萬長

京都妙心寺北門前にある京料理の店。。。このあたりは観光客相手の飲食店が多く内容それなり値段ばか高で昔嫌な思いをしたことがあった。。 最近はIpadを持ち歩いているので食べログやぐるなび等で即検索できる。。。(便利な世の中と実感する)この界隈では有名らしい萬長と言う料理屋さんに飛び込む。。。 いただいたのは「つれづれ弁当」2980円。。。もちろん吉田兼好の徒然草を引用されたものであろう。。 日本三大随筆の徒然草は若いころ読み倒した記憶がある。。。中国の聞き及んだ話や身の回りで起こったこと、処世術など内容は多岐にわたっておりまさに当時のブロガ―である。 そういえば近くの仁和寺の坊さんが寺の柱の穴に首を突っ込んでとれなくなったの話もあったような記憶がある。。。 turezurebentou.JPG 出てきたお弁当はホタルイカの酢味噌和えの突き出しとおつくり兼好法師の庵のあった御室双ヶ丘の形をした(実際現物見たことないが)物相飯、出し巻、揚げ麩、焼き魚、笹巻きまんじゅう、筍、酢蓮根などの季節を感じる酒肴が手桶に盛られて登場。。味も京都らしく上品で、薄味ながらダシがしっかりきいたお味でどれも手抜きなし。                                                                                                             そのほか茶わん蒸しや天ぷらなどがついた豪華なつれづれ弁当もあり。。。。                                                                                                                            京都市右京区谷口園町24 075-461-3961 11:00~20:00

萬長京料理 / 妙心寺駅龍安寺駅等持院駅

和食 京都市

新阪急ホテル【大阪市 梅田/JR大阪】

某団体の理事会の後の会食。。 幕の内仕立てなんだけどどこかの出前のよう。。。 不味くはないんだけどうまくもない。。。 おつくりも生のイカを使っているのはわかるんだけど。。。 P5090002.JPG どんな料理もできたてや温かいものに勝るものなし。。。                                                                自分とこの弁当もこのような形で供されているのであろうと思うと早急なる改善の必要性を感じる。

大阪市 梅田/JR大阪 和食

旬重

有馬温泉にて所用で食事をいただく。。当初食事に行こうと思っていた店が休みと言うことで急遽変更。。。ミシュランガイドでお勧めの宿として掲載された有馬では勝ち組と言われる御所坊グループの木造の片泊まりの宿であるホテル花小宿に併設された食事処のこの店でランチをいただく。 本来は宿泊客が利用するように作られているのだが私のように外部から食事だけの利用でも可能な料理店となっている。他の有馬温泉内のホテルの食事どころに比べてコストパフォーマンスに優れているためたまに訪問する。 カウンター10席、テーブル席12席のこじんまりした薄暗い店内であるがカウンター内には“かまど”がありそれでご飯を炊いて炭火で魚肉類を焼くという趣向である。 今回は時間もあまりなかったので一番安い2940円の魚のコースを所望する。。 sakidukezensai.JPG 先付けは玉子豆腐に山椒をジュレにして固めたものがのっかったもの。。。 前菜がかなり手がかかっていたのに驚いた。。。桜の形の山芋の酢漬けに鰻の炊いたもの、鴨ロース煮に黒豆の味噌和えは秀逸。。その他全てのものがおいしく、どれも美しくたおやかで味わい深かった。 これだけの前菜を仕込むのにどれだけ時間がかかるか私はわかっているので頭の下がる思いで頂戴した。。。これぞ暖かさ溢れる、心がこもったお料理・・・・ tukuritakiawase.JPG おつくりは山芋のすり流しの中に山芋羹の入ったもの。。肉のたたき(但馬牛と言っていた)、甘エビのオイル漬け。。。 炊き合わせは白身魚のオランダ煮(揚げてからさっと炊いている)と山菜。。。しんみりした味の加減は年季を感じさせる旨さである。。仙人のような風貌の料理長は60才過ぎらしく最近老眼で目が見えにくくなってきたと私に言っていた。。。                                                                                                        使っている食材の説明もしていただき、この人本当に料理を作ることが好きなんだなと感じた。 食材の扱いにも思いやりや優しさが垣間見えた。 接客の方の接遇もよくいい時間を過ごすことが出来る。。。。 shusai.JPG 炭火で焼かれた鱸の塩焼きは火入れも完璧でとても美味しくいただくことが出来た。。 車の運転がなければ日本酒と一緒にいただきたいと思った。。。本当にどの料理も丁寧にこだわりを持って作っておられ上質感が満載であった。 そのあとおくどさんで炊いたご飯が出てきた。。。長崎産の目刺もかなり旨かった。米は兵庫県香美町にある関連の農業法人で栽培している有機農法の低農薬のコシヒカリと聞き及ぶ。。 deserushunju.JPG デセールも自家製栗きんとんは秀逸。。一保園の番茶とともにいただくと上質感満載。。。 久しぶりに高い価値を感じた昼食であった。。 神戸市北区有馬町1007 ホテル花小宿内 078-904-0281

和食 神戸市