立ち寿司 越中屋 ジュニア【大阪市 天下茶屋】

西成の表記の寿司店を一人で訪問。南海線天下茶屋駅の高架の真下にあるショップ南海という寂れた商業施設の入り口付近に位置する。大きな看板も出ていないので知らなければ通り過ぎてしまう。以前は越中屋東野というお店だったけど今年1月から西成の越中屋本店のご子息が店を引き継いで切り盛り(そのため店の名前はジュニアと言われる)。立ち食い寿司なんだけど最近は予約なしでは入れないくらいの人気。

客層も広く地元客をはじめ私と同様に南海電車に乗って遠方から訪れる客もいるようである。まで様々。お店の定員は11名まで入店できるが8人くらいが適正と思われる。研究熱心な若きご主人のお人柄がとてもよくて一人一人の客に向き合って真摯に懸命な仕事をされる。

メニューは一貫ずつ価格が記された上質の握り寿司と酒肴8種類くらいからなる。食材の仕入れは木津卸売市場に毎日買い出しに行かれているとのことで越中屋本店とは全く別にされていると言っておられた。お店はご主人と若い女性スタッフさん2名で切り盛り。アラカルトのシステムなのでとても忙しい。

サッポロビールと共に煮鮑900円を所望。ペースト状にした肝のソースが添えられる。あしらえは煮浸しのオクラ。これだけでビール1本いただける。

続いて鯵と新玉ねぎの酢のもの750円。海ブドウがあしらわれていてプチプチの食感が暑気払いになる。

寿司はおまかせ握り5種1000円を最初にいただく。苦手なものがあれば考慮いただけるのがありがたい。とてもお得なのでほとんどの客がこれを注文される。

最初に剣先イカの上に雲丹を乗せたもの。続いての生の穴子はコリコリ食感で旨みたっぷりかなり美味しい。この日初入荷の秋刀魚は肝ソースをかけて供される。新鮮極まりないコリコリのカンパチはおろしポン酢で、大きなサイズの煮穴子も身厚だけどふわふわ。

続いてさっと火入れした北寄貝300円と軍艦巻きにした紐部分250円をいただく。メイチ鯛昆布締め200円は旨みたっぷり。昆布締めにした大きなボタンエビ400円はとろとろ食感。さっと皮目を炙ったノドグロ400円は脂が甘い。芽ねぎ200円でフィニッシュしました。ビールを3本ほどいただいて会計は5700円という嘘のような金額でした。そりゃ繁盛するね・・・

過去の記事はこちら

大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
080-3033-2476
営業時間:17:00〜22:00
定休日:月曜日

大阪市 天下茶屋 寿司

あげたて饂飩 つきろう【大阪市 北加賀屋】

西成区にある表記のうどん店を訪問。地下鉄四ツ橋線北加賀屋駅2番出口から徒歩4分。コインパーキングは周りにたくさんあり。。テーブル3卓とカウンター5席だけの小体なお店。ご主人は大阪讃岐うどんの名店「はがくれ」で修行。11時の開店直後に入店しないと行列覚悟。

おすすめは鶏天ぶっかけ、2種類のカレーうどんなど。夏場はオニオンスライスと豚肉の入ったざるカレー1080円がおすすめ。ランチタイムはサービスメニューやかやくごはん等の定食もあってとても利用しやすい。

今回は半熟の玉子天ぷらの入った月天カレーうどんに鶏天をトッピングしたものを所望する。

しばらくして着丼。出汁はピリッとした辛さもあるんだけどその後ろで深みのあるさまざまな味と香りが鼻からぬける。メニューにはターメリック、コリアンダー、クミン、クローブ、カルダモンなど21種類のスパイスをブレンドしたカレー粉にこの店独自のカツオ、昆布、ウルメ、サバ、イリコでとったええ出汁を合わせてジャム、ヨーグルト、ココナッツミルク、バターを加えてコクと深みを出しているとのこと。

カレーうどんの麺は細めで出汁とよく絡む。和牛と玉ねぎの味わいも良くて一気に完食。

帰りは10人くらい外で待っておられました。

過去のつきろうはこちら

大阪市西成区南津守7-14-7
06-6652-4408
11時00分~14時30分
17時30分~20時30分

大阪市 北加賀屋

いしがみ食堂【大阪市 大正】

大正区にある表記の大衆食堂を訪問。陸の孤島と呼ばれる大正区のさらに南の果て「IKEA」のある鶴町の一角、船町渡船場のすぐ近くに位置する。最寄駅は北加賀屋と大正駅だけどともに徒歩1時間くらい。交通機関はバスのみ。昭和時代は造船業で栄えたであろう街だけどかなりの寂れ感あり。

こちらのお店は創業50年以上で誰もが心温まる昔からのお店。昨年の台風で以前の店のテントが破損して外観からは店名はわからない。でも常連しか来店しないから大丈夫。親戚の家に来たかのような昭和の雰囲気の店内は朝6時半から営業で14時に終了。元気な昭和の女性4人ぐらいで切り盛り。

店内はテーブル5卓。ランチタイムは周りの工場の方やトラック運転手の憩いの場となる。テーブルには昭和の大衆食堂ならではのアルミ製の大きなやかんが鎮座。

メニューはうどん各種、飯、豚汁、おかずに分類される。陳列ケースに並ぶ手作り感あふれるおかず類は魚が250円、以外は200円、150円で全て皿の形で見分けるらしい。一番高いもので400円。一番安価な150円のおかずでもチキンカツ、玉子焼き、スパゲティ、すき焼き風煮物、ほうれん草お浸し、きんぴらごぼう、マカロニサラダと種類は豊富。電子レンジでの温めサービスも嬉しい。

うどん・そばは250円から。豚汁は200円、味噌汁は100円。ご飯は小ライスが200円、中が240円、大は280円。今回はご飯小を注文したけど普通サイズだった。

豚汁とエビフライと白身フライ、ミンチボールカツの盛り合わせ、マカロニサラダをいただく。どれも美味しくて大満足。ご飯がかなり上質でとても美味しい。

最近あまり見ることのない下町ならではの温かいおふくろ食堂。隣客の肉うどんがかなり美味しそうだった。こちらは再訪間違いなし。

大阪市大正区鶴町1-6-13
営業時間:7:00~14:00
定休日:土日祝

大阪市 大正 その他料理