すし寛 8月晩夏【大阪市 恵美須町】 【大阪市 動物園前】

通天閣で知人プロダクション主催の忍者ショーを見る。

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真田幸村の史実をベースに訓練された殺陣を使ったストーリー仕立て。クライマックスはロープを伝って服部半蔵が降りてくるシーン。観客も参加出来て楽しかった。そのあと通天閣を南下して飛田商店街にある表記の店で晩ご飯。

創業60数年を迎えるこちらのお店は寿司以外の魚が豊富で、好きなものを好きなお酒と一緒に好きなだけ会計を気にせずに食べることが出来るのでヘビーユースする店の一つとなっている。難を言えばいつも満席で席が取りにくいこと。予約も出来ないので早い時間の訪問がお薦め。この日もファミリーや女性客グループで満席。

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まずはビールで乾杯してバイ貝の煮付けを所望。コリコリした独特の身質が好み。こちらのお店は動物園前駅から徒歩5分。新世界よりも数倍ディープな湿った空気のなかを歩かなければならないので神経質な方は難しい。お店の中はもろ昭和で常連率が高いけど初めての客にも優しい。

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小蛸の炊いたものを所望するとトビアラ海老と小茄子も一緒についてきた。カウンターの中ではギャグを飛ばしながら仕事を仕切る若主人と2人のベテラン調理師。若奥さんを中心に女性が3人でフル回転サービス。

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水槽の中には4キロオーバーの平目やオコゼや鱧、天然車エビなど高級魚がわんさか泳ぐ。まずはお薦めの剣先烏賊の耳部分のお造りを生姜醤油でいただく。コリコリの食感がいい。このお店でいつもいただく純米吟醸の真澄とのマリアージュを楽しむ。

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走りの北海道産のボタン海老もかなり新鮮。柔らかくて甘味が強く低温熟成されているので旨味も強い。

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此方の店のスペシャリティである畝須(ウネス)を所望。最近は品不足で価格高騰のため上質のものを提供するお店が少ない。部位は鯨の下あごから腹部にかけての縦すじがある部分の脂肪部分。鯨ベーコンの白い部分が畑の畝に似ているところからうねと呼ばれていると聞いたことがある。臭みや癖の全くない刺身用の良質な脂身で湯がいてそのままポン酢で食べることも多いがこちらのお店では酒蒸しにしてスライスしてから酢みそでいただく。

いつもながら鯨の旨味が凝縮された独特の味の深さに舌が喜ぶ。日本酒が進みまくることは言わずもがな。

捕鯨国であるノルウェーでも、肉は食べるが脂肪部分は食べないので、世界中でこのベーコンの旨さを楽しめるのは日本だけかと思われる。外国人を連れてくと喜ばれます・・・

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水槽にワタリガニが泳いでいたので所望する。湯がかずに蒸し上げるので旨味が逃げない。栗のようなホクホクした身を土佐酢でいただく。これも日本酒が進みまくる。

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水槽で泳ぐ鱧を〆て開いて骨ギリして皮だけを炙っていただく。醤油と梅肉の両方でいただく。量もたっぷりで大満足。脂がのりまくった鱧は今が一番美味しい時期である。

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車エビは煮詰めを塗って供される。甘くて美味しい・・・

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ぱりっと焼き込まれた鰻の白焼きは脂が多いので本山葵をてんこ盛りにして食す。鰻の脂と山葵が調和してとてもいい。これもこの店で食すべきものの一つ。

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たっぷりの青森産の雲丹を胡瓜巻の上に乗せた特製巻きでフィニッシュ。最近私のブログを見て同じものを注文する方がちらほらいると職人さんが言っていた。お腹いっぱいで大満足。会計もにっこりで店を出る。

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帰りに商店街の中国人居酒屋で歌って飲む。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00
月休

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大阪市 恵美須町大阪市 動物園前 寿司

かしや【大阪市 玉出】

玉出にある表記の人気行列ラーメン店を訪問。駅から3分の裏通りにあるんだけど5年くらい前に開店したときは特にどおってことはなかったんだけどここ3年くらい平日でも満席の人気店となっている。

店は狭くて8人がギリギリ。店内は豚骨を煮込む酸味のある匂いが充満で野性味たっぷり。看板メニューの「和風とんこつ」はクリーミーでカプチーノのような泡立った魚介豚骨のスープが特徴。

その他のメニューは
・和風とんこつ 750円
・濃厚とんこつ 750円
・魚ダシそば 700円
・魚介あえ麺 700円
・つけ麺 900円

夏だけのシーズナルメニューの冷やしそばがあったので所望する。毎年内容の異なるオリジナルなものを作られる。土日限定商品などもあり新商品の研究開発のパワーに敬服する。

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出てきた冷やしそばはよく冷えた冷えの器に綺麗に卵と鶏のチャーシューとネギと大葉と若布が盛りつけられている。ビジュアルはかなり美しい。

氷の入った出汁はあご(トビウオ)が効いたもの。香味油がスープにパンチを足している。ツルツルした平打ち麺はシコシコプリプリ系。(擬音だらけ・・・)

比較的あっさりしたラーメンなんだけどどういうわけか口の中が脂だらけで食後おなかがもたれた。・・・そろそろラーメンを卒業しようかと思う52才の夏。

大阪市西成区玉出中2-4-21

大阪市 玉出 麺料理ラーメン

ワイン食堂 アンデルセン【大阪市 松虫】

阿倍野区の松虫交差点近くにある表記のお店を友人と訪問。この日はお店の3周年記念でシャンパーニュイベントがありそれに便乗する。ルイロデレール ブリュットプルミエがボトル ¥7500で提供ということなので所望する。

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ご主人がシェフでサービスの奥様がソムリエ資格を持っていらっしゃるのでワインののとならなんでも来い状態。またチーズにも造詣が深く年中ワインとチーズのマリアージュを研究されていると聞き及ぶ。

ルイロデレールのクラッシックシャンパンでたまにいろいろなところで相伴することも多い。パンチのある濃い複雑な味わいと豊かで繊細な香りとずっと続く泡感が特徴。個人的には飲み疲れるのでもう少しあっさりしたものの方が好み。

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このシャンパーニュにあえてビフカツを合わせてみる。黒毛和牛のヘレ肉を使用したこちらのお店の看板メニューであるレアに仕上げられたビフカツはとても柔らかで肉のよさが一口で判る佳品である。ソースの塩分が控えめなのが特徴。

このあとシャトーピュイゲロー2008をグラスでいただく。ボルドーらしい味で酸味も少なく柔らかな口当たり。時間を置くと少しずつ甘味と果実感を感じる味わいに変化。ビフカツにドンピシャの相性・・・

そのあとはアメリカのハーンワイナリーカベルネソービニオン2014をチョイスいただく。アタックが強めで凝縮された果実味とタンニンがダイレクトに感じるストレートな味わい。

 

2016-08-24 14.17.04

あとはチーズを所望する。好みを言えばたくさんある種類から盛り合わせいただけるのが嬉しい。白カビのブリアサバランアフィネ(フランス)、ウオッシュのタレッジョ(イタリア)、ハードタイプのゴーダ12ヶ月(オランダ)、好みの青カビはスティルトン(イギリス)、ヴァルデオン(スペイン)をいただいたがこれで1500円というお得な価格。

このようなイベントやワイン会も定期的に行なわれているようなのでフェイスブッックをイイネすれば

奥さんがソムリエでワインのみならずチーズにも造詣(ぞうけい)が深く定期的にワインとチーズのマリアージュを楽しむイベントやワイン会も開催されておられる。これからの秋の夜長を美味しいワインと食事で楽しむのにぴったりのお店。

 

大阪市阿倍野区阿倍野元町1-12
営業時間:11:00~14:00 17:00~22:00
定休日:水曜

大阪市 松虫 洋食レストラン