おくとや【大阪市 梅田/JR大阪】

友人の箱部君が新地に蛸バルを出して約1ヶ月たつ。。ご尊父が経営される高級料理店「たこ茶屋」と同じ活たこ料理がリーズナブルにかつ柔軟な料理法でワインと一緒にいただけるということで連日超満員の日が続くと聞き及ぶ。

宣伝広告を全くしないなかでのオープンに関わらず客が連日押し寄せる。今や予約なしでは入店が出来ないと言われるこの店はぐるなびのプラチナ店の候補にもなっており現在は多くのメディアの取材が殺到している。

勝利のポイントは素材に尽きる。明石産の活けのタコを隔日で漁港まで仕入れて安価で提供。競りの免許も持っていると聞き及ぶ。

1階はカウンター、2階はテーブル席となっていて調理場が見えるカウンターが特等席。

店内のいけすに入った明石産の活けのタコを使った「オクト焼き」609円。。美しい銅板で大きなたこ焼きを目の前で焼きあげる。
ゆでダコじゃなくて生の蛸を油で揚げて蛸のプリプリ食感を出しているのがポイント。このやり方はたこ茶屋そのまま。

活けたこ1匹(2~3人前)」1869円なり。。これを生や焼きやボイルなど好きなように調理して頂ける。

こちらは「踊り食い」。。これを食せる店はありそうでない。。とても稀少である。
レモンやお酒ををかけるとクネクネと動き出す。お皿に張り付いたたこは 中々剥がすことが出来ない。口中に吸盤で吸い付く。甘みもあってコリコリしてとても美味。

 

半分は炭焼きにして頂く。網の上で苦しそうにもがく姿を見ながら酒をいただく。。
日本酒も希少な物をリーズナブルに出してくれる。。。

カットされたたこは香ばしい炭の香りと蛸の旨みがいい。プリップリの食感と甘みがジワーと感じる滋味深さに感動。タコの墨もじっくり焼いたら実に美味しい。お酒を少しかけて頂くのが私流。。

川津エビの天ぷら。。泉州ではトビアラ、全国的な標準和名は「さるエビ」と言われる。

この時期に明石ではおもいっきり獲れる。専門の漁師もいると聞いたこともある。秋口は新物が出て皮も柔らかい。個人的には塩焼きがいいと思う。

たこのクリームコロッケトマトソースは濃厚なホワイトソースの中にコリコリのたこがびっしり入っている。。。こういうのがこの店の真骨頂。。

メニュー一覧。。

■自家製ピクルス 399円
■明石たこのマリネ 504円
■シゲルのポテトサラダ 504円
■自家製〆サバのブルスケッタ 609円
■たこのアヒージョ 814円
■追加バケット 157円
■活けたこ1匹(2~3人前)1,809円
 *おどり食い
 *炭焼き
 *白ワイン焼
■炭火焼本マグロ炙り串2本 609円
■オクト焼き(たこ焼き) 609円
■焼きたこめしおにぎり(2ケ)609円
■たこと魚介のパエリア 1,974円
■アイスクリーム(玉川タイムマシーンシリーズ)アルコール入 609円

どれもが安いし何人かでシェアして食せばとってもお得。。バル使いでもよししっかり食すのもよし。。こりゃ繁盛するわな。。。

いつも一杯なので出来れば電話予約がおすすめ。。早い時間が入店しやすいと聞いています。。。

大阪市北区曽根崎新地1-9-13
電話:06-6348-2507
営業時間:18:00~3:00 日休

大阪市 梅田/JR大阪 和食

とんかつ道場【大阪市 住之江公園】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 北加賀屋】

私どもの会社の近くのとんかつ専門のお弁当屋さん。。昼時はいつも長蛇の列。遠方から車で来られる方も多い。のれん分けなどで近辺に同じ名前のお店が数店舗ある。

人気の秘密は強烈なボリュームと価格の安さ。これを間食出来るときは体調のいい証拠と健康のバロメーターにしている。。。

女性社員ちゃんに買いにいってもらう。。「よかったら君も食べないか?」と聞くと「この店の豚カツを食べると必ず胃がもたれるので結構です」と丁寧に断られる。。確かに3時間後とても苦しくなる。。

しかしその3時間までの満腹感を得るためにいつも食べる。

いつもの“名物とんかつ弁当550円”。ボールペンを下に置いてます。入れもんは23センチ×15センチ。重量822グラム。。持つとずっしりとくる。一枚になった肉ではなくところどころに筋も感じる。ご飯もおいしい。。千切りキャベツとたっぷりかかったソースもいい。

女性には厳しい量であろう。。。ソースは甘辛でフルーツっぽい。。

もう一つは一口ヘレかつ定食650円をいただく。これはご飯と別になっていて大きくて柔らかいヘレかつが4枚。。

ご飯は310グラム。。。ヘレ肉がかなり柔らかいのと衣がさくさくしてとても美味しい。しつこさは全くない。いくら食べ盛りの僕でも完食は無理そうだったので丼鉢を持ってきてもらってご飯を入れてとんかつ4切れとヘレかつ一枚で別にスペシャルのカツ丼を作って社員君に食べてもらう。

弁当2つで3人が食せるというなんとも経済的な弁当である。

大阪市住之江区東加賀屋3-11-17

電話番号 06-6681-3321
営業時間 10:00~19:00
定休日 水、日、祝

とんかつ道場弁当 / 北加賀屋駅住吉大社駅住吉公園駅

大阪市 住之江公園大阪市 住吉公園大阪市 北加賀屋 とんかつ

又三郎 9月【大阪市 長居】

長居にある熟成肉で有名な焼肉店。。今や界隈では超繁盛店で週末は予約なしでは絶対に入店出来ない。女性オーナーのこだわりの肉を最高の状態になるまで熟成した肉は病み付きになる旨さ。それぞれの牛の個体差や部位の違いで味は全く異なる。。ワインとともにゆっくりといただく楽しさはお金に換えられない。。

看板はビーフワンダーランドと書かれている。。ええセンスしてるね。。。店に入ると焼き肉の匂いが全くしない。店頭にはパティシエが作ったケーキが販売されてフレンチックな総菜が並ぶ。。実にワンダフルな空間となっている。この日は唯一のカウンターであるシェフズテーブルで食事させて頂く。

すべて何もかもおまかせのコースを所望。。金髪シェフの大森君がええとこをチョイスしてくれる。70日熟成の黒毛和牛のメスのラムイチ。。強烈なさしが入ってかなり熟成が進みまくっている。。女性でいえば「黒木瞳」さんのよう。今日はこれがどんな風に大森シェフが料理するか楽しみ・・・

この店の名物でなかなかタイミングが合わないと食せない土佐あかうしのリブロース。ただいま熟成50日目。。予定熟成期間の半分なり。。

岩手の和牛のウチヒラ。。赤身なんだけど細かいさしが入っていて奇麗。これもいい熟成期間。。。こうやっていちいち切り出す前の肉の塊を見せてくれるのも素敵。

同伴者がこのみの特別なトマトとモッツレラのカップレーゼ。。。特にどおってことはないがビールで乾杯する。

それぞれの肉を切り出して炭火で塊のまま焼く。表面を焼き固めてアルミ箔に包んでじゅんわりと火をとおす。しばらくして焼きだしてそれを3回繰り返す。。焼いてくれるのはもちろんグランシェフの大森君。。。

待っている間に以前もいただいた熟成肉のパテ。。鶏の肝なども入れて軽い感じに仕上げる。。ピクルスも秀逸。。ここで南アフリカの軽めのワインを所望する。

超熟成で脂ギッシュのA5のラムイチは塾成香も強く脂もきついので塊を薄くスライスし丁寧に刷毛で肉の表面にスパイスのような物を塗込む。そしてマリネしたトマトとクレソンともにサラダ仕立てとする。。この仕事ぶりがプロである。。

 

ラムイチとはランプとイチボが一緒になった部位で人間でいえばこの辺りと丁寧に大森シェフが説明してくれる。。

美味しすぎるねと声に出る。。

あかうし君のリブロースは噛めば脂がジュワッて染出る。。茶豆のような熟成香も心地いい。。軽めの熟成なので強烈なミルキーさは感じないがこれはこれでさっぱりして旨い。このあかうし君はこの店で一番好きなメニューである。

ウチヒラ君もええ赤身でとても美味しい。。ワインがドンドン進む。。肉がビロードのように舌の上をまとわりつく。。。厚切り、炭火、熟成・・・ホースラディッシュと塩のみでいただく。。塩もいらないかもしれない。。。むしゃむしゃ食べると「ガオー!!」と動物になった気分になる。

真っ黒になった熟成肉の周りの肉で作るコンソメ。。。塾成香も心地よく透明感がありながらも強烈に濃い旨味のある自己主張しまくりのこの店ならではスペシャリティーである。いただきながら何かに応用出来ないかなと考える私。。

口直しに大根とゴルゴンゾーラのサラダ。。。

デセールはミニシューに3種類のアイスを詰め込んだ物。。。

この日のおすすめのクレームブリュレ。。。焼き肉屋でこのような物をいただけるのが素晴らしい。

食後はマールブランディーで締める。。。右手のTポイントカードが気になる・・・この日は妙齢の女性としても熟成されたオーナーの荒井さん不在。経営塾で勉強しておられるらしい。彼女の自分のお店の商品に対する想いにはいつも頭が下がる。本も出されているヨン。。。この店2年以内にミシェランで星をとりそうな感じ。。今のうちにゴー!

この店のHPはこちら。お肉の熟成カレンダーもついてるよん。

大阪市住吉区長居2-13-13長居パークホテル1階

06-6693-8534.

大阪市 長居 焼肉