喜幸(きいこ)

京都の表記の店を一人で訪問。あまから手帳編集長オススメの鴨川を始めとした京の川魚料理が名物になっている小料理屋。こじんまりした店内は木のカウンター10席。お店は先代の奥さんと娘さんと女性従業員さんの3人で切り盛り。

はじめに、瓶ビールを注文して定番のお通しを選ぶシステム。
冷奴か、てっぱい(京都ではヌタのことをてっぱいと言う)か又はおからのどれかを選ぶ。店内には大な水槽があり、桂川や琵琶湖で捕れたという鮎がびっしり入る。

しっかりと辛子の効いたてっぱいはビールにとてもよく合う。

鱧の卵の煮こごりはハーフサイズを所望する。

水槽で泳ぐ鮎を塩焼きにて所望する、腸の苦味とうまく調和する手作りの蓼酢も秀逸。

最後は名物の湯豆腐で締め。青大豆と普通の豆腐を食べ比べすることができる。ビールとお酒をいただいて会計は6800円でした。。。

京都市下京区船頭町202   電話:075-351-7856

喜幸日本料理 / 祇園四条駅京都河原町駅三条駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 京都市

越源(えちげん)【大阪市 動物園前】

新世界にある私が串カツを食べるときによく訪問するお店。だるまの創業店の横に位置する。串揚げ90円は一口サイズ。さっくりとした薄衣なのでとても食べやすくてこれだけでも10本くらい食せる感じ。甘めのサラサラのソースも秀逸。

プリプリの海老280円は4本いただいた。名物の鶏カツは胸肉を肉たたきで丁寧に叩いてから揚げて仕上げに山葵を載せていただく。白髪ロン毛で見た目はRockの元和食職人のご主人の一手間加えた仕事がとてもいい。豚バラ肉や牛スネ肉は柔らかく角煮にしたものを揚げる。横のおばはん客が大声で喋りまくっているとご主人が大声で「じゃかましい!!!」と叫ばれたのもなかなかパンク。

そのほかとろとろのチーズ、柔らかい豚ヘレ、ふわふわの餅、カリカリに揚げた唐揚げなど鼻から出るくらいいただきましたとさ。。

大阪市浪速区恵美須東2丁目3-9
定休日:木曜日
営業時間:12:00~21:00

大阪市 動物園前 串料理

祇園やまぐち

祇園にある表記に店をランチタイムに訪問。町屋を改装した店内に靴を脱いで上がるとカウンター6席のみの割烹スタイル。一見さんお断りの完全紹介制イタリアンなんだけど今回はシャンパーニュの会に声がけいただき参加させていただく。

本日持ち寄ったシャンパーニュ。古酒などもあってどれもが佳品ばかり。

最初の一品は唐津産の黒イチジクを焼いたものに蕎麦の実を乗せたもの。

続いてのアーティスティックな料理は軽くしめた甘鯛の上に冬瓜のスライスをのせて冬瓜のソースとキャビアをあしらったもの。キャビアの塩っ気でお作りをいただくという趣向。

続いてガラスの器に入った料理は焼きなすのブランマンジェの上に天草の赤雲丹を乗せ、すっぽんゼリーを掛けてシャインマスカットを添えたもの。茄子の苦味と雲丹の旨味とマスカットの甘みが混ざってなんとも言えない美味しさ。ばくばくと一気に食べてしまう。

最初のパスタは三輪そうめんの会社のものらしい。そうめんとパスタの合わせ技のような麺。その上にこんがりと焼き上げた小振りの子持ち鮎が載せられる。スープは鮎の骨で取ったものとの事。

パスタ2品目はワタリガニと菊の花のリングイネ。摩り下ろした唐墨をかけ放題とのこと・・・・

まな板のような木の皿で供されるのが分厚い蝦夷アワビ。一度柔らかく蒸し上げてから焼いているので身はむっちりとした食感で歯を押し返すような弾力。噛み締めると甘みが咥内に溢れる。。山盛りにかけられたトリュフの香りも鮮烈。

シェフも作りながらカウンター客と楽しい会話をされとても華のある席となる。

最後のメインは信州の和牛。入店前から火入れされていて2時間かけて休ませながら焼き上げているとのこと。表面は炭で焦げた部分もありそれも調味料のような感である。山葵と返しを入れた醤油で供される。一人60gなんだけどここまででお腹がパンパンになる。

香ばしく煎られたお茶で口直し。

中に巨峰の炊いたものが入った葛焼きと粒あんのデセール。

ジャンルはイタリアンなんだけど和食と融合したようなオリジナリティあふれる調理と高級食材の饗宴でとても楽しいランチをいただきました。

帰りは山口シェフがお見送り。。。ごちそうさまでした。

京都市東山区祇園町南側570-165 営業時間11時30分〜13時 17時30分〜20時30分 定休日 日曜

やまぐちイタリアン / 祇園四条駅京都河原町駅三条京阪駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

イタリアン 京都市