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稲家 7月

年間予約して、毎月定期訪問している北新地の表記の和食店に友人と会食。北新地駅11-23出口から徒歩1分、ステーキロンの裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。お店はカウンター8席のみなんだけどゆったりとした空間に感じられる。開店以来ずっと人気の予約困難店で現在、18時スタートの予約は半年先となる。

場所柄ホステスさんとの同伴食事客が多く、いつも賑やかな席となるのが残念。18時一斉スタートで20時15分には食事が終了となるようにされているのも納得。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみでお酒を入れて支払いはだいたい一人3万円くらいになる。(シャンパンやワイン、特別な日本酒を注文するとこの限りではない)

三宮のミシュラン和食店「植むら」で修行をされた向井理に似た店主が作る素材感を活かした喰い味のある料理が口によく合う。

定刻に一斉スタート。ご主人の挨拶の後、ドリンクとともに座付が供される。一品目の料理は肝心で最初の印象で全体の評価が変わることが多い。

初見の和風のトマトガスパッチョは一口いただくとその美味しさにびっくり。トマトがベースなんだけどきちんと和食なっていることに敬服。ご主人に旨味と味の深さの理由を聞けば「味噌汁の上澄みの出汁をベースにしている」とのこと・・・さすが。生の甘エビが中に鋳込まれている。適度に胃が刺激されさらに食欲が増進する一品。

2品目は3時間蒸しあげた徳島産の鮑と水分が飛ばないようにフライパンで火入れした北海道のアスパラガス。。肝のソースもとても滑らかで優しい味わい。

日本酒は切子のグラスを選ぶ。たくさんある中で毎回同じものを選んでいる気がする。

お椀は万願寺唐辛子の真薯と炭焼きした鱚。かなり上質の昆布を使用し、塩味はかなり抑えて透き通った味わいとしている。

刺身は鰹たたき。切り身の下に酒盗に行者ニンニクを合わせたソースが敷かれる。同伴者曰く「かなり美味しい」・・・

鰹が苦手な私は天然の車海老に差し替えいただく(感謝)

酒肴として「とうもろこしのかき揚げ」と「鹿児島産の牛ヘレ肉と鷹ヶ峰のシシトウ」「新牛蒡の胡麻酢和え」の3種盛りが供される。肉も柔らかくて旨味たっぷり、火入れも完璧。

九州産「しぶ鯛(笛吹き鯛)の塩焼き」。さっぱりしているけど脂と味がしっかり乗っていてかなり美味しい。かぶらの辛子和えも秀逸。

蛸の三杯酢。店主曰く「これは胡瓜が主役」。何度も塩もみを繰り返し水分を抜いキュウリは歯ごたえが強烈で繊維がしっかりしていて白瓜を干したもののよう。この料理はご主人が研究して新しく作られたと言っておられた。プロも絶賛の本日のMVPなり。。

なにわ野菜の鳥飼茄子の蟹あんかけ。。独特の緻密な肉質で荷崩れもなくサクサクした食感が特徴。料理のビジュアルも美しい。

食事は最初に炊きたての一文字に盛られた白ご飯から。続いて茶豆と裏ごした梅干の炊き込みご飯、時雨丼と続く。気をつけないといつも食べ過ぎてカロリーオーバーになる。

甘味は白桃のジェラートに白桃の汁粉をかけたもの。。口全体がさっぱりとする初夏の味わい。

この日も旨口のお酒を2種類いただきました。工夫を凝らした旬の美味しいものをゆっくりといただけるいいお店です。

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大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317


カテゴリー 梅田/JR大阪, 洋食 |

稲家 6月

年間予約している北新地の表記の和食店を友人と訪問。北新地駅11-23出口から徒歩1分、ステーキロンの裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。お店はカウンター8席のみ。

18時一斉スタートで20時15分には食事が終了となるようにされている。2回転目は21時スタート。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみでお酒を入れて支払いはだいたい3万円くらいになる高級店。

場所柄ホステスさんとの同伴客が多い。この日も老舗クラブのママが偶然隣に座る。三宮のミシュラン和食店「植むら」で修行をされた向井理に似た店主が作る素材感を活かした喰い味のある料理が口によく合う。

店主ご挨拶のあと一斉に食事スタート。とうもろこしの玉じめに醤油を塗って焼いたとうもろこしを乗せたもの。。醤油の焦げた香りととうもろこしの食感の異なりも面白く、独特の旨味と甘みが乾いた胃を刺激する。

煮物椀は炭火で炙った高級魚のヤイトハタとカブラ、あしらえに金時草というシンプルなもの。魚の脂が汁に溶けてえもいえぬ美味しさ。

向付は明石産の伝助穴子の表面を炭焼きにしたもの。脂たっぷりで旨味が放物線状に口の中に広がる。池西剛の皿も窯変が美しくシンプルな盛り付けによく映える。

茄子と鯨さえずりは鯨の脂が深くてとてもいい。純米大吟醸との相性抜群。

焼き魚は楓の平皿で供される。金目鯛の若狭焼きとクラゲ酢の物。身の脂はしっかり残して皮目はパリパリ火入れ。

酒肴盛りは水茄子の辛子漬け、焼きアスパラガスと炙ったバチコ、白芋茎胡麻和え。

この日いただいたお酒。口説き上手のこのジャケットはこちらの店のオリジナルバージョン。

この時期だけのスペシャリティの「鮑コロッケ」。柔らかく炊いた鮑と肝を練りこんだベシャメルソースがかなり美味しい。完成度がかなり高い逸品。

河内鴨を使ったつくねと九条ネギ。ふわふわ食感でみんな大好きな味わい。

鴨団子の出汁で一口ラーメンが供される。

食事は最初に蒸らしていない炊きたてのアルデンテ白ご飯が一文字で供される。続いて長野天竜川の鮎を焼いたものと揚げたものを合わせてて万願寺唐辛子と混ぜたご飯。最後に作りたての牛しぐれ煮ご飯と続く。

甘味は新生姜のシャーベットに宮崎マンゴーのペーストを乗せたもの。接遇も丁寧で美味しくて楽しくて今回もいい時間を過ごすことができました。。

帰りはすぐ近くのバー瀧のカンカン(高濃度のジントニック)を昭和のジュークボックスのレコードと一緒に楽しんでから帰宅する。

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大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317


カテゴリー 梅田/JR大阪, 和食 |

料理屋 稲家 4月

北新地の定期訪問する表記の店をミナミの和食店のご主人と訪問。北新地駅11-23出口から徒歩1分、ステーキロンの裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。三宮のミシュラン店「植むら」で修行をされた向井理そっくりの店主が営むカウンター8席のお店。

場所柄ホステスさんとの同伴食事客が多く18時一斉スタートで20時15分には食事が終了となるようにされている。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみでお酒を入れて支払いはだいたい3万円くらいになる高級店。

座付は軽く炭火で炙った平貝とミル貝。あしらえには春の山菜の芹、こごみ、わさび菜など。柑橘のジュレがかかってさっぱりした口当たり。

煮物椀は大振りの活車海老の入った薄ピンク色の真薯。あしらえはカタクリの葉、神馬草、黄柚子など。

刺身はしっかりと脂が乗った明石の鯛の塩山葵添え。盛り付けはとてもシンプル。

脂ののった太刀魚の南蛮漬けとアスパラガスの白酢かけ。。

小鉢に入ったホタルイカの沖漬けはかなり薄味。日本酒との相性がとてもいい。

銀鱈味噌漬けはふわふわの甘い身が秀逸。魚の味噌漬けって美味しい・・・

「坊主殺し」という海藻と走りの毛蟹。「坊主殺し」は健康にいいので長寿になるので坊主の仕事がなくなる・・・というところから付けられた名前。

北海道産の巨大な帆立貝柱のフライは揚げたてを手渡しで・・・

旬の黒メバルと筍と蕗の炊き合わせ。たっぷりの花山椒が載せられる。

食事は炊きたてのご飯一口から。続いて炭火で焼き上げた桜鱒と若ごぼうの釜炊きご飯。カウンターでさっと作る牛しぐれご飯と続く。

蕗の薹の入ったチーズケーキと琵琶のコンポート。。

今回は小布施のワイン造りと同じ工法で作るお酒と日高見の瓢箪型のものをいただきました。ごちそうさまでした。

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大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3177

 


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