菜。どれもが塩焼きなんだけど塩味はとても控えめ。

こちらのお店のスペシャリティのモモ焼きはなんども水につけて余熱で芯温が上がらないように時間をかけ焼き上げる。最後に皮を外して仕上げに焼きんでカットされて供される。地鶏であることが嘘のような柔らかさで旨味とコクは比類のない美味しさ。

鶏のハラミ肉と焼きイチジク。脂乗りまくりのセセリ。胸肉にイタリア産のキャビアを乗せたもの、淀川で取れた天然鰻と毛馬胡瓜の焼き物、セリの漬物が入った特製冷麺(撮り忘れ)、香港産のライチでフィニッシュ。

この日は秘蔵のお酒ばかりたくさん出していただき大満足。ごちそうさまでした。。

過去の山はしるはこちら

大阪市北区浪花町5-2

大阪市 天神橋筋六丁目 やきとり

粉太呂【大阪府 岸和田市】

泉州在住の友人のお勧めの表記の蕎麦店を訪問。住所は岸和田市なんだけど南海本線の忠岡駅の近く(駅から徒歩5分くらい)に位置する。お店の横に駐車場はあるけどかなり狭いので私はコインパーキングを利用する。

人気店ゆえの早めの入店を勧められていたので念のために開店時間11時半の30分前に到着する。こちらのお店は開店時間前でも入店が可能でその時点ですでに5~6組の客が食事を始めていたことにびっくり。お店の営業時間は11時半から15時までなんだけど食材がなくなったら終了で始まりも終わりもかなりアバウトな感じ。週末は蕎麦が売り切れになって13時にお店が終了の時もあると聞きおよぶ。

住宅街にポツンと佇むお店は和食料理店のような上品な構えで店内は全て広間の座敷になっていて4人用テーブルが9つくらい並ぶ。靴はスタッフさんが番号札で管理してくれる。注文を待つ間、店内を見ていると開店時間10分前には満席となっていたのにもびっくり。

こちらのお店の名物はそれぞれのテーブルに埋め込まれたセルフコンロを使った自分で湯掻く釜揚げ蕎麦と釜揚げうどん。人気は断然「蕎麦」とのこと。しかしながら釜揚げは夏季は提供していないらしく、この日は冷たい「もり蕎麦1斤780円」と「天丼1620円」を所望する。

接客は女将と思われる方がとても丁寧で物腰が柔らかい。見た目も優しい印象で常連客と楽しく世間話もされていた。

しばらくして最初に蕎麦が提供される。麺線のしっかりした喉越しのいいシコシコ食感タイプ。小麦粉が3割くらい入っていると推察。食べ終わりのタイミングを見て蕎麦湯も出てきた。蕎麦のボリュームが他店の2倍くらいあって泉州の方の気っ風の良さが伺える。

そして天丼が登場。巻き揚げにした海老天の長さは懐中電灯のようで約30センチの長さ。ほとんどが丼から飛び出している印象的なビジュアルで自然にテンションが上がる。身もしっかり詰まっていて当然のことながら食べ応えは抜群。天ぷらをタレにつけていただくよう食べ方のアドバイスをいただく。海老以外にも南瓜と海苔、シシトウの天ぷらも添えられる。これだけ食べると歩けなくなるくらいお腹いっぱいになる。

地元の名店らしく平日なのに正午には大行列。世の中広いね。ごちそうさまでした。。。

岸和田市吉井町3丁目6-12
072-444-0525
11:30~15:00
木・金定休

粉太呂そば(蕎麦) / 忠岡駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪府 岸和田市 どんぶり蕎麦麺料理

懐石料理徳 住之江本店【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】 【大阪市 北加賀屋】

私どもの経営する住之江区にある表記のお店で某団体の会食会に相伴させていただく。13名で飲料・税・サ込み10000円のコース。

こちらは完全予約制で普段は昼の懐石5000円から夜は7000円からとなっている。お茶席を使った紹介制の部屋もあり、こちらは15000円から25000円まで。

先付けは南京寄せ、一塩した車海老、茶料理のあしらえでよく使用される岩茸。。南瓜を炊き込んで裏ごしてさらに火入れをして調味して寒天で固めたもの。

刺身は高知県宿毛産のイサキとアオリイカ。あしらえはジャガイモで作ったケン。

刺身2品目は宿毛産の鰹。朝に獲れた当日のものを使用しているのでかなり新鮮。

煮物椀は明石産の鱧と葛を使った玉子の黄身豆腐、蓴菜、青身、木の芽。。しんみりとした昆布の味わいがとてもいい。黄身豆腐のねっとりした食感も美味しい。

八寸は足長のグラスにミニサイズのグリーンアスパラの胡麻和えに鯵の酢締め、さざえの器に鯛の霞和え、鰻の蒲焼を模した蓮根の磯辺焼き、鱧の卵のハリハリ、姫オクラ諸味漬け、無花果玉味噌掛け、甘鯛淡雪蒸しなど。数種類のタイプの異なる日本酒を飲み比べながら楽しんでいただく趣向。

琵琶湖産の小振りな活鮎の塩焼き。頭からかぶりついていただけるように頭部分に高温の油をかけて仕上げる。この料理にはスッキリ系の白ワインを合わせる。ゴーヤと鼈甲生姜の付け合わせも相性がいい。

看板商品の但馬牛のモモ肉を使ったローストビーフ。赤身肉だけど細かいサシが入っていて口に入れて咀嚼するとジュワッと脂が溶ける感がある。あしらえは牛蒡のクリーム和えとじゃが芋羹、枝豆など。和風のソースがとてもいい塩梅なり。

酢肴は昆布締めにした鱚、蛸の湯振り。あしらえは袱紗諸胡瓜、白芋、防風など。

長野県産の糖度の高い玉蜀黍ご飯。これが思いの外美味しかった。。

水菓子は林檎ワイン煮、巨峰。。

餡も手作りの一口最中でフィニッシュ。

過去の記事はこちら

大阪市住之江区東加賀屋3丁目15-9

 

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