ニューとん助 7月【大阪市 北加賀屋】

久しぶりに住之江区の中加賀屋にある表記の洋食店を訪問。大阪メトロ北加賀屋駅から南に徒歩7分。地元の商店街のはずれに位置する。高齢のご主人の体調が最近イマイチで休業がちになっている。お店はランチライム3時間のみの営業なのでいつも行列必至。この日も訪問したのが週末だったので用心の上で開店と同時に到着してなんとか座ることができた。退店時には20人くらいが店の中や外で席を待っておられた。。

並んでいる女性の方が私に「この店美味しいんですか?友人の紹介で松原から来たんです」と話しかけられたのでオススメのポタージュスープ300円は必須注文アイテムで女性なら1つを2人でシェアするのがオススメ・・・とか、豚カツはダブルが美味しい・・・とか、ハンバーグはふわふわで飲めるような味わい・・・・とか、色々なお節介話をしてしまう。。

私のこの日の目当てはエビフライ(大)。売り切れることが多いのでこれを食べるためには早めの訪問をお勧めする。大きなかなり太いプリプリのブラックタイガーとカリッと揚がった衣とニンニクたっぷりの独特の味わいのドミグラスソースの贅沢な味の重なりを一人で時間をかけて楽しむ。最後に皿に残ったドミグラスソースをマヨネーズとともに千切りキャベツにかけて白飯と一緒にいただくのが私流。。唯一無二の地元の宝のようなお店です。

*私はエビフライが生来大好物です。海老をもっと美味しくいただくためにはどうしたらいいんだろうといつも考える。冷凍海老を解凍するときの塩水解凍と重曹水解凍はよく知られているけどそんなレベルではなくて海老自身に含まれるグルタミン酸を逃さずにその淡白な味わいをさらに生かして海老と相性のいい食材や調味料、スパイスなどを加えて、食べるとぶっ倒れるような海老料理を食べてみたいと日々願っています。多分、海老ももっと美味しくなりたいはず・・・・

読者の皆様の知り合いで美味しい海老料理のお店あれば紹介ください。。
shatyo@nori-net.jp(ぺろぺろ店主)

 

過去のニューとん助はこちら

大阪市住之江区中加賀屋3−1−22
電話 06-6685-4096
営業時間 10:51-13:50
定休日 日曜日・水曜日

大阪市 北加賀屋 洋食

Luv Wine ラブワイン 大正店【大阪市 大正】

大正にある表記のワインバーを訪問。2年前の7月にオープン。JR大正駅を北に30m行ったところの1階に焼き鳥屋が入るビルの2階に位置する。天満に本店があり現在の天満界隈の賑わいを作った中心的老舗店。こちら以外にも裏天王寺やスタッフ独立店で難波にも店舗がある。

高価なワインからお手頃なワインまで幅広く品揃えしていて、特に高級ワインが比較的お手頃価格でいただける稀有なお店。ボトル価格も「定価+1,000円」なので安心していただける。

ビル横の真っ赤な階段を上がり店に入ると立ち飲みスペースがある。そこからさらに階段を上がるとロフト風のカウンター席があり別にソファー席など立体的な作りになっていて色々な使い方ができるお店。

チャームの前菜盛り合わせは厚揚げの煮浸しにピリ辛豚そぼろ乗せたもの、夏野菜のラタトゥユ、マッシュルームのフリット。これがなんと300円。

こちらのお店の名物のプリンの容器に入った「ふわふわ小海老のムース」は持ち帰り用もあるくらいの人気商品なんだけど、この日は新作のフォワグラムース680円を所望する。一口いただいてその美味しさにびっくり。。滑らかで喉にストンと落ちるような軽さを持つフォワグラの滋味のバランスはかなりの精緻な技術が必要と推察する。多分だけどワインのお供では私の中のナンバーワンと言い切れるくらいの商品。

続いて「鶏せせりと白ネギのアヒージョ780円」。世の中に色々なアヒージョがあるけどこのシンプルかつオリジナリティのある食材の取り合わせを考える令和の天才料理人と呼ばれる今岡オーナー兼シェフのセンスに脱帽。添えられるのはトタリテさんのバケット280円。

続いて鱈の炭焼きフレッシュトマトと大葉のソース780円。火入れは当然のことながら完璧。これはフレンチレストランのレベルと完成度。。。どの料理もフェイスがとてもいい。

最後にスペイン産栗豚の炭焼きグリーンマスタードソース680円。美味しすぎて言葉が出ない・・・・ビジュアル含めてワインバルで出すような料理ではない・・・値段もちょっと安すぎるだろ・・・

大阪市大正区三軒家東1-4-13
18:00~24:00

大阪市 大正 バル

天よし

京都の木屋町にある表記の老舗天ぷら店を訪問。祇園四条駅、京都河原町駅から徒歩2分くらい、有名な超高級寿司割烹蘭の横で60年くらい前から営業されている。(100年という方もいるが真相は不明)私も数年に1度くらい訪問する。高齢の穏和なご主人と奥さんで切り盛り。この日は16時の開店直後に一人で予約。店内は白木のカウンター12席。油の前の席を案内いただき寡黙なご主人と世間話をしながら食事をいただく。お店は京都らしくメニューやお品書きなどは一切なしで値段も不明。常連率高し。。

隣には30才くらいのカップル。離れたところに先生と呼ばれる70才くらいの夫婦が並ぶ。最初に冷たいビールと香ばしいインゲン豆の胡麻和え(これがかなりのおいしさ)が提供される。

続いてご主人がおもむろにまな板の上にピチピチと跳ねる大量の車海老を並べて頭をとって皮を剥きまくる。一通り剥きまくったら衣をつけて揚げまくる。

とりあえず一人あたり5尾を一気に揚げられて供される。熱々のうちに塩をつけていただく。衣はひたすら薄くカリッとホクホクで揚げられる。小ぶりの海老は包丁でまっすぐに伸ばしていないので食感がとてもいい。揚げ油はさっぱりとした軽い口当たりのコーン油で一度揚げたら全て捨てて入れ替えるため供するのにとても時間がかかる。

続いて「鱚食べはりますか〜」と聞かれて薄衣で揚げられた旬の鱚は小ぶりで上品サイズだけどとても上質。

冷酒を所望すると久しぶりに見る「賀茂鶴」登場。アルコール添加で余韻が深くて、ねっとりとした飲み口に昭和の懐かしさを感じる。天ぷらを段取りして揚げるまでかなりの時間を要するのでカウンター下で文庫本を読んで残った海老の尻尾とともにお酒をチビチビといただく。(これがまた美味しい・・・・・)

この日は特別に「鱧もあるよ〜」とのことなので所望する。熱々でホクホクの身は大根おろしをたっぷり入れた濃いめの天つゆとの相性抜群。

ここで海老のお代わりをする。この店ならではで満足いくまで海老の天ぷらをいただくことができる。隣のカップルはさつま芋とミニ玉ねぎ、蓮根の天ぷらを食べていたが私は海老に専念するために野菜はパスする。一気に2皿目も食べて3皿目を所望。海老の天ぷらは注文があって皮をむくのでまたしばらく文庫本を読む。

口直しの南高梅を使った蜂蜜漬け梅干しが途中で供される。

海老と三つ葉のかき揚げも車海老が5匹くらい使用される。ご飯に乗せて天丼にされる方もいる。

最後は残ったお酒と海老の脚の唐揚げをいただく。しばらく海老を見るのが嫌になるくらい食べまくった。。帰りは奥さんが外まで出て丁寧にお見送りいただく。近くのサンボアバーでハイボールをいただいて帰阪する。好みは分かれるかと思うけど僕は大好きなお店。海老の追加なければ料理8000円くらい。。

京都市中京区鍋屋町213

天よし天ぷら / 祇園四条駅京都河原町駅三条駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

天ぷら 京都市