Bacaro 4月 *阿倍野のイタリアンバル【大阪市 天王寺/阿倍野】

3月に引き続き阿倍野の表記の店を再訪問。お店をご紹介いただいたこのブログの読者様に感謝。

阿倍野の交差点を東に100mくらいの路地に位置する。阿倍野駅から徒歩3分くらい。2年前から営業されているとのこと。店名の『BACARO(バカロ)』気軽に酒を飲みながら軽く食べられる場所のことを指す、ベネチアにしかない文化らしい。

小さなお店はスタンディングで8人くらい収容。ボローニア出身の陽気な女性店主のアラさんが一人で切り盛り。日本語が堪能で彼女がいるだけで誰もが楽しい気分になる。

付き出しは削ったパルミジャーノが供される。これと樽生スパークリングは相性が完璧。しっかりとした塩味と旨みがある。ドリンクのラインナップもスピリッツを使ったカクテルなどイタリア感がある。

ショーケースには、「チケッティ」と呼ばれるイタリアのおつまみがたくさん並ぶ。
テリーヌ、リエット・・・ビジュアルも素敵すぎるものばかり。

この他にも様々なチーズ、ハム、サラミなどがある。メインはリゾットやサルチッシャ、合鴨のコンフィなどがおすすめらしい。

生ハムの盛り合わせとプロシュットコットとブリーチーズをのせたバケットをいただく。サルシッチャはボリューム満点で香草の香りも豊か。料理の提供スピードがとにかく早い。

日本語が上手で底抜けに明るいイタリア人のアレちゃんは最近日本の方と結婚したらしい。海外からのお客さんも多くて色々な言葉が飛び交う。

素朴な味のグリッシーニをつまみながら白ワインをいただく。

前回は生ポルチーニ茸のリゾットをいただいたので今回は鮑の岩のりのリゾットをいただこうと思ったんだけど鮑が品切れ。アレさんおすすめの「とうもろこしのリゾット」を所望する。ワインが際限なくいただける逸品。ごちそうさまでした・・・・

前回の記事はこちら

大阪市阿倍野区阿倍野筋3-8-15
17:00~25:00

大阪市 天王寺/阿倍野 イタリアン

なにわ翁 *北浜のミシュラン蕎麦店【大阪市 北浜】

西天満の表記の有名蕎麦店を訪問。なにわ橋駅からほと5分くらい。1930年創業で昭和26年に現在の老松通りに移転されたと聞き及ぶ。界隈にコインパーキングがあるけどかなり高額。おすすめは徒歩圏内にある弁護士会館の地下駐車場。

ホールは女将さんが切り盛りされていて目配りがかなりいい。盛り蕎麦1100円〜を中心に冷たいものから温かいものまで色々なメニューがある。季節のお蕎麦も葛かけ湯葉そば2000円、白魚玉子とじそば2650円、肉ざるそば2750円などもある。手打ちそばは二八と十割を選ぶことができる。蕎麦前の酒肴もたくさんある。どのメニューも価格は総じて高め。今回は鴨ざるそば2750円を注文する。

しばらくして到着。ざるに盛り込まれた緑がかった蕎麦はビジュアルも美しい。
蕎麦だけいただくと、ほんのりと風味を感じ、適度なコシ感もあり、のど越しもいい。鴨のエキスをしっかり感じることのできるつけ汁もかなり美味しい。分厚い鴨肉も6枚はど入理食べ応え満点。葱の火入れも完璧でバランスよく出汁が蕎麦に絡んでかなり美味しくいただけた。

会計時は何も言わなくても領収書を渡してくれました。

大阪市北区西天満4丁目1−18
11:30〜20:00
定休日: 日・月曜日

大阪市 北浜 蕎麦

齋華 *京都で最も予約が取れない(らしい)中華店

カード会社から招待いただいて表記の有名中華料理店を友人と訪問。京都のヌーベルシノワを代表する店と言われる。場所は京都駅からタクシーで10分くらいの泉涌寺の裏手の静謐な林のなかの一軒家。

店内は靴を脱いであがる掘りごたつ式のきつきつカウンターが12席。
カウンター席からはガラス越しに季節の木々のある庭が見える。この日はドリンク別で料理32000円のコースとのこと(別途サービス料)

料理はシェフがほぼ一人で作りホールスタッフさんが3名。接遇は冷ややかで雑、疲れている感あり。ホスピタリティは残念ながら感じなかった・・・京都らしいとも言える。

最初に春巻き登場。中には旬のホタルイカと瑞々しいアスパラガスが入る。上にXO醬がたっぷり添えられる。これはかなり美味しかった。

続いての冷菜は鯛昆布じめの上に生クラゲを乗せたもの。青ネギの中華ソースにベルーガキャビアが添えられる。少し足しすぎの感があるけどこのバランスは好みの問題。

豚肉だと思った料理は胡瓜に穴子という異色の組み合わせ。煮穴子はとても上質で上手に火入れされていた。四川紅油(ホンユ)ソースも深い味わい。

揚げフカヒレのスープ仕立ては分厚くてもっちりしたフカヒレが好印象。わざとかも知れないがトリュフは香りが完全に抜けていた。

花巻ぱんを焼いたものが供された後でスネ、タン、ハチノスの3種類の肉の煮込みを辛めのソースで和えたもの登場。肉を食べた後、余ったソースで皮もっちりの焼き餃子をいただく趣向。

続いて北京ダックが包まれた状態で登場。もちもちしてパリパリする食感の対比がとてもいい。こちらの店のスペシャリテの鮑麺が登場。加水率の高い細麺の上に柔らかく炊いた鮑が乗せられる。ソースは鮑の肝ソース。当初は鮑だけを提供していて常連の方の意見で麺を添えたとのこと。個人的には麺は不要と考える。

締めは麻婆豆腐と坦々麺から選ぶ。(両方を選ぶこともできる)シェフの挨拶は一切なしで常連客と話し込んでずっと料理がなかなか出てこないことに閉口する。また、カウンターで同席の京都人の客が大声で話しまくって最後まで居酒屋のような厳しい空気感となっていた。この店は3回ぐらい訪問すれば私にも良さがわかるかもしれないと思った・・・・

京都市東山区泉涌寺山内町35-3
18:00〜22:00

中華料理 京都市